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私に安眠をくれたナイトルーティン

PM 11:30

「そろそろ寝る時間だな」

日課になっているネットマンガを読むのをやめて、寝る支度を始める。

電気ケトルに水を注ぎ、スイッチをオン。お湯を沸かしている間に、部屋を片づけたり、キッチンを軽くふいたりして身の回りを整える。

お湯が沸いたら、ハーブティーの準備。袋をあけた瞬間、ふわっと立つハーブの香りを感じながら、お気に入りのマグカップにティーバッグをセットする。やさしくお湯を注ぐと、湯気とともに広がるハーブティーの香り。この瞬間がたまらなくしあわせで、機嫌よくリビングに向かう。

ハーブティーを抽出する4分間は日記を書いて気持ちの棚卸。毎日決まった項目にそって、振り返りながら書いていく。もやもやした気持ちも、ノートの上に乗せてみると、客観視できて、前向きに捉えなおすことができる。

気持ちがすっきりしたところで、ハーブティーもちょうどいい感じ。日記帳を片づけて、ハーブティーと私だけの空間を作る。


目を閉じて、大きく深呼吸する。


首を回しながら、肩の力を抜く。いかに力んでいたかを実感しつつ、忙しなかった心が自分の中心にまとまり、安定するのを感じる。そして、五感を使いながら、一口ずつハーブティーを味わう。


知らぬ間に習慣になっていたナイトルーティン

こんにちは。MENTの坂田です。

先日「ハーブティーに込めた思い」でも書かせていただいた通り、私は長年慢性的な不眠に悩まされてきました。

そんな私がここ半年くらいで、眠れないことがほとんどなくなりました。「なぜだろう?」と考えたところ、ナイトルーティンが関係していることに気が付きました。

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私は今年から毎晩寝る前に日記を書くことにしました。また、授乳も落ち着いてきたところだったので、おやすみしていたハーブティーの習慣もセットで始めることにしました。

そんなこんなで自然とできていったのが、冒頭の私のナイトルーティンです。


眠れない本当の理由

「眠れない本当の理由」って何なんだろう?

眠れない理由は、ストレスかもしれないし、カフェインの摂りすぎかもしれないし、はたまたスマホの触りすぎかもしれない。とにかく、挙げればキリがありません。

じゃあ、眠れなくなる要因を取り除けばいいのでは?と考えてみましたが、そう簡単にはいかないから眠れないんですよね。カフェインを減らす、とか、ブルーライトを浴びすぎないといったことはまだ実践しやすいのですが、気持ちの面はなかなかコントロールが難しいもの。悩み事があるときは、考えたくなくても頭から離れないし、どうにもできないんですよね。

しかし、身体の中で起こっていることはいたってシンプルです。

交感神経が高ぶって副交感神経に切り替わらないから、なかなか眠れないという仕組み。

交感神経は戦闘モード、副交感神経は休息モードと言われるように、何らかの要因で心身が戦闘態勢に入っている、つまり「不安定な状態」になっているということです。


ナイトルーティンが私にもたらしてくれた「安定感」

お湯を沸かして、ハーブティーを淹れて、日記を書いて、ハーブティーを飲む。毎日同じことの繰り返し。じつは、この「同じことの繰り返し」こそが、私に「安定感」をもたらしてくれていました。

「身体が覚えている」という表現の方がしっくりくる気がします。毎日繰り返すことで「これをやったら寝る時間だよ」と身体が覚えていて、一連の流れを通して内側から眠る準備が整っていきます。

もちろん、ハーブティーを飲んだり、日記を書いたり、といった行動自体がもたらす効果もあると思います。ただ、どんな行動であれ、自分に「安定感」を取り戻してくれる行動を続けること自体が大切なことのように思います。

https://www.youtube.com/watch?v=YrskrhR94iY

↑飲む瞑想の音声です。ぜひ、ハーブティーと合わせて試してみてください。

忙しい毎日の中に安定するための時間をとる

暇さえあれば、無意識のうちにSNSをチェックし、誰かと連絡を取り合い、新しいことがどんどん入ってくる状況におかれている私たち。そんな目まぐるしい状況におかれていたら、なかなか心が安定しないのは当然だと思います。

そんな状況に置かれているからこそ、意識して、毎晩「こころを安定させるための時間」をとることが大切だと思います。最初はなかなかそう思えなくても気づけば、安心感をもたらしてくれる大切な時間になっていくと思います。

MENT 坂田

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