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アマゾンAWSとグローバルペイメントがクラウドベースのプロセシング・プラットフォーム構築で提携

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』は、9回目でもシェアしたアマゾンのクラウドコンピューティングサービス「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」と、決済関連ソリューション企業「グローバルペイメント」の提携についてです。

アマゾンは、2020年8月3日付けプレスリリースで、「Global Payments Joins Forces with AWS to Deliver the Future of Payments(グローバルペイメントはペイメントの未来を切り開くためにAWSと提携する)」と発表しました。

プレスリリースによれば、米国ジョージア州を拠点とするグローバルペイメントはAWS上にクラウドベースのプロセシング・プラットフォームを構築して、クレジットカードやデビットカードの発行事業者がカードの発行や管理のライフサイクル全般をよりシームレスに運用できるようにするとしています(動画参照)。

また、世界100ヶ国以上で事業展開し年間約270億トランザクションを処理するグローバルペイメントは、AWSのグローバルなスケーラビリティを利用して、グローバルレベルでも同プロセシング・プラットフォームを導入していく予定です。

このnoteシリーズ『戦略をアップデートする』でもこれまで、DBS、HSBC、Finastra、MSCI、MasterCardといった金融機関や金融サービス事業者が戦略的にクラウドを利用する状況を紹介してきました。「金融×クラウド」の流れはもはや不可逆ですし、金融のデジタルトランスフォーメーションにとってのカギの一つこそクラウドなのです。

田中道昭

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