《番外編》自己啓発を止めた理由は『まったく成果に繋がらない』から (前編)
【99%の人が間違った努力をしているワケ】
こんな人は要注意↓↓
教養本をたくさん読んでいる
ビジネスセミナーに通ってる
ネットワーキングに参加している
※注意※
今回の記事は抽象的な表現が多く読みづらいので、あまりオススメしません。
個人的には、とても大事な考え方なので、非常に有益だとは思います。
上•中•下巻では『アウトプットありきで学習すること』の効果性をお伝えしました。
この番外編では『実践ありきの学習法では補えない成長軸』の話をしたいと思います。
上•中•下巻をサクッと読んでから、この続き《番外編》を読むと更に効果的です。
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《上巻》自己啓発を止めた理由は『まったく成果に繋がらない』から https://note.com/mem_yu/n/n6dc0704d2c0b
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〚 上•中•下巻の結論 〛
• 実践を伴わない自己啓発はただの勉強
• 実践ありきのインプットこそが真の学習
• 実践に移す学習だけが成果に繋がる
〚 この記事《番外編》の結論 〛
飛躍的な成長を実現させるためには『既に持っている知識やスキル』に、新しい分野の知識やスキル』を掛け合わせる作業が必要不可欠です。
実践ありきのインプットだけにすべてのリソースを注いでしまうと『思考の余白』が無くなってしまい、創造性が欠如することで、長期的に見ると成長が鈍化してしまいます。
この記事を読むことで、継続的な成長を達成する『学習の考え方』を学ぶことができ、持続的で加速度的な成功を達成することができると考えます。
〚 視点の数を増やしていく 〛
上•中•下巻では、日々何となくこなしていた業務を最小単位まで分解して、その一つひとつの『行為』を学習の対象としてノウハウ化させることで、目の前の成果を最大化することが可能だとお伝えしました。
「新しい知識をただひたすらインプットするだけの『自己啓発』は、学生の頃の『目的もなく暗記していた勉強』と何も変わらない」ともお伝えしました。
しかしながら、あなたの大切なリソース(労力や時間)をすべて「アウトプットありきのインプット」に投資することを勧めているわけではありません。
目の前の目標達成に必要な範囲だけをひたすら磨いていると、視野や視点が狭まってしまうことが多くあります。
つまり『思考の柔軟性が下がってくる』ということです。
営業の課題を営業視点でしか解決できなかったり、財務の課題をお金のやり取りの範囲で考えていたり、人材の問題を人事面だけで考えたり、といった現象に陥ってしまうと悲惨です。
せっかく『アウトプットありきのインプット』が出来ていても、いつしか成果が出なくなってしまうのは正にココが分岐点になるでしょう。
地頭が優秀な人であれば、『アウトプットありきのインプット』の活動の中で、他分野のことに着目したり、視点を多角化して課題と打ち手の幅を広く持たせることは可能だと思います。
しかしながら、大抵はそんな器用なことは出来ません。
様々な分野の知識を垂直に学びながら、それぞれで得た知識を分野を超えて繋ぎ合わせて行く方が汎用性があって簡単です。
ビジネスでイメージをお伝えします。
例えば、現在は、営業や販売の仕事をしているとします。
並行してマーケティングを学ぶことで、『顧客行動の心理』や『認知から購買までの顧客の流れ』、『購買決定に必要なアプローチの数(コンバージョン)』を営業に取り入れることができます。
さらにファイナンスを学べば、『営業コストと損益分岐点の感覚』や『営業活動の投資戦略』などが分かって、営業という行為を事業レベルで考えられるようになります。
このようにしていくと、目の前の自分ひとりの売上最大化だけでなく、「構造的に且つ持続的に稼ぐにはどうしたらいいか?」「レバレッジをかけて売上を組織的に飛躍させるには?」などゴールの座標自体が変化していくはずです。
もしかしたら、人工知能やブロックチェーンなどのテクノロジーを勉強することで、無人営業システムを会社に導入するといった変革に繋がる可能性だってあります。
