植物性インターミッテントファスティング

皆さん、インターミッテントファスティングって知ってます?
正確に言うと2種類あって食事をする時間を一日の中で14時~18時までにして、そのほかの時間は食べないという生活をする方法ともう一つは5:2法と呼ばれる5日普通に食べて2日は食事制限をするという方法。
2,3年前に流行ったファスティングでして、様々な研究が行われた結果2型糖尿病の症状改善に効果があると認められたりと医学的にも効果があるとされているファスティング法です。
個人的に断食ってなんか好きになれなくてですね、食べたい欲求を無理して抑えても結局また食べて元に戻っちゃうんだから意味なくね?
って思ってしまうんですよね。確かに、腸内細菌の編成を変えるなんて効果も認めれてますから効果はあると思うんですが、それなら普段の食生活を改善して腸内細菌を改善するほうが確実ですよね?って思うんですよね。
まぁでも我慢によって前頭葉は鍛えられるかもしれませんね!

そのファスティング嫌いの自分でもインターミッテントファスティングはすごく気に入ってます。なんでしょう、無理しないでいいし、空腹感が気持ちいいし、でも後でちゃんと食べれるからストレスも少なくて仕事に支障も来さず、むしろ調子が良いっていう良いことづくめ。

「デイブ・アスピリーが提唱したバターコーヒー+ファスティング」

このインターミッテントファスティングの概念にバターコーヒーを組み合わせるダイエット方法を提唱した人こそが「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」で名を馳せたデイブ・アスピリー氏です。

彼が提唱したインターミッテントファスティング(以下:IMF)は食事をする時間を6時間以内に収め、残りの18時間をファスティングするという方法に加え、空腹を抑えるために朝、バターコーヒーを飲むことで脂肪燃焼のスイッチを入れると共に空腹感を抑えることでIMFをより実践しやすいものにするという方法でした。
彼いわく、脂肪を摂取していると、脳はある程度の食欲を抑える力を発揮するらしく、自分も実践していたときは確かにその食欲抑制効果を実感出来ました。それは彼が推奨しているオーガニックの牧草で育った牛のバターに多く含まれている必須脂肪酸とMCTオイルによる効果だそうです。
簡単に説明しますと、MCTオイルは脳や体内でそのままエネルギーとして使える希少な油で、ココナッツオイルに多く含まれています。
彼の理論はファスティング中はこのMCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸をエネルギーそし、そしてバターに含まれる脂肪酸を摂取することによって体内にケトン体を発生させて体重を落とすという理論でした。

でも思ったんです。
根本的に全部日本人の体には合わないよな、と。

「コーヒーに含まれるカフェインの代謝能力が日本人は低い」

まず、そもそも毎日コーヒーを飲む?
そんなコトしたら確実にカフェイン耐性がついてしまって、日に日に飲む量が増えていきますし、そもそも日本人はカフェインの代謝能力が低い民族です。そんなに毎日コーヒーばっかり飲んでいたらいくらバターを入れていると言っても胃酸過多を引き起こしますし、睡眠障害すら引き起こす可能性があります。自分は日本の睡眠障害の何割かはコーヒーの飲みすぎによる自立神経失調とカフェインの過剰摂取が原因だと思っています。

「それならカフェインレスならどうなの?」

って話ですが、リスクとしてはそんなに大差無いです。D・アスピリー氏もこれについては言及していますがカフェインを抜く際に薬剤が使われている可能性が高く、安全なカフェインレスなら結構ですが、まぁ探すのは相当大変だと思います。
それに日本人なら緑茶を飲んだ方が体に合っています。緑茶は腸内細菌の改善にも効果的ですし、冬場であれば風邪予防にも効果があります。
カフェインの量も1/10程度ですしね。

「カフェインの摂取は思っている以上にリスクが高い」

前の記事でもお話しましたが、ダイエットや減量において重要なのはしっかり寝て、脳の機能を改善することです。
それなのに、毎日コーヒーを飲んでいたら確実に体内に残留カフェイン量が増え続けて、睡眠の質を低下させていきます。
これについては「SLEEP」で一躍有名になってショーン・スティーブンソン氏も「コーヒーは多くても3日に1杯程度に抑えるべきだし、可能であれば飲まないに越したことはない」と言及しています。


ついでなので、余談ですがはっきりと言及しておきますと毎日コーヒーを飲まないと生活出来ない人は既に睡眠負債を相当量抱えています。
この睡眠負債によって発生する脳内の老廃物質をアミロイドβと言い、これが蓄積されればされるほど脳機能は低下し、仕事のパフォーマンスはおろか日常における認知機能までも低下します。
コーヒーに含まれる有機酸にはこのアミロイドβを取り除く効果があるのですが、それと同時にカフェインという多大なるリスクも同時に摂取することになります。
なので毎日コーヒーを飲まないと生活出来ない人は要注意です。
その状態では本来のパフォーマンスは出ませんし、ダイエットや減量を行うには不向きな状態です。
いくら「趣向品として嗜んでいる」と言い張っても脳が健康であれば身体そのものがあまりコーヒーを受け付けなくなります。
これはカフェインが過剰に自律神経を刺激するのを不快だと認識する能力が正常に働いている証拠だと私は考えています。

先程紹介したD・アスピリー氏を最近ネットで見かけましたが案の定、リバウンドしていました。まぁダイエットビジネスで儲けようとしている人なんてそんあもんです。

※ちなみに本ブログで紹介する植物性インターミッテントファスティング
にはこの脳疲労を取り除く働きもあります。

「日本人のエンテロタイプはケトン体ダイエットに不向き」

エンテロタイプというのはその民族の腸内細菌タイプのことをいう単語なのですが、日本人の腸内細菌タイプはそもそも炭水化物の利用に優れた腸内細菌タイプなんですね。その他のアジア人も同様で、世界では他にスウェーデン人も同じエンテロタイプです。
炭水化物を利用してアミノ酸やその他の栄養を作り出す能力に長けていたからこそ、昔の日本人の男性は一日に3~5合近いご飯を食べていてもみんな良い身体してましたし、肥満なんてものとは無縁の生活を送っていたんですね。
その日本人がわざわざ動物性脂肪を摂取することで発生するケトン体をベースにダイエットしようなんてことがそもそも合っていなんです。
前の記事でも紹介しましたが、糖質制限が日本人に合っていない理由でもあります。
欧米人が行うならまだわかります。彼らの腸内細菌はタンパク質の分解能力が高く、狩猟民族としての特徴が残っていますから、動物性脂肪の摂取によって発生するケトン体をダイエットに応用してもそこまで弊害は無いと思います。
(金は掛かりますし、発がんリスクは上昇しますが)

で、思ったんです。
でもこの理論を応用して日本人向けの植物性のインターミッテントファスティングを行ったら確実かつ健康的に痩せられるよな?と。

この発想が大当たりでした。
先程挙げたすべてのリスクを回避しながら、植物性のものを中心とすることでインターミッテントファスティングを行う方法を確立出来たんです。
もちろん、脳疲労を取り除く効果も大腸がんのリスクを軽減する効果もあるし、骨密度が低下するなんて事は起こりません。
女性であれば肌はキレイになるし、男性であれば引き締まった身体になります。

次回「植物性インターミッテントファスティングの具体的方法について」
お送りします。

ベジタブルインターミッテントファスティングの方がかっこいいかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?