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「未利用魚」って何?

未利用魚の定義

未利用魚には、様々な定義があります。
簡単に言うと「使われない魚」「価値のない魚」のことです。
市場に卸すことのできない魚がよい例かもしれません。
その種類はさまざま、、、、、、で、実はおいしいけれど売値が安価で卸しても損をするなんてこともあります。
そこで今日は未利用魚について少しお話しができたらと思っています。

未利用魚がでるのはなぜ?

私は、旦那さんが底引き網漁をしています。
底引き網漁とは、全国底曳網漁業連合会によると下記の定義がされています。
【底びき網漁業とは、漁船から伸ばした曳き綱(ワイヤー等)に連結した漁網を曳航し、漁獲を行う漁法です。】
底引き網漁と言っても種類はたくさんあります。
その中で小型機船底びき網漁業を行っています。
旦那さんは、地元の漁港から30分長いときは2時間以上をかけて、漁場に向かいます。

出典:WWFジャパン(https://www.wwf.or.jp/)

底引き網漁は、袋状の網を海に沈め、何時間かそのまま船で曳いて魚を獲る方法です。
袋状なので、一気に魚を捕獲することができるメリットがあります。
しかし、たくさん獲れた魚の中には、まだ成長途中の魚、市場に卸しても値段がつかない魚、袋の中にずっといるので、近くにいる魚とぶつかりあって傷ついてしまう魚など、市場に出荷できないものもいます。
それが、いわゆる「未利用魚」です。
このような魚は、全国の漁師さんが抱える問題でもあります。

未利用魚の利用方法

未利用魚は、あまり使い勝手がよくない魚です。
捌くのが大変、骨がましく、身が少ないものが多いので嫌がれる存在です。
だから「売れない。」がついて回ってしまいます。
そのため、販売にはつながりません。
自家消費したり、ご近所さんへお配りしたりということで、消費してきました。
獲れる魚にもよりますが、さまざまな料理にして楽しんでいます。
基本は、魚が小さいものが多いので、頭と内臓を取ってできる料理をしていきます。
塩焼き、南蛮漬け、煮つけなど魚の種類や大きさで調理方法を考えます。
しかし、それだけでは消費しきれない量の未利用魚が獲れることもあります。
だからこそ何かに利用したいと考えています。

海の恵み

最近は、地球温暖化などの環境の変化が著しいのか、獲れる魚の種類や量も年々変わってきているのが現状です。
獲れていたものが獲れない、みたこともない魚が獲れるなんてこともあります。
環境を守りながら、獲れたものを大切にしていくのも、漁師や漁業に関わる人たちの責任だと考えています。
だからこそSDGsの目標でもある「つくるせき責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」といことを考えながら仕事をしていこうとも思っています。
海は遠いようで、生活には欠かせないものがたくさんあります。
だからこそ海を大切にして、「海の恵み」を守り、ずっと豊かさが維持できるように、みんなに意識してもらえるようなきっかけをこれからも作っていいきたいです。
ぜひ応援をお願いします。

最後に

現在、このプロジェクトでは本日紹介した、「未利用魚」を活用したレトルト食品づくりを本格的に開始しました。
そこで、食品づくりに必要な製造費をクラウドファンディングで資金調達をしております。
ぜひ、ご賛同いただき、ご支援をお願いします。
詳しくは下記のURLをクリックしてください!!

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