自分を大切にして

私は大切にされないことなんて
本当にどうでもよかったの
たとえ傷つけられても平気だった
そんなことより私は
誰かがそばにいる
それ以上望むことなんてなかったの
私には何もなくて
誰もいなくて
この世の中で
ひとりぼっちで生きていたから
私のことなんて
みんなどうでもよくて
心配してくれる人も
いなかったから
家の中も
家の外も
私はいつも自分のことさえ
どうでもよかった
自分を守ることを知らなかった私は
知らないまま大人になってから
「自分を大切にして」
という言葉を
生まれて初めて聞いた
そんな言葉あったんだという
驚きしかなかった
私は今もその意味が
分からなくて
分からないことに
苦しんでるけど
自分を大切にできる日がきたら
私はもっと今より楽に
生きられるように
なるような気がする
自分に罰を与えなくても
生きられるように
なるような気がする

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