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20:終わらない感じの「おわりに」

写真はフォトウェディング。顔出しを夫が嫌がるのでこんなベタなやつに。

こんな感じで日々いろいろなことがあったりなかったりして過ごしていくわけだが、ラジオの復帰を考えていたので2回目のミイラ展をきっかけにラジオの相方とラジオを収録した。

まず今までのようにテーマを頭の中にある程度まとめておいて話すのに、メモ書きが必要な度合いが増えた。2本収録して1本はミイラ展に行ってきました、と言うフリートーク。

そしてもう1本はテーマ。

…こちらがやりにくさ倍増していた。例えば年号とか時系列などを簡単にまとめておいたものを脇見しながら同時にラジオを進めるのが今までのやり方だったが、まず読み難いこと!かなり大きめの17級くらいの大きさじゃないと厳しいことなどがわかった。

あらかじめプリントアウトしたものを作っておいたが、プリンターの調子がおかしく基本、壊れているため、夫にコンビニプリントを頼むと、カラーの部分を白黒で印刷してしまい、強調しなければならない部分がカラーの白黒バージョンなので逆に薄く出ると言うことになり読むときにパニックになりそうになった。

これらを改善する必要があるためプリンターを新たに購入した。

以前使っていたものが中古だったこともあり同じ失敗をしたくないので正規品。これで1文字を大きく印刷すると枚数が増えてしまって、そこも問題なのだけど。フリートーク中心のラジオだったら大丈夫かもだが、それもそれでハードル高い。いままで、普通に話すとロクなフリートークにならないので。

なんにせよまだしばらく時間がかかりそうだ。滑舌の悪さはそこまで気にならなくはなったがナレーション的な朗読は絶対に噛むし、失敗するので、他の人に任せることで解決すると思う。

こんな感じで日々トライ&エラーで過ごしていてもう4月になったので入院から半年が経った。半年が目安と言うその半年。できることもだいぶ増えて普通に過ごせるように。3月の終わりぐらいから自宅の階段であれば手すりにつかまらないで上り下りできるようになった。外だと何かあったときに怖いから触れる感じには手すりに触れておくが、かなりのスピードで上り下りはできるようになっている。

足の感覚も、つい最近まで足先まで神経が通っている感じがしなかったのが足先までなんとなく通電しているようだ。

※ただし、これには本当にムラがある。入院初期からそうなのだが徐々に快方にむかうというよりある日突然「覚醒」したようにできるようになる。かと思えば、停滞、というにはひどいくらい状態が悪くなったり。小走りできるんじゃないかというくらいの時もあれば、スキー靴を2個くらい重ねて履いてるんじゃないかと思うくらい足が重くてしんどかったり。

生理も関係あるようだ。今までそういうものに感情の変化はないほうだったが、ホルモンだとしたらあるだろうし、毎日脳梗塞関連の薬を服用しているのも関係あるかもしれない。

そして、これは高次脳全般というより、私が、だと思って全ての患者さんに当てはまることではないと前置いておくが(あと、ゲルストマン特有のところは除く)、基本得意だったことは普通くらいに、苦手だったことは更に壊滅的に苦手になった。

情緒や性格は変わっていないつもりだが、本来の「気質」は漏れるようになってしまったかもしれない。(喧嘩した夫にサイコパス呼ばわりされたのだけは心外だが)

このノートをまとめるにあたり、バナーとできたらツイッターのバナーも作ろうと思った。それには避けてきた画像編集ソフトと、ペンタブを使う必要がある。フォトショ、クリスタを扱うには、自分がどの程度扱えるのか初めて試すのに準備が整うまでなるべく先延ばしにする必要があった。

イケる(バナーくらいなら)と思って制作にまるまる2日かかった。(この程度ので)そもそもレイヤ1枚開いたら、「あれ、これどうするんだっけ」とか、そんな感じだった。これは作業的な話で、描画に関しては見ている位置と脳が認識している位置がズレるため、(と、たぶん麻痺)消しゴムや色塗りすらできなかった。しかし選択範囲にして形を選択するなどしたら塗りつぶしはできる。

つまり、認知症のような症状を出しながらもパソコンなどの機械操作はでき、だとすれば音声編集も可能か。(オーダシティは入れ直し済)

描画に関しては以前何度か試したが、顔の場合右側にいくにしたがって描けなくなり、目のあたりしか描けない。髪も逆方向にわけめを描いてしまうなどなかなか酷い。以前ツイッターでマシ?なのをあげたが、本当はあれ以上たとえば人の手とか足とか、動物とか、論外で描けなかった。

このバナーづくりはそういった意味では「できない」ことを確認する作業であり初めて少し泣いた。 

やはり絵は無理か。しかし意外な発見もあった。これをすることによってかどうかわからないが、翌日、今まで決まったところに文字や絵を記入できなかったのが治っていたのだ。(もしくはキーボード使いまくって文字見てたたせい?)

病院で自分の名前は書けても署名する位置がずれる、アンケートの丸印をよくわからないところに付けてしまう等があったが(正の字も丸印もずれるため口頭でトイレの回数を言っていたがいまならできるかもしれない。全然数えたくないけど)

…こうやってあがったら、また停滞、もしくは下がる。株と似てる。

こうなってから一日の活動時間にリミットがあり、それ以上は活動しても概ね無駄になる。状況にも左右されやすいため、表立った行動ができるかは量の調整と体調次第だと思った。脳梗塞以前に体調不良で少し休職しようとおもっていた訳だし…。

夫が「負けん気の強いひとや」と言った。サイコパス呼ばわりしたくせに(笑)負けん気~は誉め言葉と受け取っておこうと思う。

この前結婚写真のデータが届いた。楽しく撮ってたのがよく出ていて気に入った。と言うことで今後は特筆すべきことや、飛躍的変化があればまたノートに…なんとか4月1日に心機一転アップしたかったけど間に合いませんでした(笑)

どうもありがとうごさいました!

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