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岸田さんへのラブレター。『岸田だから愛したんじゃなくて、愛したのが岸田だった。』

会ってみたい人がいる。

岸田奈美さん

その人だ。

会ってみたい人トップ10に入る。
そのうち5人ぐらいは既にこの世にはいないので
実質、トップ5だ。

普通、作家さんを”さん”付けでは呼ばないのだろうが
さん付けで呼びたくなるくらい
謎の親近感を持っている。

もちろんお会いしたことはない。

私にとってはnoteを知るきっかけになった人でもあるので
岸田さんはnoteの女王でもある。

繰り返すが
もちろん謁見したことはない。

サイン会もちょくちょくされているのは存じ上げているが
女王に謁見だなんて恐れ多くて未だ参加できていない。


岸田奈美さんは文筆家だ。

中学2年生の時にお父上が心筋梗塞により急逝後、
車いすユーザーのお母上、
生まれつきダウン症の弟さん、
認知症で荒ぶり中のおばあ様、
愛犬の小梅さん
という最愛の家族に囲まれて生きている素敵な人だ。

そんな岸田さんの人生には
何故か
メガトン級の波乱万丈が付いて回っている。

二人の美女から妻を選び、双子が生まれ、
その後
石にされたうえに盗賊に盗まれ、どうにか人間に戻り、世界を救う
“天空の勇者 其の5”
なんて正直、目じゃない。
(めっちゃくちゃ好きなゲーム)

なにせ、岸田さんの元には天から魚が降ってくるのだから。

もう、映画の世界である。

皆さんの周りに、天から魚が降ってきた経験のある人が何人いるだろうか?
私の周りは0である。
そんな人がいたら話を聞いてみたいのに・・・0である。
残念すぎる・・・。


波乱メガトン万丈にも毎回驚かされるのだが、
何より驚くのは
岸田さんのその


だ。

愛だろ、愛っ。
って、昔、CMで永瀬正敏が言ってたな。

そう、まさにその愛。

愛っていうと、こっぱずかしい感じがするが
岸田‘s愛は全然そんなことがない。

何度でも口に出せるタイプの

だ。

メガトン級の色々が起き
どん底に落ちて
地面にひれ伏し
心が石になっても、

大好きな家族や周囲の人からの愛と
大好きな家族や周囲の人への愛で

岸田さんは
石の心から、人間の心に戻る。
そのうち地面から顔を上げ、膝立ちくらいになる。
いつの間にか、しっかりその二本の足で立ち上がる。
そして、「波乱メガトン万丈」という敵に立ち向かっていく。

その姿はまさに勇者だ。
Kisidan Quest である。


私はこんなにしなやかに強い人を知らない。

なんども言うが、
謁見したことはないので
文章からしか推測はできないが
ひょっとしたら、岸田さん自身は決して強くなくて
それが周囲の人に伝わり
大切な人からの“岸田を守れ!!”という愛が
岸田奈美という人に鎧と兜を着せ、
勇者にしているのかもしれない。


岸田さんの文章を読んでいると
愛のある人には愛が引き寄せられてくることを痛感する。
・・・岸田さんにはそれ以外もたまに引き寄せられてくるけれど。

そしてその愛が文章から溢れ出ている気がする。

読んだことのない人は、
どの文章でもいいから一度読んでみて欲しい

と太文字にして記しておく。

辛いことも悲しいことも
泣きながら笑って書いているような文章に触れると
読んでいる自分まで泣きながら笑って
岸田さんがもらっている愛を
少しだけお裾分けしてもらっている。・・・気になる。

そして
元気になる

勇者・岸田さん
いつも少しだけ、愛のはじっこを、勝手にお裾分けしてもらっています。
ありがとうございます


ちなみに、
今の私の楽しみは
7月9日から NHK の ドラマ10 で
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
が放送されることなのである。


【参考】
岸田奈美 
小学館
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった。

ライツ社
もうあかんわ日記

その他 
岸田奈美さんの X や note などなど


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