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「これが自分の母親だったらそんな切り方するか?」にグッサリ刺された話

たまたま見ていたテレビ番組。
日曜日の初耳学」。

その中でも、林先生が事前情報を調べつくして(書籍など)挑む「インタビュアー林修」という企画が好きです。(※今はこの企画名ではなく「林修が今一番話したい人」?)

マーケティングをやってる身なので、森岡毅さんの回などは「教科書だな~」なんて思ってました。


本題なんだけども、一昨日のゲストは金尾さんという婦人科医の方。

父が大腸がん緩和ケア移行中ということもあり、病気は違えど正直涙なしには見れない回でした。こんな医師と出会いたかったという気持ちも芽生える。

インタビューの中でもいちばん印象的だったのが
「これが自分の母親だったらそんな切り方するか?」と後輩に叱責する言葉。

要は、その患者さんが自分の身内だとしたらそんなメスの入れ方をするのか?と問うてるわけだけど、これがずっしりきた。
(下にTVerのリンク貼ってるけど、8:58頃くらいです)

この考えをもってくれている医師の存在を実感できた(患者視点での)喜びと、職は違えど私自身もそういう仕事をせねば!という思い。


この考え方は全ての仕事に共通するような気がしたんです。金尾先生はこんなことも仰っていて。

症例を重ねてしまうと、その症例を「One of them(多くの中のひとつ)」だと捉えてしまう。手術を受けに来る患者さんにとっては、それが軽い疾患であろうが重い疾患であろうが「Only one」なわけですよね。そこの乖離ができてしまうのは絶対によくないことです。

日曜日の初耳学 1/29放送回より


親じゃなくても、パートナーでもいいし、きょうだいや、親友、恩師を思い浮かべてもいいかもしれない。

たとえばマーケター。
親が一念発起でオープンさせたカフェのマーケティングを担当してるとしたら、このレベルでまぁいいかと宣伝プランを手放せるか?
そのバナーでいいか?
そのキャッチコピーでいいか?

たとえばライター。
パートナーのすばらしい半生を世に伝えたい!と思ったとしたら、本当にこの構成でいいのか?
ここで書き上げてしまっていいか?
タイトルは本当にこれでいいのか?

と必死に考え尽くすんじゃないかな。


金尾先生は、仕事というのは「プロ意識とパッション」だとも仰っていた。プロ意識というのはもしかしたら理性で維持し続けられるかもしれないけど、パッションの根源はやっぱり「愛」だと思う。そして、プロ意識よりも、心持ちひとつで剥がれやすいものもまた、パッションだと思う。

相手にとってのOnly oneを、ちゃんと私からもOnly oneのお仕事で返したい、そう思えたすっっっってきなインタビューだったのでシェアしたくて。20分くらいだから、ぜひ見てみてね。
おわり。


【超!見てほしい!】
いまならTVerでも見れるので、ぜひ!(~2/5 21:59まで)
【超超!見てほしい!】


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