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チェロ弾きのためのエッセイ〜回帰〜


Day18
No.1

本日で18日目です。本来ならもうとっくに終わっているはずですが、そこは悪しからず。そして日が大分飛んでいることも後ほど。


改めて、楽器と自分の生活を適応させることが難しいなと、この課題を通して感じました。
どんなものでも、楽器は自身の感覚とのすり合わせです。「1日休んだら、元に戻すのに3日間かかる」なんて言われていますが、感覚の重要性をわかりやすく説いた言葉だなあといつも心に置いています。

私が勝手に打ち立てている目標ですが、
「生涯を通してチェロを弾き続ける」
ことを達成するためにも、この気づきはシンプルながらも大きいなと思います。これからこういった壁に何度もぶつかることを学ばせてくれました。


以前中学生3年生の時に、町と学校のプロジェクトとしてアメリカに10日間ホームステイに行ったことがありました。
ありきたりな感想ですが、周りの人がみんな英語を話している環境に乗り込むというのは、我ながら勇気あるなあ、なんて思います。
ですが、10日経ってみると英語で話すことの敷居は非常に低くなっていて、「今日の数学めんどくさ〜」なんてレベルで話していた気がします。

しかし、人間の慣れというものの恐ろしさは、その慣れの速さだけでなく、慣れが抜けていく速さも言えることなのだと思います。
アメリカから帰ってきてから数週間こそ、英語のリスニングはおふざけのように感じましたが、いつしかリスニングは問題という認識に変わり、中学の10日間で得た慣れは去っていきました。

今思えば、10日間という日にち自体短かったのかもしれません。ですが、慣れが経験に、経験が思い出に変わっていってしまった瞬間を味わったことも事実でした。


これって今やってる課題の、「Popperを30日間」も一緒なのかもしれません。
するとこれは目標を改めるべきですね。と言ってもそんな大それたことではないですが…


30日間なんて限定しなくてもいいんじゃない?


そんなわけなので、私は気の向くままにPopperの練習をし、気の向くままにnoteを投稿させていただきます。気づいたことの、自分への備忘録、ということも忘れずに。
noteの毎日投稿は厳しいですが、チェロは肌身離さずいられるようになりたいな、と思います。

もうすっかり秋ですし。


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