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0か100かじゃなくて、0を1にすること

「できる」「できない」は100と0ではなくて、その間があります。
積み重ねていくことで、ちょっとずつ「できる」に近づいていく。
そしてあるタイミングで「できた!」と実感する瞬間がくる。
そのためにはまず「一回やってみる」が必須です。

発達支援の現場にいて、プレーパークの現場にいて、ここがポイントなんだろうなと感じるのは、0から1になる瞬間です。
1から2、50から51にかかるエネルギーとは比べ物にならないエネルギーが0から1には必要で、そこを超えられたら60くらいまではスムーズにいけちゃうことがたくさんあると思います。
(85くらいからもっと上を!だと、そこにはまた違う難しさがあるよね)
そして、世の中のほとんどのことは60%くらいの理解や習得で十分だったりします。
仕事にするとか、それでお金を稼ぐとか、「極めたい!」でなければ無理して100を目指す必要はない。
そして「極めたい!」に出会えるってとても素敵なことで、それも「一回やってみる」から始まります。
いろんなことをとりあえず一回やってみて、そういう何かに出会えたら最高です。

やったことがない、知らないことへの最初の一歩は勇気がいります。
側に誰かがいて見ていてくれるだけで、踏み出せる一歩があるかもしれない。
一人でいくには不安な初めて行く場所も、行ったことがある誰かとなら、もしくは一緒に初めてを感じてくれる誰かとなら、行けるかもしれない。

子どもたちより私は長く生きているから、やったことがあることがその分たくさんあって、「初めて」な瞬間が特別なことも知っています。
「それ、食べたことないの?おいしいよ」の私の一言で誰かの0が1になるなら、すごく嬉しいことです。
その瞬間を見られないかなと楽しみに今日も現場にいます。


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