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暮らすように旅するブエノスアイレス③|ちょっと足を伸ばして

アルゼンチンのブエノスアイレスは歩ける範囲だけでもたくさん素敵な景色を見ることができますが、Uberや地下鉄を駆使すれば、また新たな一面を見ることができます。

ブエノスアイレスのさまざまな景色を、写真と共にお届けします。


絵画のようなカラフルな街、カミニート

ブエノスアイレスの中でも、ひときわカラフルな街、カミニート(caminito)。古くはイタリア系移民の方々がこの港町の壁を塗り始め、その後、街は一度廃れてしまったものの、有名な画家が復活させ、いまの色鮮やかな街の姿になったそう。タンゴ発祥の地とも言われています。

メキシコのオアハカなどのカラフルな街ともまた異なる色彩。国や地域によって、それぞれ根づいた配色パターンがあり、きっとその色には、その土地の文化や自然、長い歴史などさまざまな背景があるのだろうなと、そんなことを考えながら、足の向くままに街歩きをしました。

ちなみにこのエリアはレストランや商店も多く、ブエノスアイレスでお土産を買うならここカミニートが1番充実してるような気がします。(お土産についてはまた別の記事にまとめます)

活気があふれるサンテルモ市場

Mercado San Termo。Camitoに行った後に立ち寄りました。食べ物が中心の市場ですが、マテ茶カップやお土産のお店、レストランもあり、とても活気がありました。

入ってびっくり!色彩豊かな教会

ブエノスアイレスの中心地から西に少し離れたところにある教会、La Basílica María Auxiliadora y San Carlos。

一体何種類の色を使っているのでしょう。赤白の柱に、青い夜空のような天井。強い色ばかりかと思いきや、淡い青色を使っていたり。何時間でも眺めていたくなるような光景が広がっていました。(実際は息子がすぐに飽きたので少ししか見れずでしたが。笑)

子どもが喜ぶ!恐竜博物館

先ほどの教会の近くに、博物館、Museo de Ciencias Naturales Bernardino Rivadaviaもあったので、恐竜好きな息子のために、立ち寄りました。

図鑑で見たことのある、ラプトルや、アマルガサウルスの骨を見ることができて、親子でワクワクしました。子ども向けに、骨の発掘を模した砂場のような場所もあり、息子も楽しそうに遊んでいました。

建物自体も歴史がある荘厳な作り。階段の欄干にアンモナイトのデザインがあるのも素敵でした。

世界一美しい本屋さん、El Ateneo

かつて劇場だった建物が、そのまま本屋さんになっていて、世界一美しい本屋さんとも言われているそうです。テラス席にも本が並べられ、舞台だった場所はカフェになっています。地下には子ども向けの本も並び、アルゼンチン代表サッカー選手のメッシの塗り絵などもありました。

ブエノスアイレスには、同じEl Ateneoの本屋さんが何店舗かあります。どのお店も素敵な雰囲気ですが、こちらの写真の本屋さんに行きたい方は、住所が、Av. Sta. Fe 1860, C1123 Cdad. Autónoma de Buenos Airesの店舗を訪れてください。

建物が美しい、水道博物館

Museo del Agua y de la Historia Sanitariaは、本屋さんの近くにある水道博物館。展示物は少ないのですが、ここの見どころは建物そのもの。歴史あるヨーロッパ調の建物は、中に入ってしばらく進むと、工場のような無骨なパイプが並んでいて、外観と内観のギャップに驚かされました。

まるで家のよう!大きなお墓が並ぶ、レコレータ墓地

Cementerio de la Recoleta。それぞれのお墓が、故人の好みや雰囲気に合わせて作られているようで、この方は音楽が好きだったのかな、本が好きだったのかなと、知らない方のお墓ですが、その方のことを想像しながら回ることができました。近くには老舗カフェもあり、墓地に入る前にひと休憩できました。

老舗カフェLa Biela

息子のための景色、駅と電車

Estacion Retiro

息子が飽きないよう、ところどころで電車・地下鉄に乗ったり、駅の見学に行きました。終着点の駅はとても大きく、素敵なスターバックスもありました。

地下鉄と同じくSube(カード)で乗車できます

ブエノスアイレスの市内の移動は、息子が電車好きということもあり、地下鉄を多く利用しました。ここで驚いたことが一つ。

地下鉄は時間帯によっては席が埋まっていることもあったのですが、乗った瞬間に、誰かが必ず、息子に席を譲ってくれるのです。譲られ確率は100%。平均譲られタイムはなんと3秒(体感で)!そういう法律でもあるのかな?と思うほど、みなさんササっと席を譲ってくださいました。

メキシコは言葉や態度で愛情表現豊かに子どもに接することが多く、アルゼンチンは一見クールですが子どもへの優しさをさらっと見せてくれる、という印象。どちらにも良さがあって素敵だし、やはり中南米は子どもに優しい国が多いなぁと、なんだか暖かい気持ちになりました。

見どころたっぷりのブエノスアイレス。どの場所にも自力で行ける交通手段(地下鉄、バス、Uberなど)があると言う点でも、旅先として魅力的だなと感じました。

\ブエノスアイレスの記事はこちらも/

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