助けを求めた一歩さらに先へ
なかなかつらい状況の中に居ると、その状況を作り出してる黒い魔物に、心や頭を乗っ取られがち。
黒い魔物は目には見えない
黒い魔物は、主を「ずっとつらい環境」に慣れさせていってしまう。
このことに慣れてしまうと、本来自分が楽しいと感じるはずのことが楽しくなくなってしまう。見える世界の色が悲しく見えてくる。
主の体まで蝕んでいくこともあるが、その痛みや苦しみを感じることにも鈍くなってしまう。
黒い魔物の呪いを自分で解こうとして、「つらい」とか「もう嫌だ」「苦しい」と言う事で、魔物は一瞬怯む。
しかし、それに対して差し伸べられた救いの手があっても、主が手を取ることが無いように、魔物が制限をかけて対抗してくる。
そして主は、「いや、やっぱり自分がおかしいかも」「むしろこんな周りに左右されてはいけない」などと思うようになり、その差し出されていた手がまるで見えてないかのようなフリをしてしまう。
呪いに嵌められると大変
私は仕事で苦しい思いをしていた時、休むことも辞めることも出来ずにどんどん傷ついていっていた。自分でも自分を傷つけていた。自分が生きてる意味も分からなくなりそうだった。
苦しかったから、自分から助けを求めていたのに、
差し出されていた手を無視していた。
自分が根性がないからいけない、自分が全部いけないんだ、自分なんか壊れてしまうまで働けばいいんだ、と思い込んで、自分でも自分に呪いをかけていた。
そして呪いからどうにか解放されたあとも疲れが残り、抜け出すのに時間がかかってしまった。
自分についた傷、特に心の傷はすぐには治らない。一生治らないものもある。
呪いに嵌められてしまうのはかなり厄介なことだ。
幸せになる為に生きている
もし、
ずっとつらい環境=幸せ、楽しい
と本人が思っているならそのままでいい。
つらいと思って見えてるのが周りだけで、
当の本人にとってそれが幸せであり普通であるならば、
周りが巻き込まれて大変なことになってない限りは、
それを奪う必要はないと思う。
しかし、
ずっとつらい環境=不幸、楽しくない
だと思っているなら、
その環境から抜け出すべきだ。
それに嫌々慣れて抜け出すことを諦めてしまうと、
心が麻痺して、豊かさは失われ、人生そのものが楽しくなくなってしまう。
自分から助けを求める人、
それだけでも凄いこと。
それだけでも勇気がいること。
だからそこまで踏み出せたならあと一歩踏み出そう。
差し伸べられた救いの手をつかもう。
手はつかまなかったとしても、
そのつらい環境から全力で逃げよう。
自分のことを守ろう。
自分のことを幸せにしよう。
世の中、楽しい事だけじゃないので、耐える事も頑張る事も必要だけど、ずっと耐えて、ずっと頑張り続けていたら、壊れてしまう。
休む勇気も必要。
逃げる勇気も必要。
逃げただけで全てが終わってしまうわけじゃない。
ダメなわけがない。
別の道に続いている。新たなものに出会える。
自分なんか壊れたっていい?どうだっていい?
そんなはずない。
自分の事を大切にするんだ。
自分で自分の事を大切にすることで、心も豊かになり、人生そのものが豊かになっていく。
自分に優しく、他人にも優しく。
自分を幸せで満たすことで、きっと他人にも優しくなれる。
自分を自分で楽しませること。
自分が楽しいと思えるものを自分から探してつかまえること。
生まれたならば、できる限り幸せに生きよう。
みんな、幸せになる為に生きている。
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