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自己肯定感が低い出戻りアラサーオタクのQOLを引き上げた購入品2022


はじめに

突然だが、私は自己肯定感が低い。
QOLという単語を知ったとき、「自分の生活の質を上げる」ということ自体になんとなく引っかかっていた部分があり、 つまり自分など生きているだけでも烏滸がましいのに生活の質を上げるなんて正気か?と思ったわけである。未だに店舗にデパコスを買いに行けずネットで買っているような人間です。何というか、煌びやかな空間が身の丈にあっていない気がしてしまう。恥ずかしい。そう思うタイプの人間なわけである。QOLという言葉に対しては興味が全くなく、「あれでしょ〜。丁寧な暮らし界隈の話でしょ〜。金銭的に余裕がある人が戯れにやるやつでしょ〜。」程度の感覚しか無かったのである。ところが今年に入って転機が訪れた。

端的に言うとオタクをぶり返しました。
自分は小学生の頃、鋼錬にハマったのをきっかけにオタク入りしたのだが(マスタング大佐最高〜!!!発火布で指パッチン⭐︎ やべえ〜!!29歳の大人ってこんなにかっこいいんだ〜!!と思っているような小学生だった。同年代になったのに格差が凄い。格の違いしかない。)それ以降中学3年までがオタクピークだった。nanoで携帯ホームページを作ったり、HTMLタグとメモ帳を駆使してPC版HPの真似事をしてみたり。キリ番・バナー・ランク•なりチャ…。そこら辺のワードで情緒が爆発した方は同世代です。HTMLタグという概念を知ったのもこの頃。(あれ、多分消してないと思うんだけど、どうなっているのだろう。未だにネットの海に転がっているかと思うと恐ろしすぎる。流石にもう削除されてるよね?)


あとは面倒なので割愛するが、諸事情でオタクって何だっけ?と言う生活がかれこれ10年程続いていたのである。(その期間のことについては、機会があれば書こうと思う。)しかし今年、とあるシリーズにハマってしまいまして。毎日の解像度が高くなってヤバいです。ドーパミン凄い。オタクってこんなにいいものだったんだっけ?Twitterを開くと野良の絵師様が素晴らしい絵や文章を供給してくれるし(素晴らしすぎて本当に無料なのかたまに不安になる。)自分が妄言をTwitterで呟いたらフォロワーさんが反応してくれて、更にはご自分の意見を教示して下さる。(そして、それが、とても尊い。)色々な人の妄想で溢れているTwitterは本当に素晴らしいです。ウワーッ!インターネット有難う!!!と、ネット創世記の人間のような感動を憶えている。毎日が楽しいですありがとうございます。


そうなってくると、かつてのオタク時代、一応絵を描いていた者としては、創作意欲が刺激されるわけです。「頭の中にある想像を形にしたい。」と思うのはオタクのサガなのであります。しかし、ブランクが大きすぎてマジで何も描けん。こうなる。

基本的な絵の練習から始めなければならない。どうせやるなら当時学べなかったデッサンから学びたい。推しを幸せにする文も書きたいから登場人物の背景や口調を知りたい。更には、新しいジャンルにハマったばかりの新参者ゆえ原作の履修も同時並行でやらなけらばならない。どう考えても時間が足りない。ハマったジャンルがゲーム作品だったこともあり、ゲーム実況ではなくきちんと自分でプレイしたい。急激にプライベートが忙しくなった。(仕事が邪魔すぎる。ずっと創作とゲームして暮らしたい。)

限られた時間で少しでもオタク活動をストレスなくスムーズに遂行する方法はないものかと考えた結果、QOLを上げていこうと言う結論に至ったのである。

前置きが長くなったが、そんな人間が今年QOL爆上げされたアイテムを挙げていこうと思う。元々が原始的な人間が羅列する話なので「そんなん言われなくても知ってるわ」と思う人は多いかもしれない。生暖かい目で見てくれたら嬉しいです。



