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自分を知ることが幸せの土台作り

幸せはどこにある

僕は人一倍幸せに執着していた。僕の幸せはみんなが幸せであることだと言って誰よりも自分を後回しにして、誰よりも気を使っているふりをした。その結果かどうかは分からないけど、ぽつんとひとりになった時に中身がすっからかんの空っぽだと思えてならなかったからだ。幸せはどこにあるんだろう。幸せはどうやって手に入れるんだろうと分からずに悩んだ結果、たくさんの自己啓発本を読みました。じゃあ、それで幸せになれたの?と、もし聞かれたら、答えに詰まってしまいます。僕はずっと迷っていました。どんなに探しても答えが見つからなかったからです。それは、ずっと誰かの幸せの答えばかりを求めていたから。自己啓発本は、もちろん素晴らしい事実ばかりが書かれているものばかり。それが、自分に当てはまるかどうかは分からないということ。ただのヒントやきっかけにしかならないということです。例えば、何よりも家族の時間を大切にしたいと思っているのに、仕事の成果が幸せと直結している。と書かれていても、そんなはずはないと思うに違いありません。そうです。僕の何が幸せかどうかは僕にしか分かりません。あなたの幸せはあなたにしか分かりません。それは、夫婦だから、親子だからとか、長く側にいるからというものでもありません。自分の幸せは自分の中にしかないからです。

幸せな人と幸せでない人の違い

僕は幸せを自分の外に求めていたのです。あの人のようになりたい。あの人みたいに仕事ができれば、きっと幸せだろうな。あの人のように、何でも知っていて何でも出来れば、きっと幸せだろうな。あの人のように。あの人みたいに。それは、幸せを他人にゆだねているようなもの。常に他人と比較して生きていかなくてはならなくなる。だから、どんなにお金や地位を手に入れたとしても、幸せは感じられなかったはずです。幸せを自分の外に求めることは他人との比較につながり、自己の内面をないがしろにしているようなもの。私たちは自分以外の何物かになる必要はないということ。あなたは幸せですかと聞かれて「はい」と答える人は、幸せを自分の中に求めているのかいないのかだということ。言い換えると、自分軸で生きているのかどうか。自分軸?ここで出てきたので、自分軸という言葉を簡単に説明させていただくと、自分とは何者ですかという質問にどう答えるのかということ。それは、私という人間は何によって幸せを感じられるのかということ。それはきっと拍子抜けするくらい普段当たり前に思っているものだと思います。だからこそ、過去の人生で直面した大きな問題と向き合ったときにあらわになるものです。子供の頃かやりたいことが出来ずにずっと虐げられてきた人は自由を求める人となり、自由というテーマが自分軸の芯となっていきます。僕の場合はひとり孤独になってしまった経験から、人生の軸は暖かさを求めており、だから、感謝や恩に敏感に感じるし、そこに強く幸せを感じます。

自分を好きになる

先ほど自分軸というお話しをしたから、難しく感じてしまうのかもしれませんが、伝えたいことは自分を好きになってほしいのです。幸せというと曖昧に幻想に聞こえてしまうかもしれないから。自分をすきになれば、自分のことを幸せにしたくなりますよね。誰かを好きになると、どんどん相手のことを知りたくなりませんか?好きなアーティストがいたら、他にどんな曲を歌っているのかと全部聴ききたくなります。また、好きになる時はその相手のことを少し深く知ったときに好きになってしまいます。相手の過去を知ったとき。誰にも見せない優しさをしったとき。その人の影の部分を見てしまったとき。だから、自分のことをどんどん知っていけば、好きになっていけるはずです。自分のことが嫌いだと思っている人は、本当の自分と向き合っていないからです。僕と同じだと思うので、お伝えすると、自分の好きな面だけを自分だと思っていませんか?自分の嫌いな面が目に入りそうになると、見ないふりや知らないふりを決め込んではいませんか?自分の嫌いな面を自分の一部ではないかのようにごまかしてはいませんか?それは思いっきり自分を否定しているんですよ。だから、幸せを外に求めちゃうんです。誰にでも認めたくない部分や情けない部分を持っている。その部分を見たくないからと言って無視を決め込んでしまうと、本当の自分を見失ってコントロール出来なくなる。人生のマネージメントが出来なくなるのです。どんな自分も認めてあげてください。こんな自分も私らしいなと思えることがも認めること。それを認めていく作業が本当の自分と向き合うこと。それは、決して楽なことじゃありません。時間もかかります。でも、少しでも、自分の嫌な部分を許せたら、ありのままの自分をすきになれたら、自分に対しても、人に対しても優しくなって自分を好きになる。それが自分軸となる。そして幸せですかという質問に気が付いたら「幸せ」だと答えることが出来るはずだと思います。

最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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