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【共感覚】どういうモノなの?

共感覚 (きょうかんかく: Synesthesia)。
コレは病気ではなく、特別な能力のようなモノです。

簡単に説明すると、色に形を感じたり、数字や曜日に色が見えたり、
音に味を感じたりなど、とてもアーティスティックで第六感的な能力です。
つまり、通常の感覚以外の感覚が発生する、特殊な知覚現象です。

しかし、広いアメリカでも共感覚の存在が知られていない場合が多く、
まず最初に『何それ、病気なの?』と、訊き返されます…。

人間全員が持っている訳ではないので、やはりマイノリティー扱いに
なるのかな…理解がまるで無い者達に『頭がオカシイ』扱いをされたり、
イジメられたりと、あまり良い思い出はありませんが、わたしはそれでも
共感覚が大好きですし、誇りに思っています。 普通では出来ない、
面白い体験がたくさん出来ているのは事実ですから。

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まず、共感覚には2種類あります。
プロジェクター: 目で『見える』タイプの人達。
アソシエイター: 身体で『感じる』タイプの人達。

世界で一番多いのはプロジェクターで、一番理解されている共感覚です。
アソシエイターは少ない訳ではないと思いますが、理解され難いです…。
プロジェクターと違い、本人にしか解らない事なので、証明する方法が
ほとんど無いのが原因だと思います…。

そうです、わたしもアソシエイターなのです。
ただ、『統合失調感情障害』になってからは、プロジェクターとしての
能力も、少しずつ開花されて来たような気がしているのは事実です。
病気の症状である『幻視』とは、またちょっと違うのですよね。
(※幻視の時には見えるノイズが、共感覚の時には無い。)

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全ての学校で、ではないかもしれませんが、アメリカの学校では
共感覚の特別授業があり、その時に『共感覚』のコトを知りました。
それまでは、他のみんなも自分と同じように、音に味を感じたりなど
しているのだと思っていた為、ワザワザ人に訊いたりするような事では
ないと思っておりました。

ところが、自分は他の人とはまったく違うという事に気付かされました。
クラスには、何人かプロジェクターが居て、とても興味深かったです。
残念な事にアソシエイターは、わたしぐらいしか居りませんでしたが…。

その共感覚の授業は、特別なゲスト集団によって行われました。
そのゲストの大人達は、なんと、ほぼ全員が共感覚の持ち主でした!
しかし、その中でもプロジェクターがほとんどで、わたしのような
アソシエイターは、とても珍しがられました。

わたしはアソシエイターの中でも『強いアソシエイター』らしく、
そのゲストの大人達からは『貴方は特別なのよ!』と称賛されましたが、
それに嫉妬したクラスの子達からは、スゴイ目で睨まれたり、泣かれたり、
先生からも『メリカの頭がオカシイんじゃねえの?!』と言われたり、
散々でしたが、わたしはあの授業の日のコトが忘れられません。

わたしは霊感や第六感が強いので、エスパー的な能力も少しあります。
それを証明する事も出来、そのゲストの大人達は興味深く聞いてくれたり、
能力を褒めてくれたりしましたが、やはりクラスの先生はわたしのコトを
『頭のオカシイ子』扱いし続けました。 こういう心が狭い大人のせいで、
子供の不思議な能力って、どんどん削られて行くのだと思います…。

ちょっと長くなって来たので、続きはまた次の機会にしたいと思います。
しかし共感覚には、なんと60種類もあって、スゴイとしか言い様がない!
さすがに60種類全ては持っておりませんが、わたしはかなり多くの共感覚を
持っており、それらについて、少しずつお話して行けたらなと思います。

共感覚なお仲間さんも、心より募集しております。
プロジェクターでも、アソシエイターでも、どちらでも大歓迎です!

もし宜しければ応援と金銭的サポートをお願い致します。 闘病エッセイ漫画を描く為の材料費にしたり、 生きて行く為に大切に使う事を誓います。