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投資に関するニュースを通じて世界をみていきます。 平日の朝に更新。
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#米利下げ

米国利下げ可能性浮上。米国債は2017年来の低水準

週明け3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前週末比4.74ドル高の2万4819.78ドルで取引を終えた。前週末に354ドル安と大きく値を下げた反動で、買い戻しがやや優勢となった。
 ただ、米中の貿易摩擦や米国による対メキシコ制裁関税が世界経済を減速させることへの懸念も根強く、ダウ平均は一時130ドル余り下げる場面もあった。

米国債2017年以来の低水準指標10年債利回

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貿易戦争に動き、メキシコ・中国の追加関税の行方

ここに来て貿易戦争の進展が加速している。

メキシコ追加関税の先送り検討株価の急落を受けてだろうか。

米国は、トランプ大統領が表明したメキシコからの輸入品への関税適用を先送りすることを検討している。ブルームバーグが6日、匿名の関係者の話として報じた。メキシコとの協議に時間をかけるためという。 

トランプ大統領は5月30日、メキシコが中米などから米国に向かう移民を阻止しなければ、今月10日に同国

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期待で上がる米国市場。FOMCに集まる期待

市場は過熱感を増す。

17日の米国株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる中、ハイテク株に支えられ小幅高で取引を終了した。

連邦準備理事会(FRB)は18─19日のFOMCで金利を据え置くとみられているが、声明では米中貿易摩擦の影響に関する見解が示される見通しで、年内の利下げに向けた地ならしを行うとの見方が大勢となっている。
ニューヨーク連銀が17日公表した6月のNY州製造業

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米中首脳会談の実現。世界は金融緩和に向かうか

遂に首脳会談が実現。

トランプ米大統領は18日、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを明らかにし、米中首脳会談を今月末に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて実施すると述べた。首脳会談に先立ち両国は通商問題を巡る事前協議を開始する。

米中首脳会談の実現トランプ大統領はこれまでに、対中関税を「少なくとも」さらに3000億ドル分上乗せする可能性があるとし、G2

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「忍耐強く」の文言削除。7月の利下げと貿易戦争の行方に焦点

予想通り、可もなく不可もなく。

米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定した。ただ不確実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があることも示唆した。

「忍耐強く」の文言は削除FRBはFOMC声明で、「景気拡大を維持するために適切に行

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米イラン問題は激化。FRBはトランプ政権に待った

米国とイランとの間の対立は25日も一段と高まり、米国が前日に発表した制裁措置についてイランのロウハニ大統領が「知的」面で問題があると批判した一方、トランプ米大統領はイランが攻撃すれば米国は「圧倒的な力」で対応する姿勢を示した。

イラン大統領、米国を激しく批判イランのロウハニ大統領は、同国の最高指導者ハメネイ師に対する米国の新たな制裁を批判し、ハメネイ師は海外に資産を所有しておらず、制裁は失敗する

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