1. Apple iPad Air (256GB) (第5世代)


これを買ったのがそもそもの始まり。
今年一番高い買い物でした。

結論:センスもデッサン力も無い凡人は金を詰め。

今まで自分は「ノートPCに板タブを接続しイラストを描く」という古のオタクスタイルを貫いていた。「液タブってイラスト上手い人が買うやつじゃん。高いし。」と思っていたのである。コストを掛けてまで生み出す価値のあるイラストなんて描けないし。それに、板タブで同じ人間とは思えない作品を生み出している方を知っていたので、自分もまずは板タブで絵を描けるようにならなければ。と思った。これが、そもそもの間違い。


私は天才絵師ではない。ことイラスト界隈に於いては底辺であると言っても過言では無い。描けないけど描きたいなら少しでも環境を用意しろ。ということが分かった。ゲーム実況も楽しそうだし、PCゲームもやりたかったということもあり、どうせならゲーミングPC買っちゃう〜?と思ったが賃貸住宅の狭い部屋にあのクソデカPCを置くのがどうしても憚られたため、そちらは諦めた。結果、iPadにしてよかったな〜と思っている。板タブと違い、紙に描く感覚でイラストが描けるのが衝撃的だった。描きたいときに好きな場所で取り出して描けるのが快適すぎる。お布団に寝転がりながらだって描ける。最高だ。私は外では描かないのだが、まあ、持ち運びも苦じゃない重さであろう。この「どこでも描ける」という状態を生み出すことが自分にとっては正解だった。

Apple Pencil(第2世代)

たっけえペン。ペンに2万円も払うなんて正気???と一昔前の自分なら言うだろう。こちらは他の製品を試したことがないので比較できないのだが、今のところストレスが無い。電源ボタンが無いのがいい。線を書くとペン先に吸い付いてくる感覚があるのでわりと滑らかに描ける。線の強弱付けやすいのも最高。充電もすぐできるし。ただ、そのままの状態だと握ったときに滑る感覚があるので、下記のグリップを着用している。Apple Pencilで画面上に文字を書くと入力文字に変換してくれる機能が地味に便利。

ワイヤレスキーボードとマウスも一応揃えた。キーボードは下記。


これはMac等の製品を初めて購入した日本人のほぼ全員がぶち当たる壁だと思われるが、iPadに接続して始めて使用した際、普段のWinキーボードと同じ感覚で、@(アットマーク)と打ったら「(左括弧)が入力されたのは衝撃的だった。何かのバグだと思った。
JIS配置に対応していないため、US配置の仕様でしかタイプできないとのこと。ソウデスカ...。天下のApple、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!というサウザーみを感じる。たまに見かけるAppleに親でも殺されたのかというほど毛嫌いしているおじさんの気持ちが少しだけ分かった気がした。

よく見ると小さくUS配置が記載されている。


これは、もう慣れるしかないことなので気合いで感覚を覚えるしかない。それ以外の使用感は申し分ないです。これで4000円はお安い。


お絵描きソフトはProcreateを選択した。好きな絵師さんが使っていたというのもあるが、買い切り1600円でこれだけの機能が使えると言うのは驚いた。レイヤー制限等はあるようだが、今のところ問題はない。ネット上に挙げられている無料ブラシの量が多すぎて天国かと思う。公式はもとよりBOOTHにも野良ブラシが転がっている。ヤバい。


2 . スマホショルダー

つい最近導入したアイテム。スマホショルダーってなんやねん。バナナホルダー的な、茹で卵ケース的なそれを感じていたのは私だけだろうか。

結論:もうね、めっっっっっちゃ便利。


まず、スマホをポケットに入れる・取り出すという動作でまごつくことが無くなる。信号待ちのときにちょっとスマホ見るかという状況1つとっても鞄から取り出さなくてもいいし、電子決済なんかも一つの動きだけで行えてしまう。女性にありがちなポケット無い服問題も解決できる。良すぎて自宅にいる時もずっと付けっぱなしにしているくらい。副産物としては、スマホが視界から外れるので、片手間でスマホを弄ると言う行為が減る。スマホを体から吊るすことに不安もあったが、慣れてしまえばあまり気にならなくなる。ただし、ストラップとケースの結合部分がチープだったり作りが甘いと、外れたスマホが地面に叩きつけられると思うので注意が必要。自分が買ったのはこれ。透明ケースがかわいい〜。その日の気分や洋服に合わせてストラップ部分を変えても楽しそう。

