なぜ自傷行為をするのか?

☆本記事は自傷行為や自殺願望について書いています。血の描写もありますので苦手な方・こういった話の影響を受けやすい方、あまり元気でない方は、念のため読まないことをおすすめします。

こんにちは、社会不適合選手権です。

ここ最近、メンタルがかなり落ち込んでおります。
その原因についてはひとまず置いておきますが、
自分でも「だいぶ落ちてんな・・・」と感じる出来事がありまして。

約2年ぶりに、自傷行為をしたんです。

実は、高校時代〜23歳ごろ常習的にやっていたのですが、ここ数年は自分の考えの変化や環境の変化があり、しなくなっていました(やっちゃいたい、と感じることは度々あったけど踏みとどまれていた)。
そして今回。久々に自分の血をみて浮かんだのは「この行為は自分にとってどういうものなんだろう?」という疑問でした。絶対、自分の中にロジックはあるのだろうけど、ちゃんと理解したことはなかったなあと。
てわけで、自己分析スタートです。

(あくまで「私の場合はこう」という個人的な内容であり、精神医学的な知見や他の方の事例については一切分かりかねます。ご理解のうえ読んでもらえると嬉しいです。)

1. きっかけ


高校生のころです。当時の私は離人症状が出ていて、感情があまり動かず、現実みがなく曖昧な意識でした。なにをしていても虚しいし「人生ってなんだ?!?」って感じでした。
また、当時私はロリィタファッションが好きで、雑誌『KERA』を愛読しておりました。そこからファッションだけでなく音楽もサブカル路線のものを好きになっていったのですが、曲の題材として「自傷」が扱われていたり、アーティスト自身に自傷癖があったりして、その行為を知っていきました。
最初はただ興味本位でカッターを手に取ったと思います。
「リスカ、リスカってみんな言ってるけど、そんなに良いものなのか?」と。
実際やってみると、想像していたほど血は出なくて、1本の赤い線ができただけ。それも2、3日で塞がって汚い瘡蓋になりました。
正直「こんなもんか」って感じでした。
ですが、切った時の痛みと、滲んだ血と治る過程を見ていると、なんだか、生きている実感みたいなものが感じられました。離人症で生きてんだか死んでんだかわかんない状態だった自分にとって、それは結構良いものでした。

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