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「コミュニケーションの行方(その5)」

コロナを機に急激に変わりつつあるコミュニケーションの行方について私見を書いてきました。そもそも「会話」とは…と書きかけたのですが、オンライン会議システムに大きな動きがあったので、まずはそちらを速報しておきます。
 
目下、主流になりつつあるのが、Zoomです。今朝の新聞でも憲法記念日に関わる講演会をZoomでしてたり、その他、複数で Zoomというワードを目にします。
 
Zoomが使われるのは、まず映像と音声の安定性だと思います。また、最大接続人数も1000人です。他にもメリットはありますが、別の項にしましょう。多くの人が利用しているLINEでもビデオ通話ができます。ただし、こちらは通話の品質がZoomと比べると格段に落ちるというのが私の感想です。これは致命的です。
 
また、オンライン会議システムとビデオ通話には、根本的な仕組みの違いがあります。LINE、Skype、Googleハングアウトは、ビデオ通話であり、オンライン会議システムではありません。
 
ところが、満を持して巨人が割って入りました。私がいつものようにGmailで仕事のやり取りをしていると、左の隅っこからGoogleが話しかけてきます。GoogleMeetです。「なんじゃこりゃ?」とクリックしてみると、Zoomと同じようなウインドウが開いて、即、会議ができるような感じです。非常にスムーズです。
 
GoogleMeetは、法人版がリリースされていましたが、ここに来て、個人にも法人版とほぼ同じ仕様を期間限定ではありますが、解放してきました。さらに、Zoomでは、個人使用の場合、40分という時間制限がありますが、GoogleMeetは、24時間と実質無制限のような出し方をしてきたのです。
 
ここで、そもそも論です。システムの行方もさることながら、そこで交わされるコミュニケーションをこそ、今、考え直さねばなりません。安心して自分を表現できる、安全な場。決して、どのシステムが優れているのか?ということに終始しては、我々は、また、コミュニケーションの本質を置き去りにしてしまうことになりそうです。

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-