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好きを仕事にする勇気はある? 〜好きと詳しいは別物だよね〜

日々、noteで文字書くの好きやな〜!と言っていても「私はライターには向いてないんじゃなかろうか」と思うことがある。

私は、いろんなサイトのライター募集をチェックするのが趣味だ。自分はリソース的に応募できない時期でも、ただただ募集を見て楽しんでいる。

すると、たまに「漫画・アニメ好きのライターさん募集!」とか「コスメ好きさん!」「グルメな方!」といった募集を見かけることがある。そんなとき「うぉ〜気になる〜!」と思って詳細を見たりするんだけど。

詳細を読んでいくと、3秒前のワクワクがどんどん意気消沈していくんだよね。

そこまで詳しくはない、と。
正確には、御社の求めてるレベル感の知見が自分にはないです、と。

ここで、きっとあなたは言うでしょう。
「そこまで詳しくなかったとしても、仕事にしたいんならさぁ!調べて、さらに詳しくなって、書くんだよ!!努力しろ!!」と。
超わかる。頭ではめちゃめちゃわかってる。今、私はこのnoteのサムネイルと同じ表情であなたの話を聞いている。

さて、話はまるっきり変わるけれど、私はぼる塾の田辺さんがとっっても好きなんですね。品があるところがとくに。

田辺さんはスイーツが大好きなので、とある番組で企業とコラボメニュー開発をしていたんだけど、ひとりでメニュー考案に行き詰まっていたときに(たしかあんぱんに使うスパイスに迷っていたときだったかな)

私はスパイスが好きだけど、詳しくはないのよ。それは別物。好き=詳しいの風潮をなくしたい」(うろ覚え)

といった趣旨のことを話されていて、ズギャァアアンとキたのをおぼえている。

私ほ場合、普段周りに自分よりアニメや漫画を見る人がいないコミュニティに属しているため、なんなら「詳しい」とさえ思っていたふしがある。

でも、やっぱりライターというフィールドだと「そのジャンルのオタクが集うメディアで、彼らに刺さる骨太な記事が書けるか」が目指す先なので「あ、"好き"だと思ってましたけど、そのレベルではなかったみたいです」と、いそいそとUターンしてしまう。

「好き」が仕事につながればいいなぁと思う一方で、自分の「好き」を「好き」のままで、気ままに泳がせておきたいとも強く感じているのだ。仕事に生かせるように「詳しい」に振り切ろうとしたとき、私は"それ"を好きでさえなくなってしまいそうで、ちょっと怖いのだ。

だから、好き×ライティング、のお仕事にはなかなか踏み出せなさそうだなあと思うと、そういう点ではライター向いてないな〜!と思って苦笑いしちゃった!という話でした。

そのぶん、目の前の商品を思うままベタ褒めしたり解説できるライティングは好きだし、目の前のひとについてこれからさらに詳しくなるための会話ができるインタビューライティングも好きだ。


ちょっぴり自分の特性を残念にも思うけど、私は、仕事につながらない「好き」を今までもこれからも何個も何個も小脇に抱えて、多趣味な女として楽しんでいこうと思っておるんです。おわり。

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