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健康診断の受診票が届いた!

例年より3ケ月遅れて「健康診断受診票」が届きました。
お家時間が増え、在宅ワークによって活動量が減った自分の体は、いったいどのように変化しているのだろうか?

健診日までにはまだ間がある、その日までに自分でできることはないか。
菓子をやめようか酒を減らそうか、炭水化物を控えて軽い運動をしようか等、あわてて頭をフル回転させているのではないでしょうか?
受診票を受け取るとよくあること、思いを巡らすのも健康管理へのきっかけとして悪くはないと思います。

自粛期間中は、パスタやパン用小麦粉、ホットケーキ粉等の炭水化物が店から無くなりました。菓子も購入量が上昇し、クッキー類は昨年を上回ったそうです。
こうしたことから、肥満傾向、高血糖、高コレステロール等の各種検査結果が懸念されますね。このような状況下で、国民健康・栄養調査★1(厚生労働省調査)は、いったいどんな結果が出るのだろうか・・・。管理栄養士としては関心があります。

体重の増加や、太らなくても内臓脂肪が気になっている方へ、以前noteに体格指数について以下のような記事を書きました。
抜粋をご紹介しますので、この機会にご自分の体格を確認しておくのもよいのではないでしょうか。

以下note 2019年9月14日投稿「あなたの体格指数を知ろう」より抜粋
今日は、健康のバロメータのひとつ「体重」についてご説明します

あなたの適正体重とは
日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)としています。適正体重は、病気になりにくい体重とされ、25以上を肥満、18.5未満を低体重と表しています。
肥満は、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病にかかるリスクが高く、痩せは栄養不良が生じることが知られています。
この機会に、あなたも適正体重を意識してみましょう。

BMIって何
BMI(Body Mass Index)はボディマス指数と言い、体重と身長から計算した成人に使われる体格指数のことです。普段から自分の体格指数を意識することは、健康を維持するためにも重要です。
BMIは同じ体重でも個々に脂肪量や筋肉量も違いますが、計算式が簡単に使えることもあって、世界共通で使われています。
計算式(適正体重、BMIの計算の仕方)
 適正体重 = 身長m×身長m ×BMI 22
 BMI =実体重kg ÷ (身長m×身長m)

BMI 判定基準
判定基準は国内では日本肥満学会、世界では世界保健機関があります。今回は、日本肥満学会の数値を紹介しました。
成人
日本肥満学会の基準
BMI値 判定
18.5未満 低体重痩せ型
18.5〜25未満 普通体重
25〜30未満 肥満(1度)
30〜35未満 肥満(2度)
35〜40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)(出典:日本肥満学会)

それではBMIを使って実際の体重を適正体重に近づける計算をしてみました
(例)体重83㎏/身長1.73mの男性の場合
   BMIが25未満になる体重を計算しました。
身長(m)²×BMI値=適正体重(㎏)
(1.73×1.73)×25=2.99×25=74.75㎏
目標体重は約74.8㎏、減量したい体重は83㎏-74.8㎏=8.2㎏となります。
BMIを正常値に収めるには、8.2㎏の減量が必要だということになります。
ぜひ、あなたも計算して、自身の体格を把握してみてください。

計算の結果、肥満傾向があったら脂質異常症や糖尿病、高血圧症の合併が危惧されます。

健康診断を受診して、問題があればその結果をきちんと受け止め、医療機関の指導に従うのですが、未病の内に適正体重に近づけるためのコントロールを自分でも行っていきましょう。

★1国民健康・栄養調査とは、毎年行われる国民の健康状態、生活習慣や栄養摂取量を把握するための調査で、厚生労働省が取りまとめています。
具体的には、各種身体、血液検査や飲酒、運動習慣、食生活状況等を調べたものです。


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