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DAY1 -Flight Short Story(番外編)-

25th. Nov 2016
Flight : Korea ⇨ Colombo
Friends : プラさん、内山夫婦。


 空の上にいる間のおはなし。

写真は空の上ではなくて、
木材が積み上がったトラックの上にいるおじさんだけど。
斬新で自由で、おお〜、と思った1枚です。
 
 セントレアから韓国で一度乗り継いだスリランカ行きの飛行機で、
たまたま私の隣の席に座っていたのがスリランカ人の男性だった。
彼の名前は、Prasannna Jayasinghe (プラサンナ・ジャヤシンへ)。
私は彼のことを「プラさん」、プラさんは私のことを「あっちゃん」と呼び、
その数時間のフライトの間に私たちは仲良くなった。

日本で8年ほど暮らし働き、日本語を話すことのできる彼はとても親切で優しく、
初日の宿以外はなにも持たずして日本を飛び出してきた私に、
自分の家に来たらいい、と言ってくれた。
最初はプラさんのことを信用していいのか、正直すごく迷った。
今まで外国の人に騙されて痛い目をみたことも何度かあったし、、、。
だけど、プラさんの携帯は家族の写真が待ち受けだし、
某金融機関のキャッシュカードも持っているし、
怪しい人や危険人物ではなさそう。
実際に私も、土地勘もなければ泊まる場所や行くあても決まってないし、
そもそも
”スリランカに暮らす人たちの生活を見たい、触れてみたい”
という思いがスリランカへ行くことを決めた一番の理由だったから、
思い切ってプラさんと行動を共にすることにしてみた。
「明日迎えに行くから、」とのことだったので、
今夜泊まるホテルの電話番号をプラさんに伝えた。

そしてもう二人、
同じ飛行機に乗っていた乗客の中で内山夫婦との出会いがあった。
内山さんたちは新婚で、今回ハネムーンでスリランカへやってきたとのこと。
飛行機の中で私たちと席は離れていたけれど、
韓国での搭乗口で二人はプラさんと仲良くなっていたみたい。
コロンボに着いた時にプラさんがお二人を紹介してくれたので、
内山さんとも連絡先を交換した。

その夜は空港にてそれぞれ解散。
バックパッカー生活第1ヶ国目に到着する前から、
思いがけずもう一人ではなくなってしまった。
この幸運になるのか不運になるのかわからない展開に、
無事にスリランカへ到着できた安心感よりも
明日どうなるかへの不安をすでに感じながら、
唯一予約していたホテルへの迎えの車に乗り込んだ。

スリランカへ向かう空の上で、そんな出会いと出来事がありました。



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