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【海外インター】子供がどのカリキュラムに向いているか?

先日、インターナショナルスクールのカリキュラムについて記事を書いてみたのですが、あれからまた国内外問わずインターに通わせている保護者と話す機会があり、そこで大体の特性というかこのカリキュラムならこういう子が向いてる、という傾向が見えてきたのでまとめます。(こちらは無料記事)

これは私が日本在住期間を含め約4年間、インターナショナルスクールに通わせている親の話やその後の進路を見てきた上での考察であり完全なる独断と偏見による記事になります。なので異論は受け付けません。(笑)


アメリカンスクールはいじめが多い?

クアラルンプール市内にはアメリカ式カリキュラムを採用している学校はそう多くありません。

ですが東京を始め各国にはアメリカンスクールというものが必ずあります。
(多くはamerican school in 国の名前)
クアラルンプールだと、そのまんまISKL。大使館近くにある、KLで一番学費が高いで有名なISKL。周りで子供をそこに通わせている日本人は、大体が起業家。なぜなら学生ビザが降りないので、外国人であればワーキングビザor MM2Hなどの長期滞在ビザが必要。

とある保護者が「ISKLはいじめが多いと聞いてやめた」と言っていたのだが、はっきりいっていじめってのはどの場所でも起こり得る話なのであまりその情報に対する信憑性は私的に高くない。

じゃあ他の学校にいけば自分の子供がいじめにあわないのかと言えばそうではない。実際に入ってみないと生徒や保護者、教師の質はわからないからだ。

とはいえ、親が富裕層というのは確たる事実らしい。
それでアメリカンスクールといったら、ゆくゆくはアメリカに子供を留学させようとしている場合が多く、アメリカの名門校に入れるためにはそれなりに親子共に学校側に対してアピールをする必要がある。

日本でもAISJに行く子は比較的明るく、社交的で、自分からグイグイ行けるような子供が多い印象。アメリカ文化が本来そうだし、自分がいかに優秀かをアピールする文化が根強いので親から子供にもそういった思想形成がされがちというのが超個人的見解である。

なので、もしかしたら我の強い個人の集まりに、それとは対照的な内気な子供が混ざってしまうと、いじめたつもりはなくても後者の生徒がいじめと感じてしまうことはありそう。

ちなみに私は自分の娘をアメリカンスクールには入れたいとは思わない。
なぜなら彼女は超内気でインドアなので全く馴染める気がしない。そのためISKLも候補には始めから入っていなかった。

ブリテッシュ式に通う生徒の特性

一方で、イギリス式(ケンブリッジ)の学校の生徒の特性はどうだろうか。

マレーシアにおいては比較的、歴史が長い学校が多く
学校の数としてもイギリス式を採用している学校が圧倒的に多い。

カリキュラムとしては幼少期からアカデミックな内容で、宿題やテストの負担も大きいことが特徴。
生徒は学校から掲げられた課題に対して従順にかつ愚直に取り組む必要がある。
決められた目標に対して惜しむことなく努力し、数値化されたスコアに振り回されるが、結果が数値化されているので親子共に一つ一つ着実に成長を実感しやすい。

イギリス式に通わせている保護者の話を聞くと、
小学校1年生の子供が、歴史の授業でなんとギリシャ文字まで暗記させられているという。。それが将来役に立つシーンはあるのだろうか。。と思ってしまったけれど、知識を深めるという点では有効なのでしょう(きっと)
ちなみにそのお母さんは意味がわからないと発狂していた(笑)

それらも含め、イギリス式は古典的な教育にも注力していて、特に男子は紳士的な振る舞いが自然に身に付くというのも特性の一つ。女子はなんとなくお嬢様系が多い。日本的にいうなら花より男子的な印象??

IB式は不思議ちゃん向け?

そして我が娘の通うIB式の学校は上記2つと比べてどうだろうか。

一概には言えないけれど、どちらかというと「我が道行ってるタイプ」の生徒が多い。

その理由としてIBの理念として
「考えること」に重点を置いているので、問いに対する答えが間違っている場合でも決して否定はされない。というかIBでは答えが一つしかない問題を科されることがほぼない。

というのもIBの授業においては様々な角度からの意見が必要なので、全員の価値観が同じだともはやクラスが成り立たない。

また、子供は全ての学びに置いて「自由」が保証されているので、その点では予めゴールを設定されたり必要以上の自己アピールを求められることもない。

逆に他人の意見も取り入れるという意味でのオープンマインドが必要になるので、リーダーを育てるための教育としても名高いのがIBの特徴。

我が校ではSTEAM教育を取り入れており、どちらかと言うと受け身教育ではなく探究心を持ちながら学んでいくスタイルが基礎になっている。

日本でも徐々にSTEAMが浸透しつつあるけど、こうしてみると日本の子供は自己肯定感がものすごく低い。。

もちろん、IBにおいても上級生になるとスコア制度になってくる為、ペーパーテストや、プレゼンテーション、エッセイなどの対策も必要になってはくる。

アメリカ式やイギリス式と比較して、IB式は「自分の得意分野」を持っている子が多い印象。それはスポーツでも、美術でも、芸術でもいい。
とにかくやりたいことがあってそれに向かって必要な学びが何なのかを自分で取捨選択する必要があるというのが特徴である。

子供のタイプ別に見るカリキュラムの違い

超個人的主観のカリキュラム分析をつらつらと述べてきましたが結局自分の子供にどれがあってるんだろう?

私が考える子供の特性に合ったカリキュラムはこう。

アメリカ式=とりあえず社交的。何事に対しても興味津々。自分大好き。他人も好き。喧嘩もするけど仲直りも早い。

イギリス式=親の言うことを守れる。何に興味があるのかわからないのでとりあえずは幅広く学んでみたい。コツコツ机に向かって勉強するのが得意。テストで高得点取りたい

IB式=とにかくマイペース。マイワールドがある。白黒はっきりしていて興味があることとないことで温度感が全く違う。平和主義。


もし海外留学を検討してカリキュラムの違いを知りたい人がいたらぜひ参考になると嬉しいです。が、やっぱり学校によってカラーも違うので必ずしもこうであるとは限らないのでそこはご了承くださいとしか言えないけど
これ以外にも特徴がわかったらまたアップデートしていこうと思います。



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