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次世代の海外オンラインMBAはスマホで完結!?Quantic School of Business and Technologyを卒業生が解説

この記事の対象者

・海外MBAを検討しているものの、学費とGMATの要件の高さに驚愕して諦めかけている人
・仕事や家庭の都合で、対面ではなくオンラインMBAを検討している人
・Quanticという次世代のモバイルMBAを噂で聞いて気になっている人

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Quantic MBA受験当時のプロフィール

私自身もMBAにはずっと興味があったので、新卒1年目の時には旅行を兼ねて以下のMBAのキャンパスビジットをして講義に潜入したり、在学生に直接話を聞いたりしていました。

ヨーロッパ:LBS、Oxford、Cambridge、INSEAD
アメリカ:Wharton、Booth、Columbia
アジア:NUS、NTU、SMU、HKU

各MBAに個性があり、とても魅力を感じてはいたものの、当時はまだ貯金もあまりなかったので諦めかけていました。

そんな中、オンラインで学費が安いMBAはないかと探していたところ、Quantic School of Business and Technologyを発見しました。

当時はまだ3期生の募集が始まったばかりだったので、授業料も免除ということでダメ元で受験してみたら合格してしまったというのが実際のところです。

そんなご縁もあって、Quantic MBAを2019年2月から開始して2020年3月に卒業しました。

新卒1・2年目の時に土日を削って受講するのは大変でしたが、世界中に切磋琢磨できる同期がいたのでなんとかやり遂げることができました。

紙の卒業証書もアメリカから送られてきました

Quantic School of Business and Technologyとは?

改めて、Quantic School of Business and Technologyは2016年にアメリカのワシントン州にて設立された、モバイルアプリで完結する次世代のオンラインMBAです。若手向けMBAのみならず、シニア向けのEMBAも展開しています。

新興MBAであるものの、設立以来17,000人以上の卒業生を155か国以上に輩出しており、日本でも少しずつ卒業生が増えてきています。

最大の特徴は、アメリカの名門MBAに匹敵するようなカリキュラムと学生の質を担保している一方で、学費は200万円程度と劇的に抑えられている点です。

名門企業と名門大学の出身者と切磋琢磨できる環境
卒業後も世界中の仲間たちとオンライン・オフライン双方で交流できる

Quantic MBAならではの特徴

  1. スキマ時間でも学習できるようスマホアプリに最適化されている(PCのブラウザでも可能)

  2. 日々の学習は個人のペースに委ねられている一方で、オンラインでのグループワークや対面のイベントが世界中で開催されている

  3. 企業からのマネタイズを主な収益としており、学生からの学費は劇的に抑えられている

スマホ画面でもテンポよく学習できる洗練されたUIUXが特徴で、入学前でも無料体験コースが用意されている
東京でも対面イベントが定期的に開催されている
Slackでは日々盛んにコミュニケーションが生まれている

期間

14か月

学費

月額$950(約14万円)
多様な奨学金が用意されており、多くの学生が受給されているようです。

クラスサイズ

150-200人

平均年齢

29歳

応募要件

  1. 大卒資格

  2. 2年以上の実務経験(あくまで目安で、筆者はまだ実務経験10カ月の時に応募して合格でした)

  3. 英語力(TOEFL iBT 71やIELTS Academic 6.5が目安で、英語圏の大学を卒業していれば免除されます)

  4. GMATやGREの提出は任意(あくまで加点要素なので、筆者は受験すらしていませんでした)

選考プロセス

  1. 書類選考

    1. 基本情報の入力

    2. 学歴の入力

    3. 職歴の入力

    4. 英文職務経歴書のアップロード(任意)

    5. 奨学金の希望選択

    6. 志望動機の入力 (Why are you pursuing a business degree at this point in your career? And why are you considering Quantic School of Business and Technology in particular?)

    7. 民族や性別の選択(任意)

  2. オンライン英語面接

    1. 書類選考での志望動機の深堀

    2. 過去にオンラインでの学習をしたことがあるか?

    3. 学部時代に何を勉強していたか?

    4. 現職では何をしているか?

    5. 終始フレンドリーな雰囲気で、圧迫面接のような感じではないので安心してください。

  3. 合否判定

他のMBAと比較したQuantic MBAのメリット・デメリットは?

結論、これだけQuantic MBAについて解説しておいてですが、やはり金銭的・時間的に余裕があるのであれば対面型のMBAの方がいいと思います。

単純に教科書的な知識を獲得するだけであれば、オンラインでも、独学でもOKではあると思いますが、やはりMBAの最大の価値はブランドと卒業生のネットワークだと思います。

Quantic MBAも定期的に対面での交流機会を設けていますし、自ら企画することも可能ではあるのですが、同じ空間にいることを強制される環境の方が深い絆を築きやすいのはコロナを経て皆さん再認識したのではないでしょうか。

とはいえ、個人のニーズも異なれば、各MBAの特徴も異なりますので、参考程度に比較表を作成しました。

完全に筆者の独断と偏見です

Quantic MBAはこんな人におすすめ

・純粋にビジネスの知識を基礎から学びたい(正直私は商学部出身だったので知っていることが多かったですが、社会科学系の学部出身でない人には最高の導入だと思います。Quanticに限らず、どこのMBAでもかなり基礎から始まっていますので前提知識なしでも大丈夫です。)
・MBAのブランドなんて気にしない
・とにかく学費を抑えたい
・家庭や仕事の都合で引っ越しや通学はどうしてもできない
・オンラインでも積極的に関係構築できる自信がある

終わりに

Quantic MBAはいかがでしたか?

最近は「そもそもMBAに行く必要なんてあるのか?」という論争もあると思います。確かに、単純に知識の獲得だけであればグロービスのMBAシリーズが最高かつ十分だと思います。

とはいえ、お金や場所に関係なく世界中の人たちの学びあう環境をスマホの中で実現しているQuantic MBAの動向に期待できそうではないでしょうか?

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