コミュニケーションで苛立つのはもうやめよう。伝えるは認識から〜『なぜあの人と話が噛み合わないのか』細谷功

3つの理由で、コミュニケーションがうまくいかない

①自分も相手も、人は悲しいほど自己中心的
②伝わっているという期待と幻想
③見ている立ち位置と解釈のフィルター

私たちは自分の言っていることは伝わっていると思っているし、相手が自分の言いたいことを理解してくれると互いに思っている。その上で、それぞれの視点も異なるし、視座も異なる。

他人の解釈は止められない

そもそも人は、経験や立場から、気にしているところや見ているところが違う。

「部分」であることに気づかない
同じ像を見ても、シッポを見ている人と、鼻を見ている人が、同じゾウの話をしていると、必ず食い違う。
つまり、本来のゾウを知らずにゾウを語り出すということ。

解釈の大きさが違う
自分のゴールの設定が及第点の人と、満点の人では、そもそも目指すスケールが異なる。また、海外に何度か行ったことある人とと、海外を旅する人が、世界の広さを語っても、切り取り方が大きく異なる。
どちらが正しいでは無く、異なるということ。

認識から始まる、コミュニケーション

同じものを見ていても、人それぞれ解釈が違うことがわかった。そこで、自分がそのコミュニケーション障害に陥らないように、名言をリバースフィルターとして手元に置いておくとよい。

岡目八目…一歩引いて客観的に見るとよく見える(評論・批判、他責の仕組み)
隣の芝は青い…ないものがよく見えているだけ
五十歩百歩…枠を捉え直すと大した問題じゃ無くなる、気にしていることは、実は全体の部分だった

ギャップを認識できたら、ほとんどコミュニケーションできたようなもの

まずは、相手をジャガイモと思え!

そもそも話なんて伝わらない。伝わるだろうという過信はやめましょう。

何度もあの手この手で確認しながら説明しよう。
そんな中でも、自分が全体のどこの話をしているのか、見える化するのは有効。それをしても食い違うなら、

相手とどんな解釈の違いがあり、伝わっていないのか?!

これがわかったら、それを埋めていくだけ。
相手や自分を「責める」のでは無く、自分と相手の解釈の差分を明らかにすることに努めましょう^ ^
きっと、自分が知らないことすら知らない領域に出会うでしょう。

相手を自分と同じように特別扱いする

相手も自分と同様に、自身を大切にしている。だから相手の解釈にしっかり耳を傾けて寄り添い、話を聞くことが大切なようだ。
そして、自分が伝えるときは、相手を責めるのでは無く、今ある違いを図で示し、確認しながら進めよう。
そして、意思決定をするときは全体像を前提として示す。
これでも、世の中は私の知らないことだらけ。学び続けよう^ ^

一緒に頑張りましょう♪

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