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モヤモヤした感情をリセットする「脳内クリアリング」

心理学でいうところの「クリアリング」とは、モヤモヤした感情をスッキリきれいに消してしまうことだ。まあ、感情を操作することは簡単ではない。発達障害傾向の執着気質もあるのかもしれないんだけど、一つのことが引っかかると、もうそれしか考えられない。何をやっていても。

スマホをリセットするように、自分の頭の中をクリアリングしよう。簡単な方法を学んで実践しているが、意外と効果が高いのだ。しかも10秒だ。

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【書評】10秒朝そうじの習慣 ~人生を劇的に変える最強メソッド 今村 暁

掃除は最高の脳内クリアリング

頭の中だけでモヤモヤした感情を操作するのは不可能だ。どんどん、こんがらがってゴチャゴチャになる。そんな時は身体を動かすのがよい。それも、単に運動ではなく掃除を行うってのがキモだ。掃除は目に見える形で部屋が片付いていくので、それと同時に頭の中を整理するきっかけになる。「習慣教育」の今村氏は、部屋をもう一つの脳、「外脳」と呼ぶ。

「人間の脳と、部屋の状態である外脳は連動していますから、外脳(部屋)をキレイにすると自然に脳内もクリアになっていきます。頭の中身を変えるのは難しいからこそ、外脳を操作することで、本当の右脳左脳の中身も入れ替えてしまうと良いのです。外脳のモノをひとつずつ捨てれば、ひとつ脳内がキレイになります。ぱっと窓を開けて10秒換気すると、実際に頭の中も風が流れるような良い気持ちになります。たった10秒で脳のクリアリングができるのです。」(P95)

10秒朝そうじの習慣 ~人生を劇的に変える最強メソッド~ (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2011/12/5 ワニブックス 今村 暁 (著)

たしかに頭の中が混乱している時は、デスクも整理されていない。気がつけば、PCやプリンタにも埃が薄く積もっている。頭を抱えて悩んでいる暇があれば、立ち上がって、デスク周りを整理し始めるのだ。たった数分間で思いのほかキレイになる。最近お気に入りなのは、軽くふき掃除した後に、身の回りを消毒することだ(笑):参考:ひたすら身の回りの消毒に「ZiACO」(次亜塩素酸水溶液))

掃除はけっこう熱中しやすい。最初から掃除が好きだったわけではない。ADHD傾向が強いので、もともとは「片付けられない人」だ。しかし、一度片付けてみると、意外と短い時間で身の回りがスッキリしていくのが快感だった。実は、この時、頭の中もスッキリしていたのだ。私のお気に入りは、ポモドーロテクニックの合間、合間に掃除をすることだ。

*ポモドーロ・テクニックとは25分仕事して、5分休憩するスキル。詳しくはこの本で。

5分の休憩って言っても、スマホなんか見るとかえって疲れちゃうし、5分じゃ収まらないから、その辺を掃除するのが一番よい。気分はリフレッシュするし、目につく範囲はキレイになるし、悪いところがない。そのうち、中間の休憩時間15分にトイレ掃除したり、掃除機をかけたりするようになった。

モヤモヤ悩み続けて、時間も労力も無為にするより、生産的に脳内をスッキリさせられるってのは最高だ。

本当に「整理」が必要な時

もちろん、この方法は一時的な効果しかない。とにかく、モヤモヤした感情ちを切り替えて次のことしなきゃいけない時に、脳内クリアリングとして一時的に問題を棚上げするのだ。しかし、いつまでも逃げてはいられない。ある程度複雑な問題の場合は、一度、ちゃんと向き合って「整理」することが必要な時もある。

そういう時に私は、マインドマップを描きながら自分の感情を書き出す。頭の中の目に見えないモヤモヤが見えるようになってくると、それを「整理」しやすくなってくるのだ。

だから、短期的には「脳内クリアリング」(その辺の掃除)で気持ちを切り替えて、中・長期的には「モヤモヤ整理マップ」(マインドマップ書き出し)で気持ちを落ち着かせるのが、綿樽剛流の感情との向き合い方だ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq