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なぜ散らかす?

我が家はわりと動物王国である。
まずミニチュアダックスが2匹。
錦鯉が4匹、金魚が4匹。
金魚は一時期15匹ほどいた。
水槽だけで4つもあった。
水槽掃除は結構なハードワークである。

特に冬場は水が冷たいのもあるけど
水温調節がめんどくさかったりもする。

だが縁あってうちの子になってくれたので
最後まで面倒を見る義務はある。
ただし、魚たちの面倒は、私一人の腕にかかっておる。
万が一、私に何かがあったとき
魚たちはどうなるのであろうか?
ちょっと心配になってきたので、
あとでマニュアルを作っておこう。

さて、ワンコと魚以外に
もう一匹動物がいる。
それがコイツだ。

そう。ウサギである。
この写真では片耳が立っているけど
れっきとした垂れ耳のウサギです。

ホーランドロップイヤーという種類で
2歳になった女子。
名前は「兔楽」と書いて「うたの」。

実は前々から飼いたかったのだが
うちにはウサギ狩り用のワンコがいる。
いくら人間に慣れているとはいえ、
野生の血をなめてはいけない。

外出から戻ってきたら凄惨な現場だった

ということは避けたい。
なのでずーーーーーーっとウサギは我慢していた。

ただ「飼いたい欲求」は消えないわけ。
そして2年前、それがピークに達したとき、
ある天命を受けることになる。
それは

「ワンコは2階、ウサギは1階で飼えばいいんじゃね?」

そうなのだ。フロアーを物理的にわければよいのだ。
なぜそこにもっと早く気が付かなった!
俺の数年間を返してほしいわ。まったく。

そうなると善は急げ!でさっそく専門店にGO!
幸い三重県内には、ロップイヤーのブリーディングをしている
ロップロップランドというお店があった。
早速メールでやりとりをすると、とても丁寧な返事をいただいた。

「これはぜひうかがわねばならぬ!」

奥さんに「見るだけ」と伝え、お店に向かった。
ちなみに県内といったけど、うちから車で90分かかるのよねw

それはまあいい。大事なのは出会いとアフターフォローだ。
ちょっと見学にいったロップロップランドさんだったが
店長のまさこさんがまー良い人で。
いろいろ詳しく教えてくださった。
このとき「にんじんはあげちゃダメ」ということを知った。
なんでも糖分が高すぎるそうな。

あとネザーランドドワーフ(ピーターラビットのモデルね)よりも
ロップイヤーの方が大らかなので、ワンコとかいるのなら
ロップの方がいいかもと。
「ちなみにダックスなんですが」と伝えたら

「あ、ああ・・・。じゃあフロアわけた方が良いかも」

はい。そうします。

見学だけだったが、帰りに道は飼うことが決定していた。
しかも名前も考えていた。早すぎやろ。
兎楽は奥さんが「楽という字をつけたい」というので
それを基準に考えた。
他の候補には縁楽(えんらく)があったが却下された。

苗字と合わせて字画を見た結果、兔楽に決定。
うん。ごろも悪くないし、字面も悪くない。
でやってきたのがコイツ。

まあ、かわいい。
来たときは本当にちっちゃくって、こうして抱っこしても
おとなしく抱かれてくれておった。
なので「ウサギはこういう生きもの」だと信じていた。

だがしかし、わずか数か月で
その本性を知らされることになる。

まずでかくなった。

一年たたないうちに、3倍くらいでかくなった。
体重も2.5倍。ちなみに店長さんによると

「うたのちゃんはちょっと大きいねえ・・・」

やっぱり?
でもエサの量は守っているし、なんなら少し減らしたくらい。
多分骨格の問題なのであろう。
それはまあ健康なら良しとしよう。

問題はそこではない。
なんと抱っこできなくなった。

とにかく暴れる。
すごく暴れる。
そしてウサキックをかます。

このウサキックがかなり痛い。
やつらは爪もするどいので、これも凶器である。
しかもときどき「噛む」。
多分甘噛みなのだと思うが地味に痛い。

でも木材を破壊するくらいの歯と顎のチカラがあるから
マジがみされたら指の1本や2本は無事ではすまない。
なので怒らせないことがほんま大事。

まーそれでもかわいい生き物です。
見てて飽きないし、匂いもないし、鳴かないし。
散歩もワクチンもないからそこは助かる。

今は私の仕事場に居る。
この部屋は静かだし、エアコンを新調して
いい環境を整えられているので快適らしい。

基本問題はあまりないが、ひとつだけ苦言を呈したい。
それは「チモシー問題」である。

チモシーとは牧草のことで、ウサギの主食はこれである。
なので毎日たんまり牧草を与える必要がある。
(それ以外にラビットフードもあるが)

チモシーは専用の入れ物に入れて、
ケージの中に置いてある。
こんな感じ。

そう。チモシーはケージの中なのだ。
外ではチモシーは与えられていないのだ。

にも関わらずだ。
私の部屋はこういう有り様になっている。


おわかりいただけただろうか?
写真下部がケージである。ヤツの姿も確認できる。
その前の床がチモシーだらけになっておる。

これはケージ前だけではない。
部屋全体がこんな感じ。
写真では見えてないけど、左上の方に
私のPCデスクがあるのだが、
その下にも散乱している。

もうね。掃除が大変なのよ!

ケージの中にあるはずのものが
なぜこんなところにある?

そしてなぜ散らかす!!!!

調べてみるとどうやらチモシーは
ウサギにとって食べ物であると同時に

遊び道具でもあるそうです。

ならしょうがないとは思うけどさ。

パパは食べ物で遊ぶことは反対です。

追伸1
最近はラビットケージの下側のトレイを引っ張り出し
中に敷いてあるトイレシートを引きづりだすという遊びをはじめおった。
これマジでやめてほしい。

追伸2
ウサギは鳴かないけど、怒ると足を踏み鳴らす。
これがすごい音がする。以前ケージの上にノートPCおいて
動画を観ていたら物凄く怒って、1時間足ダンされたことがある。