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焦りは禁物!大人の習い事やトレーニングが伸びる4つの秘訣!

仕事柄、書道教室以外の場面でも、「字が上手になるには何をしたらいいんですか?」という質問を受けることが良くあります。

現代は、字を使ったコミュニケーションは大半がスマホやPC。

字を書く機会はめっきり減っているため、いざ字を書く時に、「あれ?私の字ってこんなんだったっけ?」と呆然・唖然としてしまう人が多いようです。

字の上達までの道のりは一朝一夕には行きません。

焦りは禁物ですが、「時間」と「気持ち」の使い方を変えるだけで上達します。

これは字に限らず習い事・トレーニング全般に言えることなので、ポイントを4つに集約しました。

「秘訣」と言ってる割には、全然特別なことではありませんので、ぜひ参考になさってください。

小さな目標を立てる

大谷翔平選手のプレイに憧れて、野球を始めようと決意したあなた。

「大谷選手のようになりたい!二刀流の大リーガーになりたい!」

と思っても、今までボールを持ったことも無ければ、今目指すのは、キャッチボールが出来るようになることです。


ゲームのドラゴンクエストでプレイを始めて、自分の職業を最初に選んだ時は、当たり前ですがみんなレベル1。

仲間にレベル99の僧侶がいて「すっげー!あーなりたい!」と思ったところで、あなたが今目指せるのは、目の前のレベル2です。


超一流のプレーヤーを目標にすることはとても大切なことです。

でも、そのプレーヤーと自分とを比較して「あー、私なんて…」と落ち込む必要はありません。

だって、やったことないんだもん。当たり前じゃん…。


習い事で挫折するのは、目標設定を最初から大きくしすぎることも原因の一つ。

正月に「〇〇するぞ!」と立てた目標が続かないのは、気合いを入れて大きな目標を立ててているからかもしれません。

まずは、自分が出来そうな小さな目標を立てることをおすすめします。


立てた目標を習慣化する

私の書道教室の生徒さんから「どうすれば字が上手になりますか?」と聞かれたときには、

「まずは教室に来ることを習慣化しましょう。それだけでも何割かは上達したようなものです。」

とお伝えしています。

「そんなことでいいんですか…?」と言う生徒さんが多いのですが、実際に、習い事を継続できること自体がすごいことなのです。

予約ラボというサイトで実施した「オトナの習い事に関する調査レポート」でも、習い事が3年以上続いている人は3割程度と出ています。https://yoyakulab.net/business/lesson-user-report/


私の教室でも、通学・通信含めて、2年以上継続されている人は2~3割程度です。

なので、継続している生徒さん、自信を持ってください!

そこから、教室に来ることがルーティン化したら、次の目標を立てれば良いのです。

私の書道教室でも、生徒さんの習熟度を見ながら、段階的に目標を立てるようにしています。


ちなみに、私は最近、ご飯を食べる前に腹筋を35回やってます。

筋トレを頻繁にやっている人からしたら、トレーニングにもならない数でしょう。最初は10回でもひーひー言ってましたが、5回ずつ回数を増やして、今は35回。

一度「これ、もっと行けるんじゃね?」と思って、調子に乗って一気に回数を増やしたんですが、テンションがだだ下がったので、また回数を減らしました。

私が調子に乗って腹筋の回数を増やしたのは悪い例ですが、最初から大きいことやろうと思わずに、小さな達成感を小刻みに味わって、スタンダードとなる数字をじわじわと上げるところから始めましょう。

すき間時間を活用する

仕事と仕事の合間やちょっとした移動時間、何してますか?

リラックスする為に時間を使うのも大事ですが、何となくスマホでゲームとかネットサーフィンしてませんか?

息抜きの時間も必要ですが、特に時間を決めず、ただ惰性でやっているのであれば、その中の5分でも10分でも勉強の時間に回してみましょう。

例えば。

1日10分勉強に使ったとして、
1ヵ月で、10分×30日=300分
1年に換算すると、10分×365日=3600分≒約60時間

この60時間を惰性で無駄遣いするか、自分の成長のために使うかで、1年で大きな差がつきます。


ただ、勉強や習い事で、道具がなければ出来ない、身体を使わなければならないという方も多いでしょう。

でも、そんな時は「見るだけ」でも大事な勉強になります。

書道でも見て学ぶ「目習い」という言葉がありますが、今は、YouTubeやブログなどもありますから、移動時間や休憩時間をフルに活用しましょう。


美しい文字の書き方を学びたい時は、私が運営している「もじTube」で書き方動画の配信をしていますので、ぜひご活用ください。

チャンネル登録、よろしくお願いします!

一つ一つの行動や物に気持ちを向ける

最後は、気の持ち方の話です。

上3つの内容を全否定するような話になるかもしれませんが、私が主催する美文字レッスンで、全く練習しなくても字が劇的に上手になるという方が度々いらっしゃいます。

それはなぜかというと、字を書く時に気持ちを込めているから。

実は、物事の上達は「気持ち」だけで50%くらい解決していることもあります。

字の練習に例えると、例えば手紙を書く前に何を思い浮かべるかがポイントです。

・この手紙は誰のために書くか?
・その相手に失礼にならないように字を書くにはどうするか?
・字が上手だね!と褒められたい

などを思いながら書くと、その気持ちがペン先へ繋がって、パワーとなって良い字が書けます。

もし、自分の気持ちをペン先に繋げるイメージがしにくかったら、

「私は、Mr.マリック。これがハンドパワーです!」
「私は、サイババ。手からビブーティ(砂)出します!」

という感じで、誰かになりきってみるのも良いですね。

「物に気持ちを向ける」ので、代表的なのは、なかやまきんに君がやっている「おい!オレの筋肉!」と、自分で自分の筋肉に話しかけるアレ。

無意識だったものを意識化させる、眠っている細胞を起こしてあげる大事な作業です。

普段気にしていなかったことを気にしてあげる、自分の行動の先にいる人、行動の先にあるモノに思いを馳せるだけで、自然と行動が丁寧になるはずです。

これは習い事だけではなく、日常生活でも活用できます。
口から発する言葉の使い方、ドアの開け閉め、ちょっとした行動に気持ちを向けてみてください。

【おまけ】行動の習慣化に関するおすすめ書籍

「行動の習慣化」に関しては、沢山の書籍が出ています。

私も、教室運営や自身の成長のために色々と勉強していますが、その中でもとても読みやすかった本を紹介します。

どちらの本も、習慣のメカニズム、私たちが陥りやすい罠を分かりやすく解説してくれているのでおすすめです。

目標設定は「こんなことでいいの?」と拍子抜けするほど小さいことから。
そこからの積み重ねがいかに大切かが分かります。


DaiGoさんらしい、科学的根拠や裏付けに基づく具体的な行動例が盛りだくさん。今までの悪癖を修正するきっかけにもなります。

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