そうすると、そもそも営業マン自体がいらない世界を作ることになるので、現時点での自分のポジション(営業マンという役割)を否定するようなところまで飛躍できることになります。
これこそが『視点の多角化』によるメリットです。
私の実体験もお伝えします。
わたしのキャリアは、
• 小売の店頭販売(セールス)
• 自社ブランド商品の開発〜在庫管理(SPA)
• ベンチャー投資
• M&AとPMI
• 経営支援(コンサル)
• アライアンス支援
• プロジェクトマネジメント
です。
大企業に所属をしていますが、スモールビジネスから大企業ビジネスまでを経験し、セールスからファイナンスまでを学びました。
この他分野の経験を繋ぎ合わせていくと、大企業サラリーマンにはなかなか持ち得ない視点を持つことができます。
もちろん複数キャリアから得た経験の掛け合わせだけでなく、自分自身で他の分野も勉強してきました。
• 人工知能
• 人事
• 組織
• コーチング
• 株式投資
• 不動産投資
• 心理学
これらの知識は仕事からではなく、自分自身で学んだ領域になります。
例えばその結果として私の場合は、『事業規模によって経営管理手法を柔軟に変える視点』や『川上から川下までのバリューチェーンを財務面で評価する視点』などが成長してきました。
〚 思考の余白を持つという考え方 〛
つまり「アウトプットありきのインプット」とは別で即アウトプットには移さない「他分野のインプット」をすることが長期的な成長には不可欠だと伝えたいのですが、結局はバランスだと思っています。
私の失敗もこのバランスを間違えたところにあります。
「アウトプットのないインプット」これを私は一般的な自己啓発だと考えていますが、ここの比重が大きくなると評論家に留まってしまい、実績や成果のない状態に拍車が掛かります。←いつかの私です。
逆にアウトプットありきの行動が増えすぎると「優秀で仕事ができる一従業員」に留まってしまいます。
「営業させたらピカイチ!」「法務のことなら〇〇さんに聞け!」「システムのことなら何でもできます!」「財務会計は〇〇さん!」
こういう社員はどこの会社にもいらっしゃるでしょう。
でもこのスキルは「仕事ができる」であって「経営や事業ができる」ではないと思いませんか?
より大きな成果を残すには、『誰にもない発想』や『誰も見えていない光』を捉えていくことが大切だと私は思います。
だからこそ、学びのバランスを取り続けることが必要なわけです。
わたしは、8:2で『思考の余白』に2のリソースを使っています。
時期によってはアウトプットありきのインプットに9割や10割のリソースを割かざるを得ないこともあります。
その場合は、あとで比重を変えて数カ月で見てバランスするように調整しています。
昨年の事例でいくと、春先くらいまでアウトプットありきのインプットが続いていたので、夏から秋にかけてインプットだけの時間を増やしました。
具体的には、ディープラーニング検定に向けて人工知能分野の学びに3ヶ月で500時間を使いました。
正直、未だにこの知識は実践ではまったく役に立っていません。
ただ、視野は広がり、経営視点で効率化を考える際には、その選択肢に「人工知能による打ち手」がアイデアベースで浮かぶようにはなりました。
〚 で、わたしは何を学べばいいの? 〛
リソースの20%を新規分野の学びに使うことが分かったところで、結局「自分に置き換えたら何を学べばいいのか?」と、、、
↓続きの記事↓
《番外編》自己啓発を止めた理由は『まったく成果に繋がらない』から (後編) https://note.com/mem_yu/n/n1f8add859fc0
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自己啓発を止めた理由は『まったく成果に繋がらない』から
《上巻》
https://note.com/mem_yu/n/n6dc0704d2c0b
《中巻》 https://note.com/mem_yu/n/n8ab5acfc659f
《下巻》 https://note.com/mem_yu/n/n90d907beb98d
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vol.57
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