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【自己紹介】英語で生活保護世帯から脱却して外資キャリアを構築した話

はじめまして、自己紹介記事を読んでいただきありがとうございます。
マーライオンと申します。【純ジャパのための外資キャリア】をテーマに情報発信をしています。

このブログの目的

このブログでは、関西の田舎生活保護世帯で育ち、英語を勉強して外資キャリアを始めた経緯をお伝えし、同じような境遇の方々の道標になればと願って運営しています。

かなりニッチな読者対象になってしまいますが、誠心誠意情報をお届けしていきますので、よろしくお願いいたします。

作者の基本情報:英語で生活保護から脱却

詳細情報:人生の転換点を時系列に

私がこのブログを運営する上で大切にしているのは、自身の実体験です。
人生における転換点をモチベーショングラフ形式で紹介し、詳しい自己紹介をさせていただきます。

田舎に誕生:金の切れ目が縁の切れ目

私は日本の田舎で生まれました。家庭が崩壊し、両親が離婚したため、母子家庭で育ちました。幼少期だったのでの記憶はあまりありませんが、企業だけでなく、夫婦関係でも金銭的な問題はよく起こるものですね。

生活保護生活:相対的貧困の連鎖を断ち切るためには「勉強」しかない

私自身を含めて生活保護世帯が多い地域で育ったため、今でも強く課題意識を感じているのは貧困の負の連鎖です。

とりわけ日本ではひとり親世帯の相対的貧困率は45.5%(グラフ右軸)と、先進国の中では最悪の結果となっています。

相対的貧困とは、その国や地域の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態のことを指します。所得でみると、世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分(貧困線)に満たない状態のことを言います。

厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」より引用

少し暗い話になってしまいましたが、幸いにして我が国日本には素晴らしい生活保護制度があるため、なんとか生きていくことができました。ありがとうございます。

そんな中で唯一救いとなってくれたのは、勉強で成果を出すということでした。

生活保護世帯が多い地域に限らず、いつの時代も差別いじめは存在しています。もともと成績は良くなかったですが(苦手というより、そもそも勉強できる環境ではなかった)、中3の6月に突然英語のテストでクラス最高得点を叩き出しました。

その後、周りの目が変わり、スクールカーストが急上昇したのを記憶しています。以降は、テストの点数という客観的な数値で成果に出すことに注力してきました。

この経験から、(少なくとも当時の自分にとっては)勉強こそが貧困の負の連鎖を断ち切る手段だと信じています。

シンガポール修学旅行:人生の大転換点

「マーライオン」というニックネームの由来は別記事にて解説します

以前、港区の中学校がシンガポールに修学旅行に行くということで話題になりましたが、修学旅行先がシンガポールの公立高校に運よく入学できました。

「3泊5日・67万円」で大炎上! 港区立中学校「シンガポール修学旅行」 関係者が明かした「費用の内訳と保護者への気配り」

私自身、このためだけに中学3年生の時から必死に勉強し、塾に通わずに入学することができました。家計が厳しかった中、修学旅行代を捻出してくれた母親には感謝しています。

初めての海外でしたが、カタコトの英語でも現地の人とコミュニケーションを取り、英語が通じたことは今でも感動的な思い出です。

この小さな成功体験が私の人生を変え、大学生になったらシンガポールに留学することを決意しました。

港区の中学校に関しては、「贅沢だ、不平等だ」との批判の声もありますが、実際に私のように人生が劇的に変わる経験をする生徒もいるはずです。67万円の投資で将来のグローバルキャリアを築き、収入を倍増させることができれば、費用対効果は非常に高いと考えます。

シンガポール留学:お金は意志のあるところに付いてくる

留学中の何気ない一コマ

高校受験では奇跡的な結果を出しましたが、大学受験では第一志望の国立大学への合格は叶いませんでした。

最終的に第三志望の私立大学に進学することになりましたが、受験の失敗と生活保護世帯であることに加えて、私立大学に通うことに申し訳なさを感じていました。

しかし、私は主席での卒業を目指し、給付型奨学金で授業料を全額補填することを決意しました。この決意給付型奨学金を引き寄せ、さらには生活保護世帯にとっては無謀だと思われる1年間のシンガポール留学のための資金調達ができました。

この経験から学んだことは、留学や起業など、意志のある行動を取ることでお金が後からついてくるということです。

新卒海外就職:大人の言うことは鵜吞みにしない

シンガポールの金融街

シンガポールへの留学が終わりに近づき、就職も大好きなシンガポールで行うことを決心しました。

しかしながら、スキルや経験がない大学生の私がシンガポールで仕事を見つけるのは難しいと、多くの人に否定されました。

そもそも海外で働いたことすらない大人の意見は無視しました

数多くの不合格と失敗を重ねましたが、最終的にはとある米系投資銀行のシンガポールオフィスにて現地採用のご縁を頂くことができました。

親切で失敗しないよう助言をくれる大人もいますが、鵜呑みにしてはいけません。

詳細はこちらの記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

MBA:テクノロジーが教育機会格差を解決する

無事シンガポールで新卒就職を果たしたものの、毎日の仕事にはあまり充実感を感じていませんでした。そのため、MBAを取得してキャリアを変えることを考えていました。

ヨーロッパ、アメリカ、アジアのMBAを訪問し、それぞれの魅力を感じましたが、再度金銭的な問題に直面しました。しかし、そんな中、授業料無料でスマホで受講できるオンラインMBAが現れました。

Quantic School of Business and Technologyは教育格差をテクノロジーで解決したいというビジョンを持つ学校で、私もそのビジョンに共感しました。

外コン転職:自分の課題は自分で解決する

素材サイトからダウンロードしましたが、本当にこんな感じの職場でした

新卒でシンガポールに就職することができたのは本当に嬉しかったですが、シンガポールから日本を見渡してみると、日本経済の大きさには驚きました。

大学生の頃は日本オワコン論者でしたが、実際はまだまだ世界3位の経済大国です。特に金融業の規模という点では、アジアの中でも圧倒的な存在感を感じました。

そのため、東京で転職先を探すことにしました。最終的には東京オフィスでもグローバルな環境である外資系コンサルティングファームに転職することができました。

コンサルタントとしてM&Aや中期経営計画、企業再生などの経験を積むことができましたが、同時にコンサルタントの限界も感じました。なぜなら、コンサルタントはクライアントの課題を一緒に解決し、サポートすることが求められますが、実際にはクライアントが自走できてしまうと案件が減ってしまうという自己矛盾を抱えているからです。

また、一部のクライアントはコンサルタントに丸投げすることで課題が解決されると思っていることもあります。そこで、「自分の課題は自分で解決すべきではないか?」と考えるようになり、スタートアップに挑戦してみることにしました。

外資スタートアップ解雇:資金繰りの大変さを痛感する

素材サイトからダウンロードしましたが、本当にこんな感じで当日宣告されて追い出されます

晴れてとある外資のスタートアップに転職しましたが、半年間の試用期間の終わりと同時に、会社全体での人員削減の対象となってしまいました。

自分の中ではまだまだこれからだと思っていましたし、解雇されるほどパフォーマンスが悪かったとは思わないですが、どうやら会社として資金調達が難航していたのが原因のようです。

心身ともに疲弊していたので、一カ月ほど人生の夏休みを取ることにしました。この経験もまた別の記事にしようと思います。

オンライン英会話講師:日本人の英語教育に目覚める

多少の貯金はありましたが、無職になってしまったので、一時的にオンライン英会話講師として働くことにしました。

実際にやってみると、自分独自の英語学習法や知識を生徒さんに伝えることがとても好評で、今までの仕事とは違ってやりがいを感じるようになりました。

何より魅力的なのは、年齢や性別によって英語学習に対するモチベーションが多様であることです。

以下のように英語の学習のノウハウを体系的にまとめた記事は随時追加していくのでご期待ください。

外資VC:3度の転職でやっと天職に

素材サイトからダウンロードしましたが、本当にこんな感じの職場です

元々は予定していた1か月の夏休みも3か月に延長してしまいましたが、最終的にはシンガポールにある外資VCで採用が決まりました。

3度の転職でやっと天職と言える仕事に巡り合えたのは喜びですが、転職活動には苦労や失敗もたくさんありました。

特に前職での短期離職が問題となり、予想以上に長引いて苦戦しました。その経験を踏まえて、転職時に注意すべきポイントを以下の記事でまとめました。

現職は、東南アジア、インド、アメリカのスタートアップに投資して成長をサポートすることです。忙しいですが、充実感のある日々を送っています。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます!

有名人でもない一般的な個人の人生ストーリーの需要が少ないかもしれませんが、自分の経験が似たような境遇の人たちに少しでも役に立てば本望です。

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