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舞妓さんに憧れて「舞妓さんちのまかないさん」

 おはようございます。

 10月からEテレで「舞妓さんちのまかないさん」が放送されます。

 それに合わせて今回は、私の「京都の思い出」を書きたいと思います。

 恐ろしいことに21年前の話です 笑

 舞妓さんに憧れて

 中学の時に山村美紗さんの小説を読んでから「京都」と「舞妓さん」が好き、というか憧れていて、何度も京都に足を運びました。

 京都には色んな思い出があるのですが、その中で19歳と20歳の時に「舞妓体験」をしています。

 中学の時、舞妓さんになるためにどうすればいいのか、色々調べたんです(本気で)。

 でも、いくら憧れていても琴や三味線など「芸事」が出来るようになる自信がありませんでした(楽器に触れて来なかった人生だった)。

 「舞妓さんちのまかないさん」に登場する主人公のキヨちゃんも最初は舞妓さんを目指しますが、どちらかというと一緒に京都にきた幼なじみのすーちゃんの頑張る姿に見惚れてお稽古になかなか身が入らず。。というシーンがあります。
 私もキヨちゃんみたいなタイプだと思います(料理スキルはキヨちゃんのほうがすごいと思うのですが)。笑 

 私としては舞妓さんになることは諦めたものの、いつか京都で「舞妓体験」が出来たらいいなぁと、思っていました。

 安室ちゃんに影響された10代

 安室奈美恵さんが、私の同世代に多大な影響力があるのは言うまでもないのですが。

 「SWEET 19 BLUES」を16歳で聞いて、衝撃だったんです。

 10代のうちに、何か爪痕を残さなきゃいけない。

 そんな衝動に駆られたのです。

 彼女には、そう思わせるパワーがありました。

 私が10代のうちに絶対やろうと決めたこと、それがぼんやりやりたいと思っていた「舞妓体験」でした。

 中学卒業後、私は文系の私立高校に推薦で入り、大学に進学しました。

 その中で「舞妓体験」をしてみたいという気持ちは変わらず、バイトをしてお金を貯めました。

 旅費は全て、もちろん自腹です(学費以外は全部自分でバイトしてやりくりしていました)。

 10代最後で体験して、もう一度やりたくなった

 19歳の時、高校時代の友達と一緒に京都に行って「舞妓体験」をしたのですが、ドハマりしてしまって「もう一度行こう。今度は京都の街中を舞妓の姿で歩こう」と盛り上がりました(10代の時は室内のみでした)。

 そしてそれが叶ったのが20歳になった年の暮れ。

 当時、年末近い祇園はいつもよりずっと人が少なくて「舞妓体験」をする人も少なかったです。

 ちなみに大変申し訳ないですが、どこのお店だったかは忘れてしまいました(ぽんこつでごめんなさい)。

 かつてお茶屋さんだった建物で着付けをして、室内でも撮影が出来ました。

 私たちは奮発して「街歩き体験」をすることにしました(学生で支払えたので、目が出るものではなかったと思います)。

 しかもただ「その辺りうろうろして来てね」と放り出されたりしませんでした。

 2人のスタッフさんが熱心にガイドをしてくださりながら、綺麗に見えるように毎回着物を整えてくださり、ポーズを指定されながら撮影をしてくださいました。

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 巽橋に、祇園小唄が書かれた石碑の前で。

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 こちらは「舞妓さんちのまかないさん」で、(舞妓として)すーちゃんが「気張れますように」とお参りした辰巳大明神です。 
 まかないさんのキヨちゃんがくれる「毎日」に応えようと決意する素敵なシーンが浮かびます。

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 この撮影の合間、外国からの観光客の方に写真を求められたのですが、スタッフさんが断ってくれました。

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 「撮影されると写真加工されて、ネットに流される可能性があるから」と言われてなるほどと思いました。

 この時、私や友人を守って下さった方たちの気持ちを汲み、今回も記事にする際、顔は隠すことにしました。

 アニメの「舞妓さんちのまかないさん」のページです。

 京都のおもてなしは本当にすごい

 この撮影中にずっと感じたのは、京都に生きる人の誇りとおもてなしの心でした。

 安室ちゃんの生きざまに影響を受けて、思い切って体験した「舞妓体験」でしたが、10代、20代でやって良かったことの一つです。

 その後も、「舞妓体験」をした友達と「都をどり」を観覧したりもしました。

 本当にすごくいい思い出です。

 この間、人生の最後は「横浜に帰りたい」という記事を書きました。

 でもその前に、夫が退職したら1年間を通して京都に滞在をして、移りゆく四季や三大祭などを体感してみたいです。

 妄想に近い願望ですが。笑

 若い時の私はずっと舞妓さんに憧れていましたが、今の私はキヨちゃんが「まかないさん」としてみんなを支える姿に心を打たれています。

 自分も専業主婦頑張ろうと思えます。

 私はすーちゃんのように身を立てる人も、キヨちゃんのように支える人も素敵だと思います。

 漫画も小山愛子さんの優しい絵と言葉に気持ちが浄化されます。

 もちろん、登場するお料理も美味しそうです。

 オススメです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 





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