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【学校行事】インターナショナルデーとは。

先日娘の学校でインターナショナルデーという文化祭的なイベントがありました。下は3歳〜18歳の生徒、そして友人・保護者までもが楽しめるイベントとは。その全貌を深掘りしてきました。


イベントの内容

主にバンド、ダンス、スピーチ、歌などなど各国の文化をステージで披露するパフォーマンス

そして各国の伝統的な料理、雑貨などを販売したりゲームなどができるブース運営

この二つがメイン。
後は学校が主催でフェイスペイント、フォトブース、バルーンプレイエリアなどなど、幅広い年齢が飽きないような催しが出ている。

主に在校生、その家族、友人の参加になるが
日本の文化祭のようにチケットなどはなく、在籍者の誰かと一緒に来るイメージ。

予行練習なし、当日まで詳細不明のパレード

生徒・保護者ともに自由参加

当日、一番初めに各国の国旗を持って行進するパレードからスタート。

各国それぞれ2人だったり、10人だったりと
バラッバラな人数の参加者が楽しそうに歩く(参加したい人だけノリで歩いちゃってるパターン)

列の間隔とか、細かいルールは一切なし。
とにかくキャッキャキャッキャと歩くだけ、ものの5分で終了。

多分間に合わなかった人もたくさんいるはず。笑
それくらいゆるっとふわっと終わった開会式的なパレードでした。

参加は自由?それとも強制?

インターナショナルディ自体の参加は、おそらく強制参加ではない。
ただ、ほとんどの生徒は参加。(特に小さい学年の子はほぼ100%、高学年となると60%くらいの参加率だったように思う)

インターナショナルスクールの醍醐味とも言えるこのイベントなので家族総出で参加しているケースが多かった。

保護者はボランティア?

そこで必要になるのが各国保護者のサポート。

日本の場合だと、事前に日本人グループで「有志参加募集」の連絡がきて
そこでボランティア参加者を募ります。

そのあと、関係者のみで当日に出展するブースの内容、単価、などなど
色々な決め事を行い(確かミーティング自体は2回
程)当日も当番制でブースの担当をすることとなる。

お菓子、餃子、お茶を売る中国ブース

ほとんどの国が同じ流れでブース運営をしているのだろうが
中にはごく少ない国籍の人もいて、そういった場合はブース出展が行われないケースもある。

ほぼ全校生徒が参加するイベントなので
少なくとも10人くらいのボランティアがいないとブースは成り立たないと感じた。

ちなみに保護者だけでなく、高学年であれば生徒自体も積極的にブースのお手伝いをしたり、子供と一緒にお手伝いをする親子もいて、中には自国のブースを張り切って盛り上げる先生もいた。

各国のブースで売られてるもの

例えばこんなもの

イギリス・・・スコーン
イタリア・・・ピザ
中国・・・餃子
日本・・・手巻き寿司
韓国・・・チヂミ
マレーシア・・・ナシレマ

などなど。参加者はタッパー持参で好きな食べ物を次から次へと集め、シート持参でピクニックのように楽しみます。その間バンド演奏だったり、ダンスを見ながら楽しめるので飽きない。それどころか、音が大きいので友人と喋るのは結構大変だった。大人数で回るのはあまり向かないイベント。

各国のご飯をgetした娘 

主に寄付で成り立っている国

私が一番不思議だと感じたのは、
学校から全ての売り物は1RMか2RMと値段が決められていたのですが国によって、お金を払ったり、払わずにFREEで配っているブースの違いがあってとても不思議だった。

おそらく背景には、その国の保護者が多めに寄付をしているか、あるいは過去のインターナショナルデーの利益?をプールして貯めたのだろうか。いろんな憶測がある。今度機会があったらきいてみよう。

ちなみに日本人有志でも寄付はあり、ただ金額が予め決まっていたので大部分は材料費に充てられているはず。

あまりの盛況ぶりに、お金のやり取りがなくなればもう少し並ぶ列が短くなるのかなと思ったが、子供にとってはお買い物ゲームのようで楽しいようでした。

MIXの子供はどの国に属するのか?

娘のクラスに日本人と中国のハーフの子がいるのですが、その子は日本人に属していて、パフォーマンスにも積極的に参加してました。

とはいえ、日本人だろうがインドのコスチュームを着て写真を撮ることもできるし、基本的にはどの国に携わってもOK。
厳密なルールはないので、ハーフだろうがクオーターだろうが少しでも関わりがあればその国のコミュニティで拒まれることはありません。

現に親がハーフ、もしくはクオーターなどザラにあるので、その子どもは1/8ずつ違う国籍のルーツがあることは往々にしてあります。
そこがインターナショナルスクールのいいところであり、なんとも複雑で「あれ、何人だっけ?」といつも思う人が当たり前にいて
どこどこ人と一つの枠に当てはめることなく認識すべきだなと常に思う。

学校のイベントにかける熱量

「今年は〇〇周年なので気合い入ってます!」と言う割には、準備期間も2,3週間だったり、ふわっとしていたのだが、海外では事前に準備する期間はそう長くないのだと知った。

日本の小学校の運動会のように、炎天下の中、何度も予行練習をしたり
PTA主催バザーの打ち合わせ、ポスター作成、事前準備、1円単位での精算、打ち上げ etc
これらの細かいステップはどうやら日本独特のものらしい。

確かに当日誰もが気合い入ってた。
が、ここでは事前に時間を使うことが気合いの入れ方ではないらしい。

と言うより、毎月のように学校内でイベントがあるため毎回準備に時間を取っていられるはずもない。

限られた時間で、最大限の下準備と当日それを実行する馬力はおそらく社会に出てからも必要だなと思ったし、大人も子供も楽しめるようなイベントを作り上げる学校の求心力も素晴らしいなと感激しました。完



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