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ゼロコロナ緩和…どうなんでしょう?

とうとう中国当局が根負けしてゼロコロナ緩和すると言い始めているが…?

記事をぎゅっとまとめると

上海のウルムチでの火災事件をきっかけに全国デモに繋がった。
厳しすぎるゼロコロナに緩和の動きが出てきた。

と言った感じ。

今 中国では毎日のようにあちこちでゼロコロナ撤回と習近平退陣デモが起きています。
取材を受けてくれた人によると今日も上海のウルムチ地区でのデモがあり警官と衝突したとの事。
さらにたまたま近くに用事で出ていただけの友人がそこにいただけで問答無用で拘束されたそうです。
ひどい話です。

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ウルムチでのデモは市民ににとっては全国デモのきっかけとなった火事事件があります。
ゼロコロナによりマンションが封鎖されていた上海のウルムチ地区でしたが、11/24 火災が起きてバリケードで外に逃げられなかった住人が「開けて!出して!」と叫んでいた動画(結局10名が火災で亡くなってしまった)がSNSで全国に拡散され瞬く間に11/27 辺りから大規模な全国デモに発展しました。

ある意味 発祥の地となったウルムチ地区は人を集合させやすく発信しやすいので度々デモ拠点となっているようですね。
たまたまそこに住んでいて用事で外出しただけの友人さんが捕まったのはさすがに可哀想ですね…。

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そんなゼロコロナですが全国デモ前にはどんどん締め付けが強くなっていたそうです。

公共施設に入るには、72時間以内のPCR検査の陰性証明が必要だったが、それが48時間以内になり、市外から入ってきた人は5日間、飲食店やスーパー、ショッピングモールなどに入ることができなくなった。

このような状態から一部緩和の動きが見られるようです。

こうした各地での動きを受け、政府は「ゼロコロナ」緩和の動きを見せ始めた。自治体によっては、大規模商業施設の営業再開、ロックダウンや外食禁止の解除などの動きがある。
ただ、北京市などは12月に入っても、多くの警察車両が出て警官を動員するなど、厳戒態勢が続いている。

結局 北京ではあまり変わらない様子です。
中国といっても広いし14億も人口がいるのでそれぞれの地区の上層部の判断がまちまちなようですね。

それでも緩和できている場所もあるということはそれより上の人が一部緩和を指示しているということ。

じゃあこれから良くなるのかというとまだ懐疑的です。
コロコロ言うこと変わりますからね。
習近平はとにかく自分の身を守りつつ自分が通したいこと…やりたいことをやるだけです。

…………

中国の正月は1月22日です。春節と言います。
帰省するのが習わしとなっていますが、ゼロコロナの決定により中国市民の対応が変化しそうです。
Xデーですね。

中国のコロナはファイザーやモデルナより弱いと見なされていますし、高齢者の接種率は40%程度との事。
ゼロコロナをしすぎても経済悪化や住民デモ悪化、緩和しすぎてもコロナ感染拡大の可能性がつきまといます。

中国の混乱が年単位でしばらく続くことは間違いありません。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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