【CEOブログ】転売ってなんでダメなんだっけ?|先輩の公演を紹介しながら考えたこと
27歳女性CEOが日々の学びを記載するnote
行ってきました。
浅草六笑(あさくさろくしょう)2022
私が企業研修のコンテンツとして扱っている即興演劇を、正当に(?)エンターテイメントとして公演活動しているロクディムの皆様のショー
まぁ、この感想はおいおい書いていくとして、この公演においてビジネスについて考えたことをシェアしようと思います。
転売って何が悪いんだっけ??
今回の浅草六笑で、「わいわい一緒券」という形でチケットが販売されていました。
通常1人4,000円のところ、誘い合って6人で来たら1人1,000円引きで見ることができるよ!というシステム。
このシステムめちゃくちゃ良かった話は一旦置いておいて。ロクディムを広めたい私はこのシステムを使ってこんなことをしていました。
ここでだ。
私がこのチケットを3,200円で売ったら、ビジネスになるな、と思ったの。(してないよ、思考実験としてね)
でも、これって多分転売よね?
しかしながら、私はこの200円を全然気持ちよく請求できるし、立派な(ちゃんと他者貢献をなしている)ビジネスだよな、という気もしているの。
では、悪質な転売と今回の(してないけど)パターンと何が違うのか。考えてみたよ!
これ以降、一般論になってきて、もはやロクディムさんは関係なくなってくるので、ロクディム=アーティストに変換して思考実験進めていきます。
ターゲット層から考える互いの利益
この悪質な転売とそうでない転売を分ける視点を、ターゲット層の違いから考えてみました。
今回私が届くといいなと思ったのは、この企画がなかったら観劇しなかったであろう人たちです。
となると、利益は・・・
アーティスト
本来0円だった収益が3,000円になる。空いてしまう席が埋まる。
観劇者
本来4,000円のところを3,000円で観劇できる。チケット購入作業をせずに済む。
では、悪質な転売をしている人は転売がいなくても、というか転売ヤーにお金を払ってでもなんとしても行きたいという気持ちのある人です。
となると利益は
アーティスト
元々きてくれるはずの人なので、利益はないですね。
観劇者
見れなかったはずのものを高額で支払うことによって観劇の機会を得ることができる。
ふむふむ、
良質転売ヤーは両方に利益があり、悪質転売ヤーにはお金を払っている観劇者にのみ利益を提供していそうです。また悪質転売ヤーは、本来観劇者としてサービスを享受できた人の権利を剥奪もしていますね。
ここで、悪質転売ヤーからチケットを買った観劇者が払っている高額な料金は、何に対してのお金なんでしょう??という疑問が湧いてきました。
転売ヤーは何にお金をもらっているのか?
それぞれの場合で考えてみます。
うんうん、
ちゃんと転売ヤーの存在とか、やってくれたことに対しての対価としてお金が払われている感じがしますね。
一方悪質転売ヤーは・・・?
本来は販売開始と同時にクリックしまくるチケット戦争を制したり、同じ確率の中で行われる抽選で当選するのを願うなどでゲットする必要があったチケット。これを転売ヤーは「お金を払えば買える」という仕組みに変換してくれているわけですね。
これはお金を持っている人にとってはありがたシステム変換ですね。その努力やら準備に金額を払っている部分はありそうです。
一方、それだけ高額になっても観に行きたい!どうしても会いたい!と思ってもらうパフォーマンスをしてきたのはアーティストですよね。
その希少性とか価値の部分を、転売ヤーがお金として享受するのはおかしな話で。もはやアーティストにとっては損害です。
私が考えたのは代理店ビジネスなんだなと理解
と、ここまで書いてきて(考えてみて)
私が今回考えたのは、代理店ってやつなんだなとわかりました。
旅行いくときのじゃらんとかbooking.comとかそういうやつ、っていうとイメージ湧くかな?旅行者は直接旅館とかに問い合わせもできるけど、じゃらんとかを通すと、まとめて紹介してくれて代わりに予約受付してくれて、提供にあたって連絡も一定になってくれてるみたいな。
なんとなく、チケットを定価以上の価格で売る=転売=悪質、とすぐに紐づいたけど、紐を解いていくと行われている営みには大きな違いがあるよな〜と思います。
また、書いてみるとめちゃくちゃ当たり前のことだったな、とも思ったり。でも世の中は当たり前のことで全てが回っているんだよな、そこに気づくことが大事だよな、と思ったり。
こんなことをうにゃうにゃ考えているのが好きで、何かの役に立たないもんかな〜と、これもまたうにゃうにゃ考えてます。
そんな私の、頭の中覗き見記事でした!!
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