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『好きな色』と『似合う色』が違うは本当か?

こんな内容を耳にしたことはないですか?
『好きな色』と『似合う色』が違うと言う話
たしかに一理あると思います。
自分が持つベースカラー(肌の色 イエベ,ブルベのこと)に相性の良い色というのは確かにあります。 
しかし タイトルにもあることは本当なの?と思ったことがあるんですよね。

それで 実験。
全てを別々に見るからわからないと思い パーソナルカラーでいうシーズンでのコーディネートをしてみました。

(左から Spring  Autumn  Summer、Winter)

どうでしょう。
こんな比較あまりしないですよね。
モデルは同一人物ですが どれが彼女に似合うと感じますか?

私の結論は どれも良いと感じるのですよね。
まだ10代の若い子なので 診断での変化は大きくなく どれも彼女らしいなと思いました。
その中でも 彼女はイエベだなと判断しました。
なぜそう感じたのか?
summerでのパステル系のカラーを当てた際 ラベンダー色がグレーのような写り方をする その1点でした。

実際メイクでも 下地にピンク系を使っていたのですが 顔が白塗りのように見える‼️  
立体感が失われていました。UVケアのクリームに ハイライトゾーンにだけそのピンク系下地を取り入れることを提案
立体感と奥行きのある彼女の美しさを引き出す事ができました。

さて 私が色だけでは変わらないと話すのには
すべてのものからエネルギーが出ているからこそその情報を上手に使って欲しいからです。

同じ色でも こんなに色の表現がある。


赤でも 『紅』と表現すれば赤紫よりになり 『朱』は橙色に近い赤となる。
そこに鮮やかさ彩度や明るさ明度 の色の三要素から作られていく。このニュアンスの違いで カラー診断などは自身との相性を見ていく。
しかし 同じ赤でも自分の好きな赤のニュアンスってみなさんそれぞれもっています。

中山庸子さん著 『夢ノート』のつくり方 という本の中にこの様な内容がありました。

専門家から「あなたの色はこれ」と言われたら 頷く気持ちもわかる。
でも本来、色ってそんな単純なものじゃない。そんな簡単に人間を数パターンの色のグループに分けられるくらいなら 絵描きもファッションデザイナーもいらない

と 美術の先生からイラストの世界へと芸術をやってきた中山さんの感性は 私もとても共感します。

『好きな色』には"気持ち良さ"や"幸福な気分"を感じるのだと思う。気持ち良いというのも人によってそれぞれで,激しく強いものが快い人もいれば穏やかなものに大きな安らぎを感じる人もいる。
(中略)
『好き』はとにかくその人の根幹関わる事なのだから何より尊重しなくてはいけないのだ。

大切な事は 『好き』という自身の気持ちを大切にする。
カラー診断などの結果は ひとつの情報として
『私にはそんなデータがあるのか‼️ おもしろいな』というくらいな気持ちで 楽しんで欲しいのです。

その気持ちの持ち方が 豊かになる第一歩。
表現力が増えるための要素なのです。

あともうひとつ 
診断している人もその日その日で周波数が変わっていってます。
その方から見たらそう見えた‼️ という事です。
人は見えているものが違います。 感じ方も違う。日によっても コンディションによっても

しかし色のプロのアドバイスをきいた時、
自分はどう感じたのか? 
『確かに この色苦手だったのはこういう事か‼️』  『根拠はないけどこの色を着た時可愛く見えるとおもってたのは相性が良かったからか』  という具合に 自分の感情の動きや今までの経験の答え合わせを自分の中でしてほしい。 
そうする事で診断の意味が大きくなります。

色との付き合い方の参考になれば嬉しいです。

要は演出であり バランスです。

YUKIKO

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