怒られた時のメンタルケア術 - 心のストレスから解放される方法
心理カウンセラーの
鈴木慎也です。
怒られることやイライラすることは
私たちのメンタルに大きなストレスを与え
不安定さを引き起こします。
特にいわゆる『最近の若者』と呼ばれる方たちは
は怒られる耐性が低く
一度怒られると
すぐに気持ちが折れてしまうケースも少なくありません。
しかし
怒られた瞬間から早く気持ちを切り替えて
次に進むためには
怒られた時のメンタルケアが重要です。
今回は
怒られたときの心理や耐性についてご紹介します。
怒っている人の心理
怒ると叱るは別であり
叱ることは相手を思いやり指導する行為です。怒っている人の目線がどこにあるのか確認しましょう。
「私はお前のことを思って怒ってるんだ」
という人が居ますが
あれはただ自分の怒りを正当化しているだけで
自分の為になるかは、こちらが決める事です。怒りは自分が不快なのか
相手を思って叱っているのかで大きく分けられます。
怒られ耐性
怒られた時に
すぐに気持ちを切り替えられる人と
引きずってしまう人がいます。怒られるスキルの差は
自分の受け止め方によって生まれます。真面目な人ほど物事を重く受け止めやすく
極端な受け止め方に陥りがちです。怒っているのか叱っているのかを見極め
相手の立場になって内容を理解しましょう。
怒られてる?叱られてる?
見極めるコツとしては
相手が平常時のテンションで、同じことを言われたとして
自分が納得出来るかどうかです。人は強く怒られると
本能的に防御態勢になってしまい
100%相手の話を聞いて、理解する事が出来ません。相手が言っている事を頭の中で
平常テンションに変換して
内容を理解しようとしてみましょう。
大切なのは
平常テンションで言われたと想像して
自分が納得出来た場合です。
それは、相手が何かを伝えようとしていて
自分もしっかり
それを認識出来たという事です。
何事も肝心なのは
相手の立場になるという事です。
例えば、あなたが小学生ぐらいの子供に
漢字の書き方を聞かれたとします。
あなたは丁寧に教えたつもりでしたが
中々上手に書く事が出来ません。
子供は落ち込んで泣き出してしまいました。
この時あなたの心情としては、どうでしょう
教え方が悪かったのではないか
少し言い方がきつかったのではないか
など、ネガティブな印象が多いと思います。
中には
何でこんな事も出来ないんだ
と怒りの感情が出てきてしまう方も
いるかもしれません。
逆に中々上手く書けなくても
子供から上手に書くコツを聞いてきたり
たくさん練習して、上手に書ける様になった
と言われたら
嬉しくありませんか。
ネガティブやポジティブな感情は伝染します。
相手が何かを伝えようとして、叱っている場合
こちらが落ち込むだけというのは
お互いにネガティブしか生み出しません。
相手が怒っている(攻撃されている)
と捉えるのではなく
何かを教えよう、伝えようとしてくれてる
と認識するようにしましょう。
怒ってくれるうちが華ともいいます。
あの時自分の事を思って言ってくれてたんだ
と実感出来るのは
大抵時間が経ってからです。
ちゃんと叱ってくれる人を疎かにしていると
いざ実感出来たときには
関係が修復不可になっている事も多いです。
少しでも相手の気持ちが伝わったのであれば
まずは教えてもらってる感覚で
ポジティブに物事を捉える癖を付けましょう。
【終わりに】
怒られることは過去の出来事であり
次の行動に移るために
早く気持ちを切り替えることが大切です。
怒られた時のメンタルケアを通じて
相手の心理や叱る意図を理解しましょう。
そして相手の気持ちまでしっかりと考えるためには
まず自身のストレスケアが大切です。
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