見出し画像

日本一のフリーランスに、俺はなる!

フリーランスWEBエンジニア、福山です。

今回は「こんな記事、山程あるやろ!」と思いながらも、自分の言葉や構成でまとめた「フリーランスの基本」についてまとめたいと思います。恐らくこれを読んでも日本一のフリーランスにはなれませんが、実体験も交えていますので、フリーランスになった時のイメージやその準備の参考になれば幸いです。

フリーランスとは

特定の企業や団体、組織に専従しておらず、業務委託により自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主

ウィキペディアより引用

なるほど、わからん。自分の言葉で分かりやすいようにポイントを説明してみます。

  • 「主に”個人”」で仕事をする業務・契約形態(個人事業主)

  • 企業と契約して案件を受注する・サービスを作ってユーザーに課金してもらう

  • 一人親方でルールや報酬は自分で決める

ちょっと被った点もありますが補足で説明しますね。一つ目に「主に”個人”」と書いたのは個人事業主も雇用ができるからで、私の場合は妻を専従者として雇用しています。またチームで作業する場合も当然あります。

二つ目はお金の稼ぎ方ですが、エンジニアの場合だとSESや直請け(じかうけ)による企業の取引もできますし、自分でサービス・プロダクト・アプリを作ってそれを販売するような形態も可能です。

三つ目は「フリー」の意味そのままです。法律は守りますが、所属組織がないので就業規則などに縛られません。ただ良い意味と悪い意味がありますので、お金・体調・時間などの自己管理はしっかりしましょうね。

フリーランスのイメージ

自分の場合、「フレックスタイム制への憧れ」「おちんぎんの大幅アップ」が大きな目的だったと思いますが、一般的なイメージとして挙げられる点について考えたいと思います。

■お金が稼げる

これは本当だと思います。自分の場合は会社員3年目で20万ちょいだったお給料が、開業後のSESとの契約一本目が35万でした。もちろん税金その他が抜かれてないのを理解するのは当分先ですが、感動は相当なものでしたね。

次の案件では40万→50万と増えて行きましたし、サラリーマンと違って交渉のタイミングが多いので値上げもしやすいです。

尚、当然ですが報酬が上がるというのはそれを裏付ける信頼・技術・実績辺りが必要です。未経験・駆け出しに高い報酬を出す人はいませんので、そこの所は勘違いのないようにしましょう。

■時間が自由に使える

これも本当です。私の場合は「お金」よりも「時間」を重視するコンセプトで活動しています。平日にキャンプやゴルフに行けますし、気が向いたから”明日は休みにしよう”も可能です。

・・・但し、当然ですがお客さんあってのビジネスマンですので、お客さんに迷惑をかけるような休み方は御法度です。深夜まで遊ぶのも勝手ですが、翌朝しんどいのを「フリーランスは自由なので」なんて言い訳できません。

上にも少し書きましたが「自己管理」はフリーランスの基本ですので、それができない人は向いてないので他の道を探しましょう。

■仕事が忙しそうで大変

これは上の二つの話に繋がります。お金を求めれば必然的に忙しくなる事が多いでしょうし、時間を求めるならそれほど忙しくない代わりに稼げません。自分の目的やゴールに合った方針を決めて行動しましょう。

フリーランスになるには

ここまで読んで頂いて憧れを抱いた方もいらっしゃるかもしれません。フリーランスになりたいですか?なれます。すぐなれますよ。

■開業届を出す

開業届を税務署に出してください。おめでとうございます。あなたはフリーランスです。

なんて表現もこれまで書き尽くされてきたのでしょう。でもこれだけです。後は仕事をこなして、お金をもらって、税金を納めるだけです。サラリーマンなら「お金をもらう」の経験はありますね。ではそれ以外の二つについて書いてみます。

■仕事をこなす

仕事はどうやったらできますか?上司にもらいますか?いや上司はもう居ませんので無理ですね。仕事がもらえる前提でフリーランスになる方も多いですが、一般的な駆け出しフリーランスの案件のもらい方を挙げます。

  1. 知人に案件をもらう

  2. 専門サイトへ登録して案件を探す

  3. SESなどを利用してエージェントに案件を紹介してもらう

「辞めた会社から」や「辞めた知人から」というケースが多いです。私の場合は気持ち先行で辞めたので伝手はゼロでした。これはリスクが高いのでお勧めしません。

これ以外のケースは基本的に他人に頼るのですが、未経験で直請けは難しいので、まずは実績を積んでください。計画性のない人・消極的な人はここら辺で詰むと思いますので、サラリーマンに戻った方が身のためです。

■税金を納める

無事案件をこなし、報酬を頂けたでしょうか。素晴らしいです。ここまで来れば継続したり、少しずつ自分に合うよう調整すれば立派なフリーランスとして成り上がっていけるでしょう。

でも仕事をしてお金をもらうだけでは社会から認められません。そうです、税金を納めましょう。税金を納める前にまずは経理からですね。

フリーランスでも経理は必要です。見積書を出して事前交渉が終われば、注文書・注文請書のやり取りを経て納品書、そして私の大好きな請求書を送り、入金確認をします。

年に一回、2月〜3月頃には確定申告も必要ですね。面倒ならお金を払って税理士に依頼できますが、「面倒だからやらない」というのはやめましょう。ただの脱税です。

ついでに言えば「住民税」「国民年金」「国民健康保険」など、今まで意識していなかった(会社がやってくれていた)税金は山ほど目の前に現れます。目を背けずしっかりと対応していきましょう。

フリーランスのリスク

なんとなくフリーランスになるとどんな感じか掴めてきたでしょうか。それではリスクという観点で考えてみます。このリスクに耐えれない人はサラリーマンをやっておきましょう。

■孤独で寂しい

孤独が苦ではない人もいます。私もそっち寄りです。でもほとんどの人は寂しいのではないでしょうか。フリーランスだからと孤独を貫くのはデメリットが多いので、適度に人と繋がるようにしましょう。

■責任を取るのは自分

これは避けれません。逆に言えば、自分の言葉・行動に責任を持ちましょう。会社vs個人(自分)で戦うケースもありますが、ほとんどの場合は味方はいません。

■お金の管理に失敗

上でも書いた通り、確定申告は依頼できますが、経理は自分で行います。現金・預金の把握、入金と出金の金額とタイミングなど管理ができていなければ詰みます。特に不意な出金はあるあるなので慎重過ぎるくらいが良いかもしれませんね。

■信頼性が低い

ほとんどの場合「お前は誰やねん」です。知らない人を信用する人はまず居ません。仕事を積み重ねて実績を作り、信用の貯金を増やして行きましょう。

フリーランスのゴール

という訳で、そんな私も25歳で始めたフリーランスは19年目(2023年時点)となりました。フリーランスの方も色々な背景・都合があって続けている方が多いですが、死ぬまでにどのような歩みをするかは考えておきましょう。

■お金を増やしたい

個人の限界を超えたければ、法人化しかないと思いますし、節税の観点でもその方が良いです。事業を拡大して雇用を増やし、社会貢献してください。

■自由に働きたい

大別するなら私はこのタイプです。バランス良く報酬をもらいながら、独自プロダクト・サービスを運用して、自由な時間を作って日々を過ごしたいです。そのためにはエージェントに頼るのではなく、継続案件を頂ける安定した取引先を開拓したり、困った時に頼れる仲間を作るのも重要です。

■嫌ならやめてもいいんじゃぞ

結論として言いたいのはコレです。某ゲームのお師匠が言っていた名ゼリフですね。興味本位でフリーランスになっても良いし、「こりゃ向いてない」と思えばまたサラリーマンに戻っても良いです。別にカッコ悪くもないし恥ずかしくもないです。むしろ経験値が詰めて良いかもしれません。

それでは皆さん、良いフリーランス生活を!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
今後の励みになりますので、フォロー・スキ・コメントなどのリアクションを是非お願い致します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?