ぶらりかっぱ橋
祝日、恋人とお休みが被った。
あまりないことなので、それじゃあどこかへ出かけようということになり念願のかっぱ橋道具街へ行くことになった。
去年のちょうど今頃、上野公園で恋人とデートをした時に「同棲したらかっぱ橋に行きたいな~」とゆるく話していたことを思い出す。
失恋の多かった私の実体験として、だいたい恋愛系の約束ってその後叶わないことが多いのだが、本当に叶ったことが嬉しい。
歳を重ねて私も落ち着いたのだな‥と自分の成長にマスクの下でニヤリとしながら電車に乗っていざかっぱ橋へ。
まずは腹ごしらえ
この日は天気が大荒れの予定だったが、まだ風もなく、なんなら雲もないくらいのとてもいい天気だったので上野駅から歩いてみることにした。
15分も歩いてないかな~くらいの距離で、あの有名なニイミのおじさんが見えてくる。
早速ぶらり器探しを始めたかったが、時は11時過ぎ。
昼食には少し早いが、「お腹減ったな~」と思うと散策にも集中できない。よし、まずは腹ごしらえをしよう。
ということでおじさんのすぐ側にあるモスバーガーへ。
チキンバーガーにオニポテセット、アイスレモンティー!
ああ美味しい。オニポテを食べるとき、だいたい1口目に玉ねぎが全部出てきちゃって衣とは別に食べることになる。その瞬間「今モスで食べてる~」って気分になるからいい。
カワイイたわしとデカマグを手に入れた
お腹もいっぱいになったところで、いよいよかっぱ橋道具街を散策する。
一応今日の目的は、以前もnoteに書いたどんぶり皿を探すことだ。
祝日だからなのかシャッターが閉まっている店が結構多い。
失敗したか!?と思ったけれど、結果行きたかったお店は全部空いていた。フゥ、よかった。
どのお店もそれぞれ特徴があって面白かった。和食器中心のお店や白色食器中心のお店、そしてお菓子道具に特化したお店などなど。
大きな蒸籠があったり鍋があったり、業者の人向けのお店ももちろんたくさんあった。
そんな中、突然ビビッと来たのは「かなや刷子」というお店だ。
なんとブラシ専門店だ。
ここで野菜を洗う用のミニたわしを購入。やわらかめだから手にも優しくてとてもいい。
新じゃがの季節、皮ごと使いたいときにアルミホイルを丸めて洗っていたのだが結構面倒くさくて…。
その後我が家で大活躍で、人参とかサツマイモとかかぼちゃでも使っている。綺麗に洗えるけど手は痛くなくて心地いい。
この辺りでだんだん雲行きが怪しくなってきた。少し駆け足になりつつも楽しく散策を続ける。
YouTubeでもよく見かける、風和里さんへ。
ここではなんと400mlも入るデカマグを購入!
ティーバッグのお茶を入れるときにいつものマグだとなんだか勿体なくて…でもポット出すのは面倒だし…ってときが結構ある。
そんなケチ心から購入を決意したが、これがとても良かった。がぶがぶ飲めるし、すぼまっている形なので意外と冷めないのだ。
シワシワのおばあちゃんになって私が亡くなった時、生前愛用していたものとしてお墓に置かれるマグがこれだったら、何だかみんな笑ってくれる気がしている。だってデカすぎるもん。
ついにどんぶりを購入
実はモスを食べたあと、一番最初に行った田窯さんで「オッ!」と思ったどんぶり皿を見つけていたのだ。
他のお店を見ても、やっぱりあのお皿がいいな〜という思いが消えなかったので戻りがてら購入することにした。
どんぶりは落ち着いたナチュラルな雰囲気がとても気に入った。
中のさり気ないうずまき模様も温かみがあっていいな~と思ったのだ。
ただこれはうどん・そば・ラーメン用になりそう。かき揚げとか海老天とかのっけたいな~(果たして私に上手く揚げることが出来るのか)
夏は具沢山のそうめんとかいいな…そうめんだとちょっと大きいかな?
最初はうどん、そば、ポキ丼とか丼もの、鍋のとりわけのとんすいも全部兼ねたどんぶりが欲しかったんだけれど、うどん・そば/丼もの・とんすいと分けて大小必要な気がしている…。
つまりお茶碗より大きく、今回のどんぶりよりは小さい器探しはまだ続くのである!ヤッター!
金継ぎチャンス到来
その後いよいよ雨が降ってきたので、とりあえず上野に戻ってあんみつを食べたりマルイで買い物をしたりした。
ちょっと雨が止んだタイミングで上野公園の入り口で寒桜をみた。ソメイヨシノはまだまだ全然だったけれど、桜って一週間くらいですぐ散ってしまうから儚いなぁと毎年思う。
そうこうしているうちに天気もまた悪くなり、この後は雨風もどんどんと強まる予報だったので早めに家に帰ることにした。
やっと家に帰宅して、早速2人で買ったものを整理していると…
2人で選んだどんぶりが1つ割れてしまっていた…。
割れてしまったものは仕方ないと思いつつも、恋人も私も見事にしょぼくれてしまった。
今日の晩御飯は早速どんぶりにいれようと、ほうとううどんを作ったのも良くなかったのだ。1人だけ新しいどんぶりで食べるのも寂しい。
お店には2個しか並んでいなかったから、また行っても同じものは手に入らないだろう…せっかくならお揃いがいいよなぁ~、また別の器を2つ買おうか?など悶々と考える。
だが、そんなときふと閃いたのだ。
『これ、金継ぎチャンスでは?』
そうと決まったら急いで出て、恋人にこう告げる。
「待ってろ、蘇らせてやるからな!!!」(我ながらカッコイ~)
そう決めてからはしょぼくれた気持ちがすっとんだ。
ずっとやってみたかった金継ぎだけれど、食器が割れることがなかったのでとてもいいチャンスだと思ったのだ。
もしこれでもダメだったら潔くさよならすることが出来るし。
早く金継ぎしたい!無事できたらいつかnoteにも書こうと思う。
今度こそ2人同じどんぶりでごはんを食べれるといいな。
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