フォローしませんか?
シェア
憂田めろん
2020年9月9日 17:28
秋の風は不思議だ。 時に、夏を思い出させるフワッと包み込むような風。 時に、冬を感じさせるツンッと突き刺すような風。 今は、後者の方が多くなってきた。 そんな風に吹かれながら、僕たちは近所のイチョウ並木を散歩している。 床には、紅色や山吹色、橙色、鮮やかに色付いたイチョウと紅葉の絨毯が敷いてある。 僕たちは所謂、紅葉狩りをしながらゆっくりと歩く。 紅葉の絨毯は歩く
2020年8月27日 16:49
空を見上げると大きな入道雲がひとつ。 そこにいつにも増してギラギラと輝く太陽が見え隠れをしている。ーーザァーン、ザザァーン… 目の前に広がる大海原の地平線には太陽の光が反射し、キラキラとし、手前では白い波が砂浜を湿らしている。 僕らは自動販売機と、白いベンチしか無い小さな無人駅で列車を待ってた。 決して気持ちの良いとは言えない、生温かい風が2人の頬を撫でる。 君は、微妙に残