一つだけ難点を挙げるとすれば、スマホ画面を身体の正面に向けた状態でぶら下げた場合、画面が公衆の面前に晒されるということだ。恐ろしい。個人情報はもとより、肌色多めのイラストなどを開いてそのまま手を離したら最後、「見て!私、変態です!!見て!!!」と言いながら街中を闊歩しているようなものだ。なので、自分は画面は絶対に裏側にくるようにしている。その事故がまじで怖い。手帳型のものなら心配は無さそう。バッグ型のものは動作回数を削ぐというスマホショルダーの利点が消されているので、個人的には△。


3 . Spotify Premium


結論:快適な創作ワークが楽しめる。

ご存知の方も多いかと思うが、こちらは定額制のサブスクになる。Spotifyというサービスは基本無料で音源が聴けるのだが(初めて知ったとき違法サイトじゃないの?と思ったくらいには衝撃を受けた。)無課金ユーザーの場合、1時間に6回までのスキップ制限や広告が挟まれる。かれこれ3年程無課金で使用していたのだが、創作活動時間が増えるに連れ、「軽率にスキップしたい」「広告消したい」欲求が沸々と湧いてきた。

話の途中ではあるが、皆さんは「イメージソング」という概念をご存知だろうか。何のことはない、自分が思い描いているキャラクターやカップリングのイメージに合致した音楽を見つけ、勝手に脳内変換することである。私はそれを探し回るのが物凄く好きだ。イメソンをご提案させて頂く仕事があったら生業にしたいくらい。小学生の頃からずっとイメソンという概念が好きで中古の安いCDをお小遣いの100円で買ったりしていたんですよね。(実家がど田舎すぎてTSUTAYAが存在しない街だった。ネットもないので完全なパケ買い。)解釈一致した音楽を見つけられたときの多幸感が物凄い。キマる。高校に上がってからはTSUTAYAで5枚1000円でレンタルしてはiPodにぶち込んで聴いていた。そんな私からするとスキップ無制限広告無しで無数の音楽を聴けるのはかなり魅力的な話だった。

SpotifyにはSpotify Radioというシステムがあり、アプリ側が、選択したアーティストと似た雰囲気のアーティストばかりを集めたプレイリストを作ってくれる。これがマジでいい。

全く聴いたこともないアーティストを勝手に再生してくれるので新しい出会いになる。創作の際は描いてるイラストに合った音楽を聴きがちなので、その点でも素晴らしい。さらには、メジャーな音源であれば、Spotifyで歌詞も観れるので、例えばやたらに早口のラップ調の曲や、ロック調の曲にありがちなシャウトしすぎて歌詞が聞き取れない場合など、「え?なんて?」というのがすぐに同じ画面上で確認できるのである。歌詞というものが重要なイメソン厨からすると有難い事この上ない。

この手軽さが嬉しい。

あと、他人が公開しているプレイリストを覗けるのも良い。センス良いプレイリストを見つけると神様かと思う。そんなこんなで契約してしまった有料プラン。快適すぎる〜。生活の彩度が上がった。

4 . キャラクター香水

これは少し前から市場に出回っているヤバいブツ。
primaniacs様の製品が有名だろうか。

結論:劇物かと思った。

キャラクターイメージの香水という発想が凄すぎる。二次元のキャラクターと三次元の我々を香りで結びつけてしまっている。天才。元々フレグランス系は日常的に着けている人間なので抵抗なく買うことができた。ちなみに、初めて購入したキャラ香水はペルソナ3の荒垣さん。(どエロい香りがして死ぬかと思った。

今年ハマったジャンルの推しキャラ香水は期間限定販売品だったため現在では市販されていない。つまり、手に入れるためにはメルカリなどのフリマアプリから購入するしかないのだが、値段が高騰している。資本主義とはこういうものだ。ところが、手が勝手に購入ボタンを押しているのがオタクの怖いところである。(SE●Aさん、公式ショップで売ってください。お願いします。)

個人的な意見としては、キャラ香水は自分に吹きかけて楽しむというよりは、ハンカチや寝具に吹き付けてそれを吸引するという行為が正解のような気がする。夢女子大歓喜である。そこに推しの存在を感じられるというところが堪らない。ところが、ある日間違えていつもの香水ではなくキャラ香水を自身に吹きかけて出社してしまった日があった。これが劇物たる所以で、何かふとした瞬間自分から推し概念の香りがする〜という状態になるのだ。会社にいるのに?推しを感じている??一瞬時空が歪む瞬間がある。これは恐ろしいライフハックだと思った。

そもそも、「果たして推しは香水を付けているのか??」問題はあると思うのだが、自分の生活の中に推しを感じられるという事象が尊い。積極的に摂取していきたいと思うが、そもそもが致死量の存在である。恐ろしい。

(推し香水の概念を調合してくれる商売があるらしい。マジで?と思って長文お気持ちを送って購入してみたのだが、これは解釈違いでウーンと思ったというのは伏せておく。まあ、こういうのは付きものである。)


5 . Evernote



こちらは正直に言うと購入したわけではなく、無課金ユーザーとして使用させて頂いている。メモアプリ、タスク管理アプリといった性質のものである。存在は知っていたが、大学生の頃、Facebookを多用している意識高い系の先輩が使用していたのでそれ系のツールだと思っていた。

結論:解像度爆上がり

自分は容量が悪いうえに頭が物凄く悪いせいで人の話をなかなか覚えられないし、あれ?今何していたんだっけ?と思うことが多々ある。覚えられないのならばメモを取るしかないという結論に至るのは真っ当だと思うのだが、そのメモを置いた場所を忘れるという事象が発生する。正直、自己嫌悪が物凄いけれど、性格上どうしても発生してしまう。そこで、メモを取る手帳を用意した。兎に角そこにペンでメモ書きをするのである。職場でもテキストに備忘録を記してフォルダに置いておくという習慣があったため、それが当たり前のことだと思っていたのだが、あの内容、手帳の何ページに書いたっけ?txtファイルどこに保存したっけ?となるのである。折角書いた備忘録を探すという手間が発生してしまう。

そこで、メモアプリを入れてみようと思って入れたのがEveronte。これが個人的には使いやすくて、今では職場用とプライベート用でアカウントを使い分けている。前述したように、すぐ物事を忘れてしまう場合、メモに入れておくことが重要だ。例えば、折角二次元妄想が浮かんだとしても、忘れてしまえば意味がない。街中を歩いているときや歯磨きをしているときなど、ふとした瞬間に顔がニヤつくような妄想が降りてくるが1時間後には忘れている。忘却とは恐ろしい。これを書き留めておけば作品制作をスムーズに行えるのではないかと思った。アプリなら検索できるのでどこに何が書いてあるか瞬時に分かる。タグ機能を活用したり🌟←この記号は〇〇というルールを決めておけば、🌟を検索するだけで過去のあれこれが出てくるのである。快適。(たまにメモを取ることを忘れるということになるが、そこは習慣付けを頑張りたい。)導入して間もないのでまだ全ての機能を使いこなせているわけではないが、今後も使用していくと思う。


おわりに

少し書くつもりが長文になってしまいました。noteというものを初めて書いてみました。ブログのつもりで書いていたので変なところがあったらすみません。ここまで読んで下さった方がいらっしゃるか分かりませんが、ありがとうございました。最近のオタク生活に無くてはならないもの5選如何だったでしょうか。当たり前のことを書いている気もするのですが、原始人だった自分が少しアップグレードされたように感じています。自分語りをする気はないけれど、今までずっと死にたいという感情が自分を取り巻いているタイプの人種だったため、生活が無色だったんですよね。(そこら辺の性格は今後も変わらんのだけど。)そこに彩りが生まれたオタク生活本当に最高です。生活の彩度は自分で上げていけ〜!自分で勝手に決めた限界ぶち破っていけ〜!!!という謎の勢いが自分の中に生まれていて、生活の方々に影響を及ぼしています。オタクって素晴らしい。今後もQOL上げるアイテムを積極的に取り入れていこうと思います。(薄給なので計画的に。

東京に行った時歌舞伎町で撮った


最後に、最近の推しです♡♡♡ おわれ!!!

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