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着物姿の撮影に必要な知識

着物姿の写真を撮影というシチュエーションは

人生で 七五三、成人、結婚を中心に

今では ハーフ成人式、十三(じゅうさん)参り

などがあります

アシスタントの方も

カメラマンの方も

子育て中の ご両親も

着物姿の写真を 撮影する 機会は 度々訪れる

【マインド】_________________________________

着付けの知識や技術があると

外で 偶然居合わせた他人が

ズケズケと「まぁ!だらしないわ!」と

手を出す方が 世の中には いるようです

そんな話を聞くと

お節介したくなる気持ちは

わからなくもないですが

着物 晴れ着 お祝い の方に向けて

ましてや 他人が

知識があるのか 知識があるつもりなのかは

わかりませんが

ズケズケと

時には 無神経な言葉で

めでたい気持ちを 台無しにするのは

いかがなものかと思います

もしかしたら 着付けたのは 身内の方で

プロではなくても

思いを込めて着せてあげたのかもしれません

お祝い には 気持ち が セット

それを忘れずに

【広く浅く学ぶ】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

着物姿の方の写真を撮るカメラマン

アシスタントで 身だしなみをチェックする役

綺麗に写真におさめる為に

乱れには気づきたいですね

写真スタジオで働きはじめた頃の

着物の知識

それは ゼロ でした

ゼロでは さすがに 仕事にならない!

着物好きのお客様の会話に全くついていけない

着物の質問に何も答えられない

子供達に「これなあに?」と

聞かれても 答えられない

などなど

ですので

ざっくり この4つを学びました

・着物の種類

・小物の名前

・年齢や立場によっての 使い方

・写真に映る部分の着物の基礎的な 知識

写真撮影のアシスタントで

浅くといっても そこそこ深い勉強が

必要な部門が

ここでした

撮影中に チェックするポイント】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

襟(えり)が浮いてないか、半襟(はんえり)の幅、袖口(そでぐち)、襦袢(じゅばん)が見えてないか、箱迫(はこせこ)の位置、帯締め(おびじめ)の位置、羽織紐(はおりひも)、帯揚げ(おびあげ)、志古貴(しごき)、袖山(そでやま)、おはしょり、裾(すそ)、シワの見え方、姿勢 など

知識ゼロだと もはや呪文のように聞こえますね

勉強するにも 読めない漢字ばかりでした

写真に映る部分が 乱れているか?正しいのか?

判断できるだけの知識

ちょいと手直し出来るだけの 小技

カメラマンや アシスタント であれば

ひとまず 着付けまで出来なくても

広く浅く知識は欲しい所です

私自身は着付けに関しては

自分で浴衣を着る事と

3歳七五三の着付けをなんとなく

というレベルですが

仕事では

他の種類の衣装の乱れを チェックし

手直しを しています

難しい時には

店内のベテランの着付師さんを

呼べる環境にあるので

その点では 写真づくりの品質を高める点でも

学ぶにしても 恵まれていますが

【着付けは かなり深い】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

なめたらいかんぜよ の世界です

「着付け出来ます」とおっしゃる方は

結構いらっしゃるんですが

仕上がりの美しさが

マイナス100点からプラス100点まで

差があるのです

そして間違った知識を持った方が

クレームを出して 恥をかく事もあれば

間違った知識を広めてしまう事もある

「プロの所で(お金を払って)着付けてきました」

という方の仕上がりが

え?

と 固まる程の 着崩れした お姿だったことも

実は あるのです

【広告媒体】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

フリーカメラマンのチラシで

えらく乱れた着付けの、写真を使用しているのを

発見した事もありました

知識のある顧客を逃している事例でした

被写体の力もありますが

着付けの美しさは

着付師の腕と撮影中のチェック

品質に繋がっています

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