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感情を描く

文春ジブリ文庫 ジブリの教科書19
『かぐや姫の物語』
文春文庫

この作品を観ると、いつも感情がぐちゃぐちゃになる。
はじめて観たときは、上演後しばらく席を立てなかった。

こんなに心を掻き乱される作品は、今のところ『かぐや姫の物語』しかない。

本の中で、
高畑監督は「かぐや姫の心を、感情を描きたい。」と。

大好きで大嫌いな作品。

絵画における印象派の作品と表現されていて、
なるほどなと思った。

作品至上主義の監督と繊細な表現や技法。

できることなら、いつか高畑監督に会ってみたい。
本当に亡くなってしまったのでしょうか。
もしかしたら、まだ生きているんじゃありませんか。
遺作だなんて、そんなこと言わないでほしい。

もうこの世にいないみたいじゃないですか。

私は今でも、高畑監督に会ってみたい。

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