最強のストレスコーピング「やりたいことリスト」を作ろう。毎日、自分に「小さなごほうび」を。
効率的に仕事をするのは良いことだ。やりがいもある。しかし、時間管理・タスク管理・ライフハックを突き詰めていくと、必ず陥る罠がある。やればやるほど、仕事は増えていくことだ。回し車のハムスターのごとく、ひたすら、かごの中で走り続ける人生になってしまう。
特にADHDは仕事人間・仕事中毒になりやすいから注意が必要だ(参考:#ADHDあるある:怖いのは過集中!集中しすぎるのは危険なシグナル。)
ふと気づくと、健康を害したり、心のバランスを失っていたり、大切なものや人が周りからいなくなっていたりする。先人が繰り返しているパターンなのに、自分がそうなっている時には気づきづらいものだ。
毎日「やりたいこと」を
何のために生きているのか。仕事をするために生きているわけではないのだ。仕事はあくまでも、自分がやりたいことをするための代価を得るためのものだ。そのことを忘れないようにしなければならない。
そのことを刻み込むために「やらなければいけないこと」ではなく「やりたいこと」を生活の中で必ずどこかに持ってくるような工夫をするとよい。将来というより、毎日やりたいことをやるのだ。来年、さ来年の夢ではなく、今日1日の中で達成できる「やりたいこと」に集中する。
そのうち、毎日「やりたいこと」ができている幸せ感を感じるようになる。そこで、おすすめなのが「やりたいことリスト」だ。
「やりたいことリスト」を作ろう
「やりたいことをやって生きている人に共通するのは、ワクワクすること、楽しいことを先延ばしにせず、ブレーキをかけずに行動していることです。・・そもそも、人生の目的が幸せになることならば、やりたいことは人生の最優先事項だと私は思います。仕事に追われて会社と自宅を往復するだけの毎日に、少しでもいいからWANTを取り入れたいものです。そうしないと、毎日やるべきことだけをこなすMUSTの日々になりかねません。」(P110)
「WANTリストはあなたの「やりたいこと」の集合ですから、行動すれば、すぐに生活が楽しくなります。」(P112)
人生を絶対に後悔しない「やりたいこと」が見つかる3つの習慣 古川武士 日本実業出版社
もちろん、人生はやりたいことばかりができるわけではない。でも「やりたいことリスト」を作っておくと、一日の中に必ず、やりたいことを挿入する時間はあるものだということが分かる。もちろん時間を作る必要があるんだけど。リストが無いと「やらなければならない」家事、仕事、勉強にすべてが押し流されてしまう。
忙しい生活の中で立ち止まって、心のバランスを取り戻すためにも、一日の中で「やりたいこと」を行う時間を持つのは大事だ。大きなことではなくてもいい。例えば、下記は、私が作成した「やりたいことリスト」の一部。
・アマゾンで~~~本を検索する
・ラーメンを食べる
・~~本をブックオフで探す
・お気に入りのブログをじっくり読む
やりたいことが決まっていれば、スキマ時間を仕事で埋め尽くすのではなく、やりたいことで埋めることができ、結果として、その日は、やりたいことをいっぱいやった日になるのだ。
やりたいことBOX
古川氏の本の中では、遠藤千咲さんのインタビュー記事が掲載されている。そこでも、興味深い一言が・・。この人は生活を楽しんでいるな!っていう言葉だ。
「私の場合、常に頭の中に「やりたいことBOX」というのがあって、そこにやりたいことがいくつもあるのです。平日、休日問わず、ちょっとでも時間があれば、やれることをすかさずやります。」(P107)
人生を絶対に後悔しない「やりたいこと」が見つかる3つの習慣 古川武士 日本実業出版社
いつか時間があったらやろうとか、一日オフの時にまとめてやろう、と計画していても、なかなかできず、先延ばしになってしまっていた。そういうことを続けると、小さなストレスが鬱積していく。いつでも、やりたいことではなく、しなければいけないことばかりしているんだから。
しかし、意識すると、自分のやりたいことの時間は作れるのだ。どんなに忙しい日でも。やりたいことができた日って、幸せを感じる。
毎日の習慣:「小さなごほうび」
おすすめなのが、少しストレスがかかるような仕事を終えるたびに、自分に「ごほうび」をあげる習慣だ。これを「やりたいことリスト」の中から選んで計画しておく。カギは計画しておくことだ。思い付きでやりたいことをやると、やりすぎてしまうが、ちゃんと計画しておくと、その楽しみを目標に頑張れるわけだ。
「小さなごほうびは、仕事ーとくに、不安を感じる任務ーを成し遂げるための刺激(インセンティブ)として「充分に役立つ」というよりも「最適」なものである。」(P180)
脳が教える!1つの習慣 ロバート・マウラー(著) 講談社 本田直之(監訳)中西真雄美(翻訳)
自分を動かすノウハウの一つだ。さっきは、今日のビッグなタスクを終えたので、アマゾンで一冊本を買った。マケプレなら数百円だ。それでハッピーになるなら安いもんだ。買わなくても、ほしいものリストに入れた本のレビューを見るとか、そういうのでも楽しい。私のやりたいことは、本にまつわることが多い。
本当に小さなことだが、自分を大切にする習慣を持つことで、一日一日の人生の質は変わる。いくらやっても、自分はダメだ、なまけている、もっとやらなきゃってうちたたき続けてきた感がある人生だったが、もうちょっと、オンとオフを切り替えられるように、意識していきたい。
私の憧れは、哀川翔さんのスタイルだ。とにかく早寝早起き。朝起きると、好きなことに没頭しているのだ。
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq)