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目標達成にポジティブシンキングは効果がないことが20年の研究で分かったぞ!〜願望を実行計画に変えるWOOPの法則〜

ポジティブシンキングはポジティブな環境の時は効果がない

ドツボ

目標達成のアプローチにおいての決定版と言える著書

『成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則 』

を読みました。

これ、日本語版タイトルがマジで見当違いすぎておりまして

正しくは『ポジティブシンキングを考え直す』です。

成功するためにポジティブシンキングは邪魔だと言わんばかりですがそんなことは全くもって違います。

ポジティブシンキングはどんな時に有効か?

というテーマで20年間ポジティブシンキングを研究してきた著者が語るめちゃくちゃ信用度が高い作品となっております。

本書の一貫した説として

”ポジティブシンキングは、すでに目標が達成されたかのような幻想を与えてしまう。その結果、目標に向かうための意欲が削がれてしまうのだ”

とのことです。

脳は「現実と空想を区別できない」なんて言いますけど、ポジティブイメージを持つ事によって脳がすでに目標をやり遂げたように感じてしまうんですねぇ。

では、ポジティブシンキングがどんな時に役に立つのかというと簡単に言えば

苦しい環境で暮らしている時

です。

ポジティブシンキングには

差し迫った不安や悩みを取り去る効果

があることが認められております。

だからダイエットだったり、タバコを止めたりする時には使えませんが

砂漠のような環境で耐えたり
冤罪で捕まった後希望を持ち続けたり

する時、ポジティブシンキングは大いに効果を発揮するでしょう。

目標達成率を2倍にする「WOOP」の法則

スタートアップ

本書では目標達成の考え方として、ポジティブシンキングの代わりに

「WOOP」の法則

というものを使うことを推奨しております。

これは正しくポジティブシンキングを使って目標の達成率を確実に高めるテクニックです。

具体的には

1.願望(WISH)
2.成果(OUTCOME)
3.障害(OBSTACLE)
4.計画(PLAN)

の4ステップで構成されております。

本書の研究事例によると普通のポジティブシンキングに比べ、2倍の成果を出し、2年間の長期研究でも「WOOP」の圧勝だったんだとか

「WOOP」の具体的な進め方、は下記のサイトに詳しく載っております。

簡単にステップ化すると

0.完全に邪魔の入らない環境を作る(イメージトレーニングなので

1.願望:仕事やプライベートに関して自分が抱く願望や不安を詳細にイメージ
 →達成は難しいけど、頑張ればなんとかなりそうな難易度設定をする

2.成果:上の願望や不安に対して「ベストな成果」をイメージ
 →例)願望:毎日書評を書き続ける
    成果:スキが50以上つく!

3.障害:上の「ベストな成果」に対して障害になるものを出来るだけ詳細にイメージ
 →どんな考え方、行動、習慣、感情が目標達成をさまたげているのかをどんどん思い描く

4.計画:以上を踏まえた上で最後に計画を立てる。
 →「イフゼンプランニング」を推奨
   例)・本を読んだら、「何を得たのか?」をノートに書く
     ・仕事から帰ったら、まずは寝て体力を回復する 

以上のステップを寝る前に実践して習慣化するといい感じです。

さぁ!下記サイトから実践してみましょう。5~10分くらいでやれます!

「WOOP」の実践例

戦う

ここからいくらか「WOOP」の実践例を載せて今回は終了したいと思います。

・エクササイズの場合
1.願望:毎日ジョギングする
2.最高の成果:気分良く暮らす
3.障害:帰宅後はいつも疲れている
4.計画:もし帰宅後に疲れていたら、ランニングシューズを履いて外に出る
・健康的な食事の場合
1.願望:毎食野菜を食べる
2.最高の成果:幸福感アップ
3.障害:自宅に野菜を常備していない
4.計画:もし朝仕事に向かって家を出たら、食料品店で野菜を買う
・note投稿の場合
1.願望:毎日投稿する
2.最高の成果:スキ50以上
3.障害:スキが付きそうなネタがあまりない
4.計画:もしネタが尽きてしまったら、あまり読まれない本で新鮮な知識提供ができるネタを用意する

といった感じ。色々と応用が可能なうえにシンプルで効果的な「WOOP」の法則でした!

寝る前に行うことがマジでいいですね〜。5分で目標達成率が倍増するイメトレでした。


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