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「1分間」で考える

・ 自分が判断しないと、チーム全体の行動が遅れていく
・ 小さく試しながら行動するので、結果が出るのが遅い
・ 計画を立てるのに、時間が掛かり過ぎている

ビジネスマンであれば、誰しも悩んだことがあると思います。

「ただ、スピードを上げれば良い」というものでもありません。
「結果が出るかわからないが、とりあえずやってみよう」
の姿勢は新卒時代でもない限り、なかなか取れないのが現実です。

とはいえ、

✅ 決断力・判断力を高めたい
✅ 行動のスピードを上げていきたい
✅ 高速でPDCAを回したい

というときに、
どのような取り組みをしていけば良いでしょうか?

私は、

  「1分間」で考えるフレーム

を実践していくことをおススメします。


「時間」で区切る

何かを判断したいときに、

  △ 答えが出るまで、考える

こともあるかと思いますが、
脊髄反射的に「これだ!」という答えが出ていない時点で
長時間考えても、短時間で考えても
出てくる答えに大差はありません。

それであれば、

  ◎ 答えを出すのに最短の時間(=1分間)で、考える

方が、建設的です。

多くの場合、何か失敗する際は

   △ 決断が間違っていた

よりも、

  ◎ 決断できなかった
  ◎ 決断したことをやりきれなかった

の方が要因として挙がってきます。

大切なのは、

  その時点での答えを出して、行動に移すこと

なので、

  決めた時間内で、答えを出す反復練習

が、決断力を高めるために有効です。

※ 決断力・完遂力については、以下をご参照ください。


「1分間」をスタートする前にやること

「何を考えようか…」からスタートすると、1分では足りません。
「1分間」をスタートする前に「考えるテーマ」
決めておきます。

この「考えるテーマ」の設定の仕方が、重要です。
ポイントは2点、

✅ 前提条件を疑わないこと
✅ 答えを出せるレベルまで、問いを分解すること

です。

前提条件を疑わないこと

その時点での答えを出して、行動に移すこと

が目的なので、
「そもそも、これって…」を考えてはいけません。

あくまで「その時点」での答えなので、
前提条件が変われば、内容も変わります。

そのときは、改めて答えを出せばOKです。


考えるテーマを「分解」する

ターゲット企業に対して
①どの製品を / ②どのように 提案すれば良いか?

のように、問いが2軸ある内容
1分間で答えを出すには不適切です。

その場合は、

 ターゲット企業に対して
 ①どの製品 を提案すれば良いか?
 ターゲット企業に対して
 ②どのように 提案すれば良いか?

のように、問いと答えが1:1になるように分解します。

5W1Hの中でも、

Why : なぜ するのか?
What : 何を するのか?
How : どのように するのか?

の3点がそれぞれ整理できると、
スッキリとしたアウトプットが出せるはずです。


日頃の反復練習が、本番での結果を生み出す

運動での練習→試合と同じで、ビジネスにおいても

  常日頃から、短時間で判断している

という反復練習のベースが

  パっと答えを求められたときの決断力

に繋がります。

長すぎず、短すぎずの「1分」という時間。

この「1分間」の繰り返しが
みなさんの決断力を補助する一助になれば、幸いです。

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