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二兎を追わずして、二兎は得られず。

欲張ることを忘れない。

「二兎を追う者は一兎をも得ず。」
という諺がある。
If you run after two hares, you will catch neither.
の日本語訳らしい。

ある目標を達成したい時に、それ以外の何かを犠牲にしなければいけない状況はもちろん沢山ある。むしろそういうことの方が多いだろう。ただ、一気にどっちも達成できる方法はないかを探す気概は常に忘れないようにしたい。

今までの人生もそうだ。サッカーと勉強とか。
人生における選択は、不思議と二者択一で語られることが多い気がする。スポーツor勉強、田舎or都会、給料orやりがい、自由or安定。どちらか一方ではなく、どちらもgetしたいと思ってしまう。

横浜マラソン

死ぬまでに1度はフルマラソンを走りたいなと思っていたので、去年は医療スタッフとして参加していた横浜マラソンに、今年は初エントリーした。お金も払ってしまった。もう逃げられない。さすがにトレーニングしなきゃ。

サンダル探し

マラソンとは関係ないけど、世界一周に向けて、履いていく靴の他にどのサンダルを持っていこうかなと探していた。以下、候補に上がっているサンダル。

①KEEN ニューポート
旅人から圧倒的人気を誇る。つっかけのように履ける、歩きやすい、つま先が保護されている。H2に進化し、水捌けの良さも装備されたらしい?ほとんど言うことなしで人気が出るのも頷ける。欠点があるとすれば重いことか。重さは401g(片足)。

②TEVA HURRICANE DRIFT
スポサンといえばTEVA。このモデルはストラップ部分もラバータイプで、とにかく軽いし、とにかくすぐ乾くし、旅先で異常にサンダルが匂うというKEENで起こりがちなことも無さそう。重さは、171g(片足)。足入れに手間取るのが唯一の難点か。CHACOと似てる。

③CHACO Z1 Classic
頑丈さでいったらCHACO。自在に調節できるストラップがついていることによるフィット感、しっかりとしたソール。アウトドア・登山にも使えそう。ストラップによる紐擦れが心配。重さは407g(片足)と重め。

ユーティリティプレーヤーを選ぶか、軽さを重視するか、耐久性にこだわるか。決め手にかける、というか、もうどれでも問題ない気がしてくる。結局は自分の足にあったもの、履き慣らしたもので行くのがベスト。南米にはハワイアナスのやっすいビーサンで行ったけど、全く問題なかった笑。

マラソン + サンダル探し = ベアフットランニング

マラソン始めよ!サンダル探そ!ってタイミングで、ふと手に取った本があった。それがこの、『BORN TO RUN 走るために生まれた』だ。

走る民族といわれるメキシコの原住民"タラウマラ族"と、ウルトラランナー達の話。タラウマラ族は、ペラペラのサンダルを履いて山の中をとんでもない距離走ることが出来る。なぜ彼らはそんなことが可能なのだろうか?彼らから学ぶべき、走り方・食べ方・走ることの本質が書かれている本である。

バイオメカニクスとか人類学から、人間は長距離を走るために進化したことの説明が面白かった。(前脚と後脚で走る動物はストロークと呼吸が1:1になってしまうが、人間はピッチと呼吸が互いに独立している。頭が大きくなることで、姿勢が安定した。etc…)

厚底シューズがブームになっている中で、裸足で走ることの重要性を説くシーンの熱量がすさまじい。
1. 最高のシューズは最悪である
2. 足はこき使われるのが好き
3. 人間は靴なしで走るようにできている
裸足になったそのときから、きみの走り方は変わるはずだ!!

というわけで、

ベアフットランニングやってみよう
サンダルでマラソンしよう

と思い立った。

LUNA SANDAL

買ったのはこのVenado 2.0というモデル。どうせ買うなら一番ソールが薄いやつでしょ、ってことでこれにした。本当にペラッペラで、クッション性のかけらもない。

試しに一回走ってみた。当たり前のように足の裏に靴擦れが出来た。正直な感想としては、思ったより走れるなってことと、確かにいつもよりフォームとか足裏の感覚が研ぎ澄まされて膝とか足首に痛みが出ないなってこと。前脛骨筋がいつもより使っているのか痛いこと。フルマラソンをこれで走るかは一旦置いておいて、今夏はルナサンダルランニングを楽しんでみようと思った。

これを履いて、1時間走ってみた。


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