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生き延びろ!

昨日の雨と強風で
桜ダメかな~と思ってたけど
今日もしっかり残っていた。

すごいなーと思う。

桜の生命力なのか?
それとも運なのか?

いや、個人的にこれは

桜の精神力だと思っている。

「こんなことには負けへんでー」

そんなど根性がある気がするよ。


昭和生まれの私は
「根性」という言葉を
嫌というほど聞かされた。

親から、友人から、先生から
部活の先輩から、顧問から。

マンガ読んでも「根性論」は多かった。
なんたって「巨人の星」を見て育ったからな(笑)

努力すれば報われるって
マジで信じていた時代だ。

確かにそういう時代だったかも知れない。
学校も会社も。

努力すれば結果が出て
その分リターンがあって。

そうやって日本は成長してきたんだ。
それが昭和の常識だったのかもしれない。

ただね。
当たり前のことだけど
すべての努力が報われたわけじゃない。

失敗した人、挫折した人もいる。
そもそも競争に参加させてもらえなかった人もいる。

うちの両親はこちら側に入る。
社会的弱者だった。

その両親も今は私の家で
あとどれくらい残っているのか
わからない時間を過ごしている。

父親は病気があって
ほんと日々バタバタするのだが
それでも彼なりに
毎日を大切に暮らしている。

生き延びることだ。
何事も華々しく成功するよりも
その世界で生き延びることだ。

それが大事だと思う。
それが大舞台じゃなくてもいい
世界の片隅でも構わない。

生き延びるために、頑張り続ける
古臭い根性論と言われようが
「絶対続けてやる」という気持ちで
はいつくばっても前に進む。

それはもしかしたら
思っていたのと違うかもしれない。
内心「みっともない」と思うかもしれない。

でもね、諦めずに頑張る姿を
ずっと見てくれている人たちもいるんだ。

その人たちはあなたの姿を
「美しい」と思ってくれるし、
「助けたい」とも思ってくれる。

生き延びよう。
続けていこう。
今が凄い暴風雨でも
心の根っこさえ折らなければ
きっとやっていける。

生き延びよう。
あなたが生き延びることで
それを喜んでくれる人がいる。

そして何よりあなたが生き延びてきた後には
ちゃんと道が出来ているから。
そう。次の人が歩いてこれるように。
次の人が諦めなくてもいいように。

生き延びよう。
そして道を作ろう。