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頭を使って文章を書こうとしていませんか?

文章を書くコツはたくさんあれど、
核心はこれだ!と信じてやまないことがあります。


メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。

noteで記事を書くのも慣れてきました。

ということで今回は、
文章を書くことの核心について、私の考えを書いてみます。

(2021.4/21 記事の最後に追記しました)


文章を書いていく感覚が好きです。

たとえ、頭の中に文章が無くても、
真っ白なところに文字を埋めていくと、
それが文章になり、それはいずれまとまりになる。

そうやって真っ白だったところは、意味の集まりになる。


書くこととは、きっと、
頭の中の言葉をただ写すことではなく、
書いた文字や文章が「自分の中にあるもの」を
呼び寄せるような感じだと思います。

例えば、

「私は朝起きたら……」

こういう文があるとして、
この先を繫げてください、と私が皆様にお願いしたら?

きっとこの文を読んだ皆様それぞれが
別の言葉を繫げてくることでしょう。

つまり、この各々の連想の違いこそ、各人の「中にあるもの」の違いです。

さらに上の例よりもさらに小さい単位で、ただ、

「私は……」

と書いて同じことをすると、
さらにもっと多くの種類の連想が起きます。

例えば、

「私は、洋食が好きな人間だ」
「私は、先日ひどい目にあった」
「私は、10年後の夢を持っている」
等々。

数限りなく出てくるはずです。

こういった連想によって呼び寄せられた文章というのは、
書いている人の頭の中を写したものでなく、
書いている人の生き方が反映されたものではないでしょうか。

それぞれの人の人生経験の違いが、
ある単語や文章から連想されてくるものの違いになる。

だから、生きている人なら誰でも、
いったん文字を書いて連ねていけば、
必ず生き方が反映された文章がそこにできあがる。

文章を書くことはそういうことだと思うんです。


文章を書いていく過程には、
瞬間瞬間、切り開いていくような感覚があります。

山の中で草木をかき分けて、
その結果、道ができていくように、
真っ白なところを文字で切り開いて、
意味という道を作っていく。

頭の中で用意した下書きを写すように、
文章は書かれていないと思うんです。

頭よりも連想されて動く手が優先されていくというか。

真っ白なところをいったんかき分ければ、
ある程度その流れで前に進めます。

そして、もし途中で引っかかりがあれば、
そこで方向を変えたり引き返したりすることになります。

(この方向転換では頭を使う面が大きくなりますね)

道のそのつどそのつどの切り開き方というのは、
本当に自由です。

もし書いている途中で手が止まったとしても、
そこまで書いた文章から連想する単語を次に書いてしまえば、
そこから連想が働いて、文章は進んでいきます。

実際にはただ切り開くだけではないでしょう。

切り開くようにして書いた後に、
できあがった文章を読み返して
「飛んだ道」を繋げる作業もあります。

しかし、結局はこのことも、
飛んだ道の間に自然と連想させられる繋がりの文章を、
埋めていくように書いていくだけです。

(実はこの付近の文自体、私が最後に読み返して書き足したものです 笑)

とはいっても、

「やっぱり上手に文章は書けないし」

という方もいそうです。

大丈夫です。

道はどうかき分けていっても、その人なりのかき分け方にしかなりません。

文章で大事なのは、正解や不正解ではなく、
その人らしさがどれだけあらわれるか、だと思います。

だから、まず、ただ切り開く一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?

文章には必ず、あなたが、あなたの生き方が、あらわれるものですから。


実は今回のものは、
全く予定なくかき分け始めてできた山道でした。

今私は、できあがったものを見て、
私はこう思い、こう生きているのだ、
そう自覚させられています。

私は文章の書き方についてこんな風に考えている。

それなら。

もしこれから、

「私には何もない、だから何も書けない」

そう言って尻込みする方がいたら、

「大丈夫、あなたは生きてきた。だからそのことが文章になる」

そういう風に伝えてみたい。

ふと、この文章を切り開いてみて、そう感じました。


ここまで読んでくれた方へ。

私の道をここまで辿ってきてくれて、ありがとうございます。

ここまで辿ってくれたあなたも、あなたの道を開けますように。


追記(2021.4/21)

今回の内容の実践編と言える記事を書きました。

文章を何か書いてみたいという方は是非ご一読くださいませ。


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