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DAY 17 握手が弱いと怒られて、楽しい時間はボーダーレス。

11th.Dec 2016
ブリュッセルの街中で。
クリスマスが待ち遠しそうな女の子。

 今日はカモダさんの帰国日。
ああ、早すぎる!!
「朝ごはん、せっかくベルギーにいるからワッフル食べよう!」、
ということで約束の時間に合わせて7時過ぎに起床したら。
あれ、外まだ暗い、、、?
と思いきや、ベルギーの日の出は8時35分なんだって。

朝日が昇りつつあるまだ薄暗い朝を、カフェまでお散歩しながら向かう。
早朝の街歩きもまたいい感じ!昨夜の恐怖感を撤回!
そして初めてのグランプラス〜〜
ヴィクトール・ユーゴーはじめ世界の偉大な人々が
「世界で最も美しい広場」と称えているところなんだって!
春夏はフラワーカーペットが作られて、写真で見るとすごく綺麗!
アムステルダムと合わせて、またいつかの春時期に訪れたいなあー。

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グランプラスは、四方をギルドハウスに囲まれた世界遺産。
この時期なので、中央に大きなツリー!
ああキレイ、、、

 お昼に空港へ向かうカモダさんと一緒にドイツへ戻るか迷ったけれど、
せっかくベルギーに来れたし
夜のクリスマスマーケットもショーも見たかったから、
もう一泊してみることにした!
夜はひとりになるから広場からすぐそばのゲストハウスを予約して、
お別れの時間までカモダさんと街をうろうろ散策。
街歩きの方法や地図の覚え方やらを教えてもらいながら、
半日かけてBrusellesの街図を把握。

朝ごはんのワッフルも美味しかったなー。
2種類食べたけれど、やっぱり定番の丸いかたちのものが個人的には好み。
ランチはムール貝を食べにレストランへ。
これも一人じゃ無理かなって思っていたので、経験できて嬉しかった〜。

カモダさんが、
「一緒に旅してくれてありがとう。」
と改めて言葉にしてくれて、
それは完全にこっちのセリフなのだけど、
あの時思い切って声かけて見て良かったなあ、と思う。
私、究極に困ってビビって不安になっていたもん。
またまた本当に幸運だったのもあるけれど、

”困っている時は素直に助けを求める。”

これ日常で私がなかなかできないことだ、そういえば。
困っていたのは自分のはずなのに、勇気を出して助けを求めたら
最後に「ありがとう」って言われてる。
なんだろうこれ、すごく素敵なサイクルだー、、、
この出会いを大事にしないと。

カモダさんとお別れして、明るいうちに初めてヨーロッパをひとりで散策!
サンミッシェル大聖堂見て、公園に行って、今晩の宿にチェックイン。
今夜は年に一度のクリスマスパレードもあるらしいから、
行ってみたいけれどどうしようかなーってベッドにいたら
同室のギリシャ人の男の子2人が声を掛けてくれた。

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マイク(左)とジョン(右)。

私、英語はしどろもどろだし、なんだかこれまたラッキーな展開すぎるし
相手は男の子2人だし夜だし。

すごく迷ったけれど、
一緒に回ることに決めた!
と思い切ったつもりでいたけれど、
一緒に回るというよりも、私がしたいことに付き合ってくれる感じだった。
きっとひとりでいたから純粋に声掛けてくれたんだよなあー。

クリスマスパレードも付いて来てくれて、
夜ごはんは一緒にキッチンでつくって、
そのあとクリスマスマーケットとショーを見に外へ出てくれて。
英語わかんない私にここまで付き合えるか?
すごいわ、、、

そして彼らはとても優しい。
レディーファースト精神で食費も全部払ってくれて、
ごはん作った後の洗い物すらさせてくれない。
私にとってはそれらを自分含めた全員でやることが当たり前だと思っているから、
「ありがとう」と伝えると「Why?」って返される。

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マイク作のトマトペンネ。
「この食費なんていいから、今度会えた時にご飯ご馳走してよ。」って。

マイクは4才下で22才だけどすごく自立していて、
手際もいいし頭もいい。
私が言いたいことをすぐに理解して、英語に変換して返してくれる。
外国の人ってやっぱりすごいや。
日本人の私って、本当に甘ちゃんだと改めて気になってきた。
彼らの方がずっと大人でいろんなこと考えてて、
他国のこと、もちろん自分たちの国のこともきちんと知ってる。

日本のアニメや折り紙、漢字、日本語にすごく興味を持ってるし、
漢字のことを「美しい」、と言う。
私が折ったことの無い花を折り紙できる。
人口を聞いて、都市の大きさをすぐに把握する。
2カ国語話せる。
あーーー、やっぱりしょぼいダサい私!!!
島国代表日本人!

イヤだ!!!
まずは英語の勉強から。恩返ししないといけない人だらけだもん。
頑張らなくちゃ。

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折って見せてくれたお花。
こんな折り紙も知らなかった。

そしてドミトリーは、女は6人中私ひとりだけ。
でもみんなでワイワイ話して、笑いあって、
英語わかんないのに何が面白いのかはわかる、って言うか、
楽しい時間はボーダーレスっていうか。
だからやっぱり、ドミトリーはいいなあ、としみじみ思った。
いつもこんなに楽しくて安全とは限らないけれど。

今日はマイクとジョンに救われたなあー。
握手が弱い、って怒られたことが、なんだかすごく印象深い。
握手ってすごいんだなあ、伝わるんだ。


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