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『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)

『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)

 橘川幸夫は1972年の「ロッキング・オン」創刊以来、既存の出版社のメディアの作り方とは別の「参加型メディア」という独自の方法を模索してきました。

 50歳までは、社会の中で具体的なメディア開発を模索し、50歳をすぎた時に、次の世代に自分の経験をバトンタッチするために私塾をはじめました。

 最初は「リアルテキスト塾」という名前で、客観的な文章技術ではなく、リアルな自分自身の感覚での表現を目指すために、まとわりついている社会的な価値観から自由になるための、さまざまなメソッドを開発してきました。うまくいったかは分かりませんが、20年くらいで、200人ぐらいの塾生と同じ時間を過ごしました。その間、専門学校や大学の教員として、一般的な教育の枠の中でも「新しい教育」のあり方を模索してきました。

 2020年にコロナ・パンデミックが世界を覆い、それまで当たり前として学校や会社に通う日常が停止しました。多くの人が、自宅に孤立しました。ZOOMが一気に広がり、それまで一般的ではなかったオンライン会議やスクールが一般化しました。

 私はリアルに集まって実施していたリアルテキスト塾をやめて、オンラインによる「YAMI大学深呼吸学部」を開設しました。田原真人、平野友康という、すでに実績も人脈もある二人が参加してくれたことで、これまでは橘川に関心があった人が集まったリアルテキスト塾のメンバーとは違う、多様な人たちが参加してくれました。

 コロナ渦の深呼吸学部は、毎週土曜日に5時間余りの集中講義を実に100回連続して実施しました。この濃密な時間共有体験は、私の人生でも稀有な出来事で、生涯忘れることはないでしょう。また、天変地異が起こらない限り、二度とああいう環境も現れないと思います。

 コロナが引き潮のように消えていく中で、私はコロナ渦の深呼吸学部を卒業し、次の時代環境に即した動きをはじめます。第二次深呼吸学部と呼んで、コロナ環境からのテイクオフをはかりました。そして、第二次深呼吸学部のみんなと模索している中で『イコール』というリアルメディアの構想を思いつき、現実化しました。

 そして、『イコール』は創刊され、水平方向には、田原『イコール』、久恒『イコール』という、新しい編集長による『イコール』が創刊されていきます。縦報告では『ロコール』『ハコール』『ニコール』というミニメディアが塾生たちが創刊し、この動きの中で自己学習しながら、メディアの本質と手法を学んでいくことになると思う。やがて、このミニコミの中から、成熟したグループが『イコール』の戦線に並んでくると思います。

ということで、「リアルテキスト塾」「深呼吸学部」「第二次深呼吸学部」を終了して、次は『イコール』を運営・展開するための「イコール編集塾」をスタートすることにしました。新しい仲間を募集します。


「イコール編集塾」募集要項

●企画趣旨
AIとロボットの進化は、人間がこれまで作ってきた社会の基本エンジンである企業組織のあり方を大きく変化させます。その中で、人間は何をすればよいのか。簡単に言えば、ゼロからの自己表現と関係性の充実です。雑誌『イコール』は、大きく変わりつつある現代社会の、さまざまな領域の最前線で未来を模索している人の、想いや経験を集めていきます。『イコール』ムーブメントの実践的な編集作業を行うことが「イコール編集塾」のテーマになります。

●参加方法

1.これまでの橘川の塾生は無制限に参加出来ます。
サークルサイトに登録されている人は、「グループ」に「イコール編集塾」を追加してください。分からない場合は橘川まで連絡を。

2.新規に参加したい人は、以下で登録してください。新規の方は、以下のサイトで登録してください。登録画面の下の方に「所属」という項目がありますので、「イコール編集塾」で設定してください。

(ご注意)「イコール編集塾」はグループ単位での参加になります。基本4人一組になりますので、単独で参加される場合は、4人揃ってからの案内となりますので、集まるまでしばらくお待ちください。

3.グループでの参加を募集します。学習塾や教員の方で関心のある方は橘川まで連絡ください。

●参加費

参加費は基本無料として、投げ銭方式になります。
『イコール』が実施するクラファンや、余裕のある方は、橘川後援会などの支援をお願いします。

「橘川幸夫さんの活動を支援する会」

ただし、講義の記録動画や内部資料は、Noteの有料マガジンで掲載していきます。

●内容

作業内容や運営方法は、参加者のオリエンテーションで説明します。オリエンテーションを見てからの参加でも大丈夫なので、オリエンみたい人は連絡をください。

連絡先 『イコール』編集部(info@equal-mag.jp)


●新しい方式について

今回から、参加希望者か集まったら4人一組で参加してもらいます。
4人で編集バンドを作り、ミニコミ作成がメインです。テーマは自分たちで決めてもよいし、橘川の方で提案する場合もあります。

この作業がメインで、あとは、橘川の講義や、コラム執筆・ソーシャル編集会議などの参加はこれまでとおりです。

一人で頑張りたい人は、すでに自分で出版出来るソリューションはたくさんあるので、自分ひとりで頑張ってください。

新人バンドに対しては、深呼吸学部の先輩がサポートにつきます。

学習塾や先生やってる人で、グループとして、参加したい人がいれば、連絡ください。

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2024年5月、橘川幸夫責任編集の『イコール』が創刊されました。 著者(仲間)と読者(これから仲間に…

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