読書感想:仕事や趣味で「自己実現」しなくてもいいんだ~「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」~

こんばんは。(といっても独り言ですが)
この前のJO1の記事が結構多くの人に見てもらえてびっくりしました(笑)
ありがたいですね。拙い文章ですが、自分が発信できているのがなんだか夢みたい。自分の言葉に自信はなかったのにnoteはじめることができたの、自分すごい、ははは。

まあ、今回はJO1ではなく、自分が読んだ本の感想ですね。
本大好きなんですよね。note始めた目的の一つも、本の内容をアウトプットしてもっと自分の血肉にしたい、というものでした。

今回読んだ本は、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」です。三宅香帆さんの本です。結構最近話題ですよね。


手に取ったきっかけ

私が購入したのは、今年の4月でした。完全に積読ですね(笑)やっと今年の9月くらいに読みました。というのは4月から8月までほんとに仕事で忙しくて。。
まさに本を読む余裕がなかったんです。そんな時にこの本を買ってみました。働きながらも本が読めるような時間術的なのを教えてくれるんかなと。


・・・・違いましたね。

本が読めなくなるくらいに働かなくてはいけない世の中を変えようよ

 時間術とかそんな薄っぺらいことじゃなくて、そもそも本が読めなくなるくらい働いている世の中に対して問題提議をしてくれている本でした。
確かにものすごい仕事が忙しいと、インターネットはできるのに、本は読めない。働いていない休日でさえ、気力がない。少し仕事落ち着いても、自分の仕事方法に関する自己啓発本しか読まない・・・もっと仕事頑張らなきゃって自分で自分を鼓舞させてました。
本来は小説や仕事に関係ない学問の本を読むのが大好きだったのに、寝ても覚めても仕事、プライベートでも仕事、切り替える時間がなく、しまいには仕事を通してしか自分の価値を認められないようになってしまってました。

でもこの本は、「そんな仕事だけの人生、本当に「幸せ」なのか?」と自分に対して問いかけをしてくれたんですよ。読書って「ノイズ」らしいです。他人の言葉なので自分が知りたいこと以外の一見いらないものもたくさんあって取り入れるのに労力を使う。一方インターネットは自分が必要な情報だけを手に入れるので楽。何かを知るのにすべてインターネットだけでよいような気がしますよね、楽なので。でもそんな人生たのしい?抽出された情報だけで生きていくのが、自分の「文脈」だけで生きていくのが。他人の文脈に触れることで世界が広がる。何気ない事象でも他人の文脈に触れることで新しい発見ができる。その楽しさはやはり変えられようがないんですよね。。例えばアーティストの曲聴いた時に、え!この歌詞の表現好きだな!って発見するのとか。これも他人の文脈を通じて発見できる楽しさですよね。
だからこの本を通して「ノイズ」を取り入れることができるような余裕を持たないとなあ、そんな働き方がしたいなと思いました。


仕事で自己実現しなくていい、自分で自分を競争に参加させなくてもいい

 ただ、かくいう私、仕事がなんだかんだ大好きというか、やりがいあるんですよ。ただ、この本を通して気づいたことがあります。この「やりがい」をあまりに求めてしまうことで、自分は何か仕事で成し遂げないと価値がないと感じてしまっているということです。あまりに「仕事」の文脈しか触れていないとこうなってしまうんですね。仕事に依存、これ以外の場所はない。だから自分の価値を認められるように自分で自分を競争の中へ放り込み、苦しめるんですよね~、本当はこんなことまでやりたくないのに自分で勝手にやってしまう。他人に攻撃的になる。でも非効率で時間がかかる。自己肯定感下がる。そして燃え尽き症候群・うつ病になってしまう。そんな経験ありました。。

 そうなんですよ。全身全霊全力でやった結果って結局最終的にうまくいかないんですよね。適度に周りに頼ったり楽した方がうまく回って持続的。一生懸命仕事をしている自分がいなくても世の中成り立つし、仕事で自分の価値なんか図らなくていいんだと思います。しかも仕事だけじゃなくて趣味もしかりです。この本でいう仕事も趣味も「半身」で楽しむことができれば、ノイズを取り入れる余裕が生まれて、そこから新しい発見をできる自分、いろんなものをみて感動できる自分になれるんじゃないかな、楽しいんじゃないかなあと思います。
仕事や趣味は自分を幸せにするための手段なので。

適度に手を抜こう

これからこの本を通して自分がなりたい自分になるため、幸せになるためにどうすればいいかなあと考え中です。まずは、仕事でも趣味でもほどほどに。仕事は趣味の時間もあるから、早く終わらせるためにはどうすればいいかって考えてみようかなあ。あとは必要以上に反省して改善しようと努力しないこととか(笑)

もっと気楽に楽しんで生きてみてもいいんだよと教えてくれた本でした。
感謝!

支離滅裂・だらだらだ!失礼しました!!




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?