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大企業で感じる閉塞感と、それを感じながら動けない理由

みなさん、はじめまして、月額定額制のパーソナルキャリア支援サービスmentorsを運営するLife Will Changeの代表の小宇佐敬と申します。

キャリアに悩んでいる方、現状から一歩を踏み出したいと思っている方、何かを変えたいと思っている方へ向けて、少しでも参考になるようなキャリアに関する情報を発信していきたいと思います。

今回は「大企業で若手が感じている閉塞感」について、あくまで私見ですが記載したいと思っております。

大企業で閉塞感を感じている若手は多い

弊社のサービスのユーザーで大企業でお勤めの方から、閉塞感を感じる、先がないと感じると仰る方が多い様に感じます。その理由をざっと纏めると以下の様なポイントが挙げれると思います。
・なりたいと思える人がいない
・外で通用する人材にこのままだとなれなさそう
・会社自体の先行きが危うい
・仕事がつまらない、意味を見いだせていない、やりたい仕事ではない
・成果を出しているのに評価されない

一方、上記の様に思いつつも、一歩を踏み出すことが出来ない、という方も多い様に思います。その理由としては以下の通りです。
・とはいえ大企業なので安定している
・給与水準が高い
・ネームバリューがあり、そこに所属していること自体が価値に感じる

総じて、「思いっきりやりたい様にやれている訳ではないけども、コスパが良い」という見方をされている方も多い様に感じます。もちろん、この考えが全ての人に当てはまる訳ではなく、あくまで私の私見となります。

大企業のコスパは本当に良いのか?

現在、戦後からの日本型企業運営は崩壊しつつありますが、いまだに年功序列、終身雇用的な思想は大企業では根強く残っていると思います。

例えば、30歳の若手社員がいたとすると、嘱託雇用も含めれば残り40~45年のキャリアが残っています。

その期間、大企業特有の急な部署異動などもあり、やりたい仕事をやれる保証もなく、もしその方が閉塞感を感じているのであれば、それに耐えながら過ごしていかなければいけません。その結果として安定した待遇や退職金を得られるというリターンがあります。

以前もこのブログで執筆したのですが、私はキャリアについてもリスクリターン、トレードオフの原則は当てはまると思っています。

そして、私は、大企業のコスパを考えるに当たり、それだけの安定や待遇を得るために自分自身が企業に差し出しているものは何か?という視点が抜けている気がしています。

差し出しているのは、自分の数十年のキャリア、そして自分自身の可能性です。その対価として安定した待遇や保証、ブランドが得られるという取引です。

本当に人によって感じ方はそれぞれだと思いますが、これって本当にコスパの良い取り引きでしょうか?やりたい仕事、興味のある仕事、自分の理想の姿、もしかしたら達成出来たかもしれない自分の別の可能性を差し出して得られる安定は、本当にコスパが良いのか?と、もし悩んでいる方がいれば一度立ち止まって考えてみるのも一案です。

当然、大企業が合っている人はいる。一方、何か違和感を感じながら過ごしているなら、一歩を踏み出す時かもしれない

ここまで、一方的に大企業を否定している様な書きぶりになっているかもしれませんが、そんなことはなく、大企業だからこそ出来る大きな投資や事業はスタートアップ等と比較して、圧倒的に社会的インパクトが大きいと思います。

その企業の技術やミッション、事業内容に共感し、大企業という組織の中でも自分のやりたいことを追求したり、清濁併せ呑みながら組織を動かすことを楽しんでいる方も沢山いらっしゃいます。

一方、何かしら我慢し、自分に言い聞かせ、不満を抱えながらも留まるという選択をしている方がいらっしゃったら、一度立ち止まって考え、本当に割が良いのか?と考え、割に合わないのであれば一歩を踏み出すべきかもしれません。

さて、今回は「大企業で感じる閉塞感と、それを感じながら動けない理由」について書かせて頂きました。
今後も少しでも皆さんのお役に立つような情報をご提供していければと思います